レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

炎炎ノ消防隊 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

炎炎ノ消防隊

炎炎ノ消防隊

著者: 大久保篤

連載: 週刊少年マガジン

ジャンル: 少年マンガSFアクションダークファンタジー

評価: 8/10

あらすじ

『ソウルイーター』の大久保篤が描く、人体発火現象の謎に迫るダークファンタジーバトル。何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物「焔ビト」となって破壊の限りを尽くす世界。その脅威に立ち向かうため組織された「特殊消防隊」の活躍を描く。とある理由から“悪魔”と呼ばれる少年・シンラは、人々を救う“ヒーロー”を目指し、第8特殊消防隊の仲間たちと共に過酷な戦いへと身を投じる。炎を操る多彩な能力バトルや謎が謎を呼ぶサスペンス展開から始まり、やがて世界そのものの成り立ちや宗教観に関わる壮大な物語へと変貌していく。独特のポップなアートワークと重厚なテーマが融合した、全34巻の熱き群像劇である。

良い所

  • アニメから入って全巻読みました!ただのバトル漫画かと思いきや、生命や宗教に踏み込む深いストーリーに圧倒されました。悪魔と呼ばれたシンラがヒーローとして成長していく姿に何度も胸が熱くなりました!
  • 終盤にかけてのスケールの広がり方が本当に凄まじいです!世界を作り直して価値観を変えてしまうラストの超展開には驚かされました。大久保先生の描くポップで独特なデザインも最後まで最高にかっこよかったです。
  • 登場するキャラクターがみんな個性的で魅力的です!特に新門紅丸の圧倒的な強さや、第8特殊消防隊の家族のような温かい絆が大好きでした。炎を操る能力バトルの躍動感も素晴らしく、一気に完結まで読めました。
  • ラストで作者の前作「ソウルイーター」の世界観に繋がっていく伏線回収が見事でした!長年のファンとしてはたまらない演出で、こういうスケールの大きな終わらせ方も本当にアリだなと深く感動してしまいました。
  • 絶望的な世界の中でも、決して諦めないシンラの姿からたくさんの希望をもらえました。重いテーマを扱いながらも、コミカルなギャグがちょうどいい塩梅で散りばめられていて、笑って泣ける大満足の神作品です。

悪い所

  • 30巻を超えたあたりから物語がメタ的になりすぎて、少し難解に感じてしまいました。設定が広がりすぎたせいか、怒涛の勢いで話が進んでしまい、途中からストーリーに置いていかれるような感覚がありました。
  • タマキのラッキースケベのようなお色気要素が、シリアスな展開の最中にも頻繁に入ってくるのがどうしても気になりました。作品のテンポを崩しているように感じてしまい、個人的には不要だったなと思います。
  • 終盤の展開は前作の知識がある前提に感じられ、未読の私には少しモヤっとする終わり方でした。本作単体でスッキリ完結してほしかったので、最後で置いてきぼりにされた気分になり、少し肩透かしを食らいました。
  • 最終的に死んだキャラクターたちがあっさりと生き返ってしまった展開に、どうしても腑に落ちません。せっかく命の重みや絶望を丁寧に描いていたのに、最後は何でもありのご都合主義に感じてしまい残念でした。
  • 序盤の特殊消防隊としての戦いや、人体発火の謎を追うサスペンス要素が好きでした。そのため、神羅万象などの神様レベルの超展開になっていく終盤は、私の求めていた路線から外れてしまい少し残念に感じました。

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