レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ワールドトリガー の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ワールドトリガー
著者: 葦原大介
連載: ジャンプスクエア/週刊少年ジャンプ
評価: 9.5/10
あらすじ
異世界からの侵略者『近界民(ネイバー)』の脅威に立ち向かう防衛機関『ボーダー』。平凡でトリオン量も最弱の少年・三雲修は、ネイバーの少年・空閑遊真と出会い、幼馴染の雨取千佳と共に、失われた人々を取り戻すための遠征部隊入りを目指す!根性論や奇跡を一切排除し、武器(トリガー)の相性や連携、地形を極限まで計算し尽くした緻密な集団頭脳戦。自分が『弱い』ことを自覚して足掻く修や、凡人の限界に直面しながらも進む若村など、あまりにリアルな心理描写。緻密なSF設定と、誰もが主人公になれるほど高解像度で描かれる群像劇が読者を狂わせる、新世代チームバトルの最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 主人公補正の無双ではなく、知恵と仲間との連携だけで格上の相手に挑む泥臭い戦いに胸が熱くなる人
- 個人技より、役割分担と相互の連携で勝ち筋を組み立てる緻密なチーム戦術をじっくり味わいたい人
- 大勢の登場人物それぞれに固有の物語と戦う理由が宿る、密度の高い群像劇をじっくり楽しみたい人
向いていない人
- 細かい文字量の多い戦術解説よりも、勢いのあるアクションをテンポよくサクサクと読み進めたい人
- あまりに多すぎる登場人物の相関関係を一つ一つ覚えていくことが、読書の負担に感じてしまう人
- どんなに激しい戦闘でも生命の危機がひりつくような、シビアな緊張感をバトルに強く求める人
良い感想・レビュー
- 俺は、修が「自分が弱いこと」を言い訳にせず、知恵と交渉だけで怪物たちに食らいつく泥臭い姿勢にガチで惚れた。チート主人公の無双とは一線を画す、凡人だからこそ生み出せる戦術の熱さが最高にカッコいい。
- 「トリオン量」や武器(トリガー)の相性を徹底して計算した、根性論や奇跡を一切排除した完璧なチーム戦術戦が面白い。ただの殴り合いじゃなく、ロジックで有利を勝ち取る頭脳戦のキレに毎回痺れまくる。
- 閉鎖環境試験で若村がリーダーとしての自分の凡庸さと限界に絶望し、ヒューセのアドバイスで前を向くリアルな葛藤に涙が出た。ただの漫画じゃなく、現実を生きるビジネス書としても本当に深く心に刺さる。
- ボーダー隊員の全員に異なる戦術や人間関係、クランの思想が設定されている異常なほどの解像度の高さに脱帽。モブキャラが誰一人として存在せず、どこを切り取っても上質な人間ドラマが味わえるのが凄い。
- ランク戦や特殊シミュレーションなど、盤面の駒を動かすような緻密なルールのゲーム性がまじで面白い。味方のトリガーを組み合わせることで、一瞬の隙を突いて戦況がひっくり返るカタルシスが堪らない。
悪い感想・レビュー
- 先生の体調不良による休載は仕方ないけど、遠征選抜試験(閉鎖環境試験)だけで現実世界で4年以上も費やすスローな展開がじれったい。遠征本番に行くまでに、あと何年かかるのかと気が遠くなるのが本音。
- 最近の選抜試験は密室でのペーパーテストやパソコンでのシミュレーション、長文の戦術解説ばかりで正直疲れる。初期のランク戦のような、お互いにフィールドを縦横無尽に駆け巡るアクティブな戦闘が見たい。
- 登場キャラクターが100人近くいて、久しぶりに登場した臨時部隊のメンバーのフルネームや相関関係が思い出せない。新刊を読むたびに、ファンブックを引っ張り出して復習しないといけない難解さがきつい。
- 試合中であっても戦術解説の文字量が尋常じゃないレベルで多く、説明台詞がぎっしり詰まっていて読むのに気合いがいる。サクサクと絵の疾走感だけでバトルを楽しみたい人には、この密度は重すぎる。
- 戦闘中のペナルティ(ベイルアウト)があるせいか、どんなに激しい死闘でも「本当の意味での生命の危機(死)」を感じにくい。ゲーム感覚が強いため、他作品のようなドロドロした生存のスリルを求める僕にはぬるい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺は、修が「自分が弱いこと」を言い訳にせず、知恵と交渉だけで怪物たちに食らいつく泥臭い姿勢にガチで惚れた。チート主人公の無双とは一線を画す、凡人だからこそ生み出せる戦術の熱さが最高にカッコいい。
先生の体調不良による休載は仕方ないけど、遠征選抜試験(閉鎖環境試験)だけで現実世界で4年以上も費やすスローな展開がじれったい。遠征本番に行くまでに、あと何年かかるのかと気が遠くなるのが本音。
「トリオン量」や武器(トリガー)の相性を徹底して計算した、根性論や奇跡を一切排除した完璧なチーム戦術戦が面白い。ただの殴り合いじゃなく、ロジックで有利を勝ち取る頭脳戦のキレに毎回痺れまくる。
最近の選抜試験は密室でのペーパーテストやパソコンでのシミュレーション、長文の戦術解説ばかりで正直疲れる。初期のランク戦のような、お互いにフィールドを縦横無尽に駆け巡るアクティブな戦闘が見たい。
閉鎖環境試験で若村がリーダーとしての自分の凡庸さと限界に絶望し、ヒューセのアドバイスで前を向くリアルな葛藤に涙が出た。ただの漫画じゃなく、現実を生きるビジネス書としても本当に深く心に刺さる。
登場キャラクターが100人近くいて、久しぶりに登場した臨時部隊のメンバーのフルネームや相関関係が思い出せない。新刊を読むたびに、ファンブックを引っ張り出して復習しないといけない難解さがきつい。
ボーダー隊員の全員に異なる戦術や人間関係、クランの思想が設定されている異常なほどの解像度の高さに脱帽。モブキャラが誰一人として存在せず、どこを切り取っても上質な人間ドラマが味わえるのが凄い。
試合中であっても戦術解説の文字量が尋常じゃないレベルで多く、説明台詞がぎっしり詰まっていて読むのに気合いがいる。サクサクと絵の疾走感だけでバトルを楽しみたい人には、この密度は重すぎる。
ランク戦や特殊シミュレーションなど、盤面の駒を動かすような緻密なルールのゲーム性がまじで面白い。味方のトリガーを組み合わせることで、一瞬の隙を突いて戦況がひっくり返るカタルシスが堪らない。
戦闘中のペナルティ(ベイルアウト)があるせいか、どんなに激しい死闘でも「本当の意味での生命の危機(死)」を感じにくい。ゲーム感覚が強いため、他作品のようなドロドロした生存のスリルを求める僕にはぬるい。



