レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

めだかボックス の感想と評価(良いところ、悪いところ)

めだかボックス

めだかボックス

著者: 暁月あきら西尾維新

連載: 週刊少年ジャンプ

ジャンル: 少年マンガバトル異能学園

評価: 8.5/10

あらすじ

箱庭学園の生徒会長・黒神めだかは、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能という完璧な超人。彼女は就任と同時に学園内に「目安箱(通称:めだかボックス)」を設置し、生徒たちのあらゆる悩みを解決していくと宣言する。幼馴染の人吉善吉とともに、日々持ち込まれる奇想天外な依頼をこなしていく二人だったが、やがて学園の裏に潜む「フラスコ計画」や「異常(アブノーマル)」と呼ばれる異能力者たちの存在が明らかになる。西尾維新による言葉遊びやメタフィクション要素と、暁月あきらの美麗な作画が見事に融合した、前代未聞の学園異能バトルマンガ!

良い所

  • 序盤の学園お悩み相談から、異能バトルへと路線変更してからの盛り上がりが凄まじいです。特にマイナス十三組の球磨川禊が登場してからは、彼の圧倒的なカリスマ性と魅力にすっかり夢中になりました。
  • 西尾維新先生ならではの、言葉遊びや独特な言い回しがクセになります。セリフの文字数が多くて読むのに体力がいりますが、それ以上にキャラクターの放つ名言や屁理屈バトルの面白さに引き込まれました。
  • 暁月あきら先生の作画が本当に美麗で、バトルシーンの迫力はもちろん、キャラクターたちの表情や色気が素晴らしいです。めだかちゃんの強さと真っ直ぐさに勇気をもらえます。
  • 「異常」や「過負荷」といった能力の設定が非常にユニークで、力押しだけでなくルールの裏をかくような頭脳戦が楽しめます。メタ発言など、既存の少年漫画の王道を壊すような展開が新鮮でした。
  • 後半に進むにつれてキャラクターがどんどんインフレしていきますが、そのハチャメチャな展開も含めて最高に面白いです。最後まで自分たちのスタイルを貫き通した、記憶に残る大傑作です。

悪い所

  • 西尾維新特有の長々としたセリフやポエムのような語りが多く、読むのが非常に疲れます。純粋なアクションバトルを期待していると、屁理屈ばかりの展開にイライラしてしまうかもしれません。
  • 序盤の生徒の悩みを解決していく日常系の雰囲気が好きだったので、途中から急にトンデモ能力バトル路線に変更されたのは残念でした。作品の方向性がブレているように感じてしまいます。
  • 能力が後出しジャンケンのようにどんどんインフレしていき、最終的には何でもありの言葉遊びバトルになってしまったのが少し萎えました。もう少し分かりやすくて納得感のある戦いが見たかったです。
  • メタフィクション発言や、読者を挑発するような描写が多く、好みがはっきりと分かれる作品です。王道の少年漫画が好きという人には、少し捻くれすぎていて合わない世界観だと思います。
  • 登場人物たちが理屈っぽく、あまり感情移入できませんでした。特に主人公のめだかちゃんが完璧超人すぎるため、ピンチになってもどうせ勝つんだろうなと先が読めてしまい、緊張感に欠けました。

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