レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
去る者は日々に疎し の感想と評価(良いところ、悪いところ)
去る者は日々に疎し
連載: ヤングチャンピオン
評価: 8.5/10
あらすじ
仏壇屋に勤める弓削命は、他人の死の予兆を甘い匂いとして嗅ぎ分ける体質を抱えている。高校時代、最愛の恋人を救えなかった悔いから、心の時間はあの日で止まったままだった。ある日、墓地で強い死の匂いを放つ女性とすれ違う。声をかけたその人は、亡き恋人と同じ名を持つAV女優だった。彼女は霊が見える力を持ち、命に憑く多くの霊を言い当てる。孤独から死を望んでいた彼女と、迫る死を止めることで過去の後悔を晴らそうとする彼。ふたりは互いの傷にそっと触れながら、誰かの最期に向き合っていく。だが引退を阻む違約金、義弟の歪んだ執着、婚約者を装う男の嫉妬。生と死のあわいで揺れる、痛くて温かい愛の物語!
読む前に確認したい相性
向いている人
- お色気描写だけでなく、生と死を見つめる重厚なヒューマンドラマをじっくり味わいたい人
- 恋に落ちるまでの心の揺れを、じっくり丁寧に積み上げてくれる不器用な純愛物語が好きな人
- 登場人物それぞれが背負った過去が絡み合う、厚みのある群像ドラマを最後まで見届けたい人
向いていない人
- 過激なお色気シーンを期待していて、しっとりした恋愛ドラマ中心の展開では物足りない人
- ドロドロした人間関係や金銭トラブルといった、重く暗い後味の展開が続くのが苦手な人
- 特殊な能力設定がいくつも重なっていく展開を、要素の盛り込みすぎだと感じてしまう人
良い感想・レビュー
- よくある一目惚れですぐ両思いになるような恋ではなく、気持ちが変わっていくきっかけがリアルに積み重なっていくところに惹かれた。久しぶりに夢中になれる漫画だった。
- 濃厚なヒューマンドラマで、レビューの言葉では表現しきれないくらい奥が深い。登場人物それぞれが背負った過去が丁寧に描かれていて、物語に厚みが増していく。
- 若い頃の恋がどうしてあんなに美しく記憶に残るのか考えさせられた。あの日から時間が止まった主人公が新しい一歩を踏み出せるよう、そっと応援したくなる。
- 心理描写が丁寧で絵も綺麗だから、ぐいぐい読ませてくる。エロいのに泣けるという評判のとおりで、読み始めたら一気に引き込まれてしまって時間を忘れてしまった。
- 出会わなかったはずの二人の物語が、とても哀しいのに温かくて胸に響いた。死を感じながら生きる者同士が惹かれ合う姿に、いつか幸せになってほしいと思わせられる。
悪い感想・レビュー
- 作者がお色気作品を多く描く人なので、冒頭シーンだけ見るとそっち系の作品かと誤解しそうになる。性や風俗の話が強く絡む展開に、少し身構えてしまった。
- エロいタグに期待して過激なシーンを想像していたら、実際は普通の男女の恋愛ドラマという感じで、正直言うとやや物足りなさが残ってしまった気がする。
- AV女優という設定は、物語的には正直なくても成立した気がしてしまう。読者サービスのための設定なのかなと、少し首をかしげたくなってしまう部分もあった。
- 霊が見えるAV女優が現れたあたりから、特殊能力がいくつも重なっていく展開についていけなくなってしまった。設定を盛り込みすぎているように感じた。
- 死の予兆を嗅ぐと性欲が異常に高まるという体質だけは、どうしても受けつけられなかった。死と欲望を結びつける設定が、さすがに少し不謹慎に思えてしまう。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
よくある一目惚れですぐ両思いになるような恋ではなく、気持ちが変わっていくきっかけがリアルに積み重なっていくところに惹かれた。久しぶりに夢中になれる漫画だった。
作者がお色気作品を多く描く人なので、冒頭シーンだけ見るとそっち系の作品かと誤解しそうになる。性や風俗の話が強く絡む展開に、少し身構えてしまった。
濃厚なヒューマンドラマで、レビューの言葉では表現しきれないくらい奥が深い。登場人物それぞれが背負った過去が丁寧に描かれていて、物語に厚みが増していく。
エロいタグに期待して過激なシーンを想像していたら、実際は普通の男女の恋愛ドラマという感じで、正直言うとやや物足りなさが残ってしまった気がする。
若い頃の恋がどうしてあんなに美しく記憶に残るのか考えさせられた。あの日から時間が止まった主人公が新しい一歩を踏み出せるよう、そっと応援したくなる。
AV女優という設定は、物語的には正直なくても成立した気がしてしまう。読者サービスのための設定なのかなと、少し首をかしげたくなってしまう部分もあった。
心理描写が丁寧で絵も綺麗だから、ぐいぐい読ませてくる。エロいのに泣けるという評判のとおりで、読み始めたら一気に引き込まれてしまって時間を忘れてしまった。
霊が見えるAV女優が現れたあたりから、特殊能力がいくつも重なっていく展開についていけなくなってしまった。設定を盛り込みすぎているように感じた。
出会わなかったはずの二人の物語が、とても哀しいのに温かくて胸に響いた。死を感じながら生きる者同士が惹かれ合う姿に、いつか幸せになってほしいと思わせられる。
死の予兆を嗅ぐと性欲が異常に高まるという体質だけは、どうしても受けつけられなかった。死と欲望を結びつける設定が、さすがに少し不謹慎に思えてしまう。





