レビュー著者: 漫画よしあし
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八雲さんは餌づけがしたい。 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- とにかくご飯が美味しそう!大和くんが本当に美味しそうに、そして綺麗に食べるので、読んでいるこちらまで幸せな気持ちになります。深夜に読むと完全にお腹が空くテロ漫画です。
- 八雲さんの大和くんに対する感情が、母性なのか恋愛感情なのか、その曖昧な境界線で揺れ動いている描写がとても丁寧で魅力的です。大人としての葛藤に共感します。
- 大きな事件やドロドロした展開が一切なく、ただ「美味しいご飯を作って食べる」という日常の積み重ねが描かれるので、心が疲れている時に読むと劇的に癒やされます。
- 大和くんの真っ直ぐで裏表のない性格が最高です。彼が無自覚に発する言葉が八雲さんの心を救っていく過程に、思わずホロリとさせられるエピソードが何度もありました。
- 周囲のキャラクターたち(八雲さんの妹や大和くんの同級生など)も皆優しくて良い人ばかり。優しい世界観の中で、二人の関係をそっと見守りたくなる作品です。
悪い所
- 劇的なストーリー展開や波乱を求める読者には、少し単調で物足りなく感じられるかもしれません。「日常系」特有の穏やかなペースが合わない人には退屈かも。
- 高校生と大人の女性という年の差があるため、二人が恋愛関係に発展することに対して倫理的な引っかかりを感じてしまう読者もいるかもしれません。
- 「未亡人が男子高校生にご飯を作る」というシチュエーション自体に、少し男性向けのファンタジー要素(都合の良さ)を感じてしまい、そこにリアリティを求めると入り込めないかも。
- ご飯の描写がメインになるエピソードが多いため、二人の関係性の進展(特に恋愛面)が非常にゆっくりです。じれったさを楽しめるかどうかが評価の分かれ目になります。
- 大和くんが鈍感すぎる場面が多々あり、「ここまで気づかないものかな?」と少し都合よく描かれているように感じる瞬間がありました。





