レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
妻、小学生になる。 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
妻、小学生になる。
完結著者: 村田椰融
連載: 週刊漫画TIMES
評価: 8.7/10
あらすじ
10年前に最愛の妻・貴恵を亡くし、抜け殻のまま生きてきた愛妻家の父と、母を失った娘。そんな止まった家に、ランドセルを背負った見知らぬ小学生の少女が突然あらわれ、自分こそ亡き妻の生まれ変わりだと告げる。家族しか知らない記憶を次々に語る彼女を前に、二人の凍りついた時間がふたたび動き出していく。けれど少女には実の母から見放されたもう一つの現実があり、妻はわが家だけでなくその子の未来まで救おうと走り回る。やり直しでも都合のいい奇跡でもなく、ちゃんとお別れを選ぶ覚悟。荒唐無稽な設定なのに、読み終えたあと大切な人にもう一度会いたくて涙があふれる、まっすぐな再会譚!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 大切な人を失った悲しみと、その先にある前向きなお別れを描いた話に、静かに心を寄せられる人
- 荒唐無稽な設定でも、人の情の濃さと家族の絆で最後まで泣かせてくれる物語を求めている人
- 派手な演出よりも、等身大の家族のやり取りが静かに積み重なる過程でじんわり泣きたい人
向いていない人
- 独特な絵柄が物語の入り口になりやすく、画風の好みが合うかどうかをまず大事にしたい人
- 感情を一段ずつ丁寧に積み上げる展開を好み、駆け足に進む構成だと置いていかれてしまう人
- 設定のリアリティを重んじていて、生まれ変わりのようなファンタジー寄りの前提が苦手な人
良い感想・レビュー
- 下手なお涙頂戴に頼らず、登場人物がみんなナチュラルに動くから、気持ちよく読み進められた。家族のかたちや人と人のつながりを、しんみり考えさせられる地に足のついた感動作だった。
- 読みながらボロボロに泣いてしまいました。話が進むほど色んな人の思いが交差していって、軽い気持ちで開いたのに、いつのまにか深いところまで連れて行かれる作品です。
- 元旦那が夫として、社会人として誇りを見せる場面に毎回うるっとくる。どちらの家族も自分の家族だと信じて気を配る主人公のいじらしさに、何度も目頭が熱くなった。
- 自分だけ幸せになろうとせず、人のために手間を惜しまない妻の姿に涙が止まらなかった。最後まで誰かを救おうとする底抜けのやさしさが、ずっと胸に残っています。
- 知らない小学生がいきなり妻の生まれ変わりを名乗る、一歩間違えば大惨事の設定。それなのに最後まで読ませて泣かせてくる、とんでもない力技の名作だと思う。
悪い感想・レビュー
- 絵柄と全体の雰囲気がどうにも受けつけなかった。知らない小学生が突然来て家族が受け入れる流れも、生理的にきついと感じてしまい、自分は最後まで物語に入り込めなかった。
- この作者さんの絵がやっぱり苦手でした。芳文社的にはこれでいいのかもしれないけれど、絵柄の好みだけはどうにもならなくて、内容より先にそこで止まってしまう。
- 妻離れに向かう主人公の心理描写は手慣れていて上手いと感じた。ただどうしても絵柄が苦手で、せっかくの繊細な心の動きが素直に入ってこなかったのが惜しい。
- 話の展開が唐突で速すぎて、置いていかれる感覚が強かった。気持ちを積み上げる前に次へ進むので、急ぎ足な構成のせいで感情がついていけない場面が何度もあった。
- 終盤の結末に最後まで納得できなかった。娘の旦那まで消えてしまう処理も腑に落ちず、しっくりこない締め方のまま読み終えてしまったのが正直なところです。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
下手なお涙頂戴に頼らず、登場人物がみんなナチュラルに動くから、気持ちよく読み進められた。家族のかたちや人と人のつながりを、しんみり考えさせられる地に足のついた感動作だった。
絵柄と全体の雰囲気がどうにも受けつけなかった。知らない小学生が突然来て家族が受け入れる流れも、生理的にきついと感じてしまい、自分は最後まで物語に入り込めなかった。
読みながらボロボロに泣いてしまいました。話が進むほど色んな人の思いが交差していって、軽い気持ちで開いたのに、いつのまにか深いところまで連れて行かれる作品です。
この作者さんの絵がやっぱり苦手でした。芳文社的にはこれでいいのかもしれないけれど、絵柄の好みだけはどうにもならなくて、内容より先にそこで止まってしまう。
元旦那が夫として、社会人として誇りを見せる場面に毎回うるっとくる。どちらの家族も自分の家族だと信じて気を配る主人公のいじらしさに、何度も目頭が熱くなった。
妻離れに向かう主人公の心理描写は手慣れていて上手いと感じた。ただどうしても絵柄が苦手で、せっかくの繊細な心の動きが素直に入ってこなかったのが惜しい。
自分だけ幸せになろうとせず、人のために手間を惜しまない妻の姿に涙が止まらなかった。最後まで誰かを救おうとする底抜けのやさしさが、ずっと胸に残っています。
話の展開が唐突で速すぎて、置いていかれる感覚が強かった。気持ちを積み上げる前に次へ進むので、急ぎ足な構成のせいで感情がついていけない場面が何度もあった。
知らない小学生がいきなり妻の生まれ変わりを名乗る、一歩間違えば大惨事の設定。それなのに最後まで読ませて泣かせてくる、とんでもない力技の名作だと思う。
終盤の結末に最後まで納得できなかった。娘の旦那まで消えてしまう処理も腑に落ちず、しっくりこない締め方のまま読み終えてしまったのが正直なところです。





