レビュー著者: 漫画よしあし
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ヤマトナデシコ七変化 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- スナコの突き抜けたホラー趣味と、イケメンたちの困惑ぶりが面白すぎて、ページをめくるたびに笑いが止まりません!少女漫画のヒロインが人体模型を抱いて寝るなんて、この作品以外ではあり得ない快挙です(笑)。
- 恭平が自分の容姿ゆえの孤独を抱えながら、スナコという唯一無二の存在に惹かれていく過程が本当にエモい。ただの逆ハーレムではなく、コンプレックスを抱えた者同士の強い魂の共鳴を感じて、胸が熱くなります。
- はやかわ先生のシュールすぎるギャグセンスと、たまに入るシリアスな美形描写のギャップが最高です!スナコが美形を見て鼻血を噴き出すシーンは、もはや様式美として毎回楽しみに待ってしまいます。
- 「レディーとは何か」という問いに対するスナコの答えが、いつも自分らしくて格好いいんです。周囲の価値観に流されず、自分の好きなものを貫き通す彼女の姿に、今の自分でいいんだという勇気をもらえました。
- 全36巻という長丁場でしたが、個性豊かな4人のイケメンたちそれぞれの成長物語もしっかり描かれていて、最後は親戚のような気持ちで見届けられました。読み終えた後の、賑やかで温かい余韻が大好きです。
悪い所
- 長期連載ゆえに、「スナコが眩しがって鼻血を出す」という基本パターンが繰り返されるため、人によってはマンネリを感じてしまう時期があるかもしれません。もう少し物語の展開に大きな起伏があれば、さらに良かったです。
- はやかわ先生独特のデフォルメされた絵柄は、好みがかなりはっきり分かれると思います。最近のスタイリッシュで繊細な少女漫画を求めている人には、このパワフルで少し崩れた表現は受け入れにくいかもしれません。
- ホラー描写やグロテスクな小ネタが頻繁に登場するため、純粋なロマンスだけを楽しみたい層には、少し不気味というか余計な要素に感じられてしまうことも。少女漫画としては、かなり異色で尖った作風です。
- 主人公二人の関係がなかなか進展しないじれったさに、途中で少しイライラしてしまうことがありました。周囲が盛り上がっているのに当人たちが鈍感すぎる展開が続くと、もう少しテンポ良く進めて!と思ってしまいます。
- 脇役のサブキャラたちの個性が強すぎて、たまに主役二人のエピソードが霞んでしまう回がありました。賑やかで楽しいのですが、もう少し恭平とスナコの深い対話や甘いシーンをじっくり読みたかったな、というのが本音。





