レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
黒崎くんの言いなりになんてならない の感想と評価(良いところ、悪いところ)
黒崎くんの言いなりになんてならない
著者: マキノ
連載: 別冊フレンド
評価: 8/10
あらすじ
高校デビューを決めて寮に入った由宇の前に現れたのは、誰もが憧れるやさしい白王子と、みんなに恐れられる黒悪魔。ひょんなことから黒悪魔の髪を切ってしまい、賭けにも負けた由宇は、彼の「言いなり」にされる羽目になる。いきなりのキス、意地悪な命令、なのに危ないときには必ず助けに来る。嫌いなはずの相手に、なぜか揺れてしまう気持ち。親友同士の二人の王子が抱えた過去も少しずつ見えてきて、三角関係はどんどんこじれていく。中学時代の弱い自分と決別しようともがく由宇のまっすぐさが、いつしか冷たい黒悪魔の表情まで変えていく。振り回されて、ムカついて、それでもキュンとしてしまう、寮で始まる甘くて強引な学園ラブ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 最初は横暴で嫌な男子が、ヒロインの影響で少しずつ一途になっていく過程をじっくり追いたい人
- ドSで口は悪いのにいざという時は必ず助けてくれる俺様男子に、とにかくキュンとしたい人
- 受け身で守られるだけでなく、自分で考えて前に進むヒロインの恋と成長を見届けたい人
向いていない人
- 恋愛ものの男子でも、強引なキスや上から目線の態度はときめきよりモラハラに感じてしまう人
- 二人の男子の間で揺れ続けるヒロインにもどかしさを感じやすく、早く関係が進んでほしい人
- 人気者のイケメン二人に想われる王道の学園設定より、現実味のある高校生の恋愛を読みたい人
良い感想・レビュー
- 最初はイケメンにちやほやされる恋愛ものだと思っていたのに、王子扱いされる男子が抱える葛藤がリアルで切ない。周りに貼られたレッテルとは裏腹に、コンプレックスに悩むふつうの男の子なんだと身近に感じられた。
- 黒王子の台詞に『なんでそこでそうなる?』と突っ込んでいたのに、育った環境がわかるにつれ、横暴に見えた態度にも納得がいくようになる。読み返すと最初から主人公を守りまくっていて、ツンデレぶりに萌える。
- 最初は嫌がらせのように構っていた黒崎くんが、どんどんヒロインに夢中になっていく過程がおもしろい。付き合ってからの大好きすぎて甘々な一途さがたまらないし、親公認の安定感もいい!
- 途中でだらだらせず、ほどよい焦らしのあとにドカンとキュンが来る配分がうまい。友達や家族とのエピソードもあって、背が伸びたり顔つきが変わったりと、高校生の成長まで細かく描かれていて感心する。
- ヒロインがただ受け身のいい子ではなく、自分で考えて相手を思いやれる芯の強さを持っているところに好感が持てます。最後に自分のやりたいことを見つけ、自分の足で前に進んでいく姿もかっこいいです。
悪い感想・レビュー
- 嫌いと言いながら二人の男子の間をフラフラする優柔不断さに、読んでいてイライラが募る。最初のように強気のまま押し通してくれれば好きになれたかもしれないのに、すぐに絆されてしまうのが残念だった。
- 無理やりキスしたり上から命令したり、王子と呼ばれる彼の言動がモラハラにしか見えない。付き合ってもいないのにセクハラまがいの行動が続き、どうしてそこに惹かれるのかがわからずリタイアした。
- どう見てもヒロインと黒崎くんがくっつく話だと最初からわかっているのに、付き合うまでが長く同じやり取りの繰り返し。途中で読むのをやめようか迷ったほどで、展開の遅さに疲れてしまう。
- 道行く人が振り返ってキャーキャー言うようなイケメン高校生なんて現実にはいないし、王子二人の言動も高校一年生とは到底思えない。設定が極端すぎて大人には入り込みにくいのが正直なところ。
- なぜ学園の人気者二人が主人公を取り合うのか、ピンときませんでした。ヒロインに魅力や可愛げを感じられないうえ、話は黒崎くん主体で進むので共感しにくいです。










