レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
アオアシ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
アオアシ
完結連載: 週刊ビッグコミックスピリッツ
評価: 9.7/10
あらすじ
愛媛の田舎町で、粗削りながら類稀なる『視野の広さ』を持つ少年・青井葦人。彼の才能を見抜いたJユースの名将・福田達也に導かれ、東京シティ・エスペリオンユースへと入団することから物語は始まる。だが、そこで待ち受けていたのは、エリート集団との圧倒的な実力差と、まさかのフォワードから『サイドバック(DF)』へのコンバートという極限の絶望だった!『プロになる』という執念だけで、泥臭くフィールドの支配者へと覚悟を決めるアシトの成長。5レーンなどの精緻な現代戦術の言語化と、母の愛、一条花との不器用な恋など、サッカーに関わる全ての人の魂を熱く燃え上がらせる、リアル育成サッカー漫画の最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 必殺技や派手な演出より、緻密な戦術と頭脳戦でリアルに試合を描くサッカー漫画を好む人
- 得意な役割を奪われた絶望から発想を変えて這い上がる、泥臭い成長譚に胸を熱くしたい人
- チームメイト同士がライバルとしてシビアに競い合う緊張感と人間ドラマを丁寧に味わいたい人
向いていない人
- 長い戦術解説のモノローグより、コマの絵のスピード感だけで試合の興奮を楽しみたい人
- 基礎練習やじっくり積み重ねる過程よりも、すぐに結果が出る爽快でテンポのよい展開を求める人
- 序盤から続く先輩による理不尽な罵倒や、生まれ育ちによる格差の壁が重くて疲れてしまう人
良い感想・レビュー
- 俺は、愛媛から東京へ旅立つアシトのロッカーに母の美紀さんが忍ばせておいた通帳と手紙のシーンで毎回ガチ泣きしてしまう。泥臭い家族愛の描写が本当に深くて、スポーツ漫画の域を超えた人間ドラマに震える。
- フォワードから「サイドバック」への転向を命じられて絶望し、そこから這い上がるコンバートの展開が凄まじいカタルシス。ディフェンダーが司令塔となってフィールド全体を支配する戦術の面白さに魅了された。
- 「5レーン」や「トライアングル」など、現代サッカーの複雑な戦術を盤面図つきで分かりやすく言語化してくれるのが最高。ただの根性論じゃなく、徹底したロジックで敵を崩す頭脳戦の緊迫感に痺れまくる。
- 天才・栗林の圧倒的なプレイや、アシトが「鳥の眼」でフィールド全体を俯瞰して味方を動かす瞬間のゾクゾク感がたまらない。コート上の全てのプレイヤーの思考がシンクロしていくプレイ描写のキレが凄すぎる。
- 栄養面からアシトをサポートする一条花ちゃんとの、恋愛未満の不器用で真っ直ぐな信頼関係に胸が熱くなる。ただのマネージャー枠じゃなく、お互いの夢のために背中を押し合う二人の絆が本当に尊いんだよね。
悪い感想・レビュー
- ユース入団直後に「止めて、蹴る」や「首を振る」といった基礎練習の掘り下げが延々と続くパートは、正直僕には地味に感じられて少し退屈だった。必殺技のないリアル志向なだけに、序盤は少しテンポが遅い。
- 初期の先輩である阿久津渚がアシトに対して浴びせる容赦ない罵倒や胸糞悪い態度は、読んでいて精神的にかなりしんどかった。実力主義の厳しい世界なのは分かるけど、序盤のギスギス感はかなりストレスが強い。
- ピッチ上での戦術説明や思考のモノローグが長いため、黒板の図解や説明台詞のテキスト量が非常に多くて疲れる回があった。サクサクと直感的に絵のスピード感で試合を楽しみたい僕には、少し理屈っぽく感じる。
- セレクション組と昇格組の「生まれ育った環境による埋めがたい壁」や泥臭い確執が長引くので、読んでいて胃が痛くなる瞬間が多かった。もっとお互いが最初からすっきり手を取り合う、爽快な青春が見たかった。
- 試合中に戦術的な一手や守備の連動について解説が入るたびに、試合のテンポがスローペースになるのが少し気になった。一試合を丸々何巻もかけてじっくり描きすぎるので、もう少しサクサク試合を進めてほしい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺は、愛媛から東京へ旅立つアシトのロッカーに母の美紀さんが忍ばせておいた通帳と手紙のシーンで毎回ガチ泣きしてしまう。泥臭い家族愛の描写が本当に深くて、スポーツ漫画の域を超えた人間ドラマに震える。
ユース入団直後に「止めて、蹴る」や「首を振る」といった基礎練習の掘り下げが延々と続くパートは、正直僕には地味に感じられて少し退屈だった。必殺技のないリアル志向なだけに、序盤は少しテンポが遅い。
フォワードから「サイドバック」への転向を命じられて絶望し、そこから這い上がるコンバートの展開が凄まじいカタルシス。ディフェンダーが司令塔となってフィールド全体を支配する戦術の面白さに魅了された。
初期の先輩である阿久津渚がアシトに対して浴びせる容赦ない罵倒や胸糞悪い態度は、読んでいて精神的にかなりしんどかった。実力主義の厳しい世界なのは分かるけど、序盤のギスギス感はかなりストレスが強い。
「5レーン」や「トライアングル」など、現代サッカーの複雑な戦術を盤面図つきで分かりやすく言語化してくれるのが最高。ただの根性論じゃなく、徹底したロジックで敵を崩す頭脳戦の緊迫感に痺れまくる。
ピッチ上での戦術説明や思考のモノローグが長いため、黒板の図解や説明台詞のテキスト量が非常に多くて疲れる回があった。サクサクと直感的に絵のスピード感で試合を楽しみたい僕には、少し理屈っぽく感じる。
天才・栗林の圧倒的なプレイや、アシトが「鳥の眼」でフィールド全体を俯瞰して味方を動かす瞬間のゾクゾク感がたまらない。コート上の全てのプレイヤーの思考がシンクロしていくプレイ描写のキレが凄すぎる。
セレクション組と昇格組の「生まれ育った環境による埋めがたい壁」や泥臭い確執が長引くので、読んでいて胃が痛くなる瞬間が多かった。もっとお互いが最初からすっきり手を取り合う、爽快な青春が見たかった。
栄養面からアシトをサポートする一条花ちゃんとの、恋愛未満の不器用で真っ直ぐな信頼関係に胸が熱くなる。ただのマネージャー枠じゃなく、お互いの夢のために背中を押し合う二人の絆が本当に尊いんだよね。
試合中に戦術的な一手や守備の連動について解説が入るたびに、試合のテンポがスローペースになるのが少し気になった。一試合を丸々何巻もかけてじっくり描きすぎるので、もう少しサクサク試合を進めてほしい。





