レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
あなたがしてくれなくても の感想と評価(良いところ、悪いところ)
読む前に確認したい相性
向いている人
- 「触れてもらえない」という言葉にできない切実な孤独感を、精緻に言語化した夫婦の感情ドラマに共鳴したい人
- 好きなのに距離が縮まらない、夫婦や恋人間の性的な不一致というリアルなテーマに真正面から向き合える人
- どちらが正しいとも言い切れない二組の夫婦の複雑な感情の交差を、じっくり追いかけていける人
向いていない人
- 自身の夫婦仲や恋愛に不安があるときに読むと、リアルすぎる展開がそのまま精神的なダメージになりかねない人
- 不倫の描写が含まれることに倫理的な抵抗を非常に強く感じて、物語にのめり込めなくなってしまう人
- 重くて出口の見えない展開より、登場人物が前向きに成長していく物語に希望を感じながら読みたい人
良い感想・レビュー
- 「相手を嫌いなわけじゃないのに、触れてもらえない」という言葉にできない切実な孤独感が、あまりに繊細に描かれていて、読んでいて自分の心臓を直接握りしめられるような感覚になりました。共感が止まりません。
- 登場人物たちのふとした時の表情や、沈黙の中に宿る絶望の描写が本当に巧みです。誰が良い悪いではなく、それぞれの立場にある正義と弱さが浮き彫りになっていく過程に、大人の恋愛の難しさを痛感しました。
- 不倫を肯定するわけではありませんが、孤独の果てに出会ってしまった二人の魂の共鳴が、あまりに美しく、かつ痛々しくて、いけないことだと分かっていても二人の幸せを祈らずにはいられませんでした。
- セックスレスというテーマを通じて、「相手と向き合うこと」の困難さを真正面から描いた点に、大きな価値がある作品だと感じます。自分のパートナーとの関係性を見つめ直す、鏡のような役割を持ってくれました。
- 賛否あるかもしれませんが、安易なハッピーエンドに逃げず、それぞれの自立を描いた結末には、一人の女性の人生の物語としての強い意志を感じました。読み終えた後、深い溜息と共に少しだけ前を向ける傑作です。
悪い感想・レビュー
- 物語の展開が非常にリアルで重苦しいため、自身の夫婦仲に不安がある時に読むと、本気で気分が沈み込んで立ち直れなくなる可能性があります。エンタメとして楽しむには、内容があまりに生々しすぎます。
- 主人公のみちの優柔不断さや、流されやすい性格に、読んでいてイライラしてしまう場面が多々ありました。もっとハッキリして!と背中を蹴りたくなるようなもどかしさが続くので、ストレスを感じる時期も。
- パートナー側の視点が描かれるにつれて、さらに全員に非があるように見えてくる展開に、誰も信じられないような虚無感を感じてしまうことがありました。スッキリした解決や爽快感は一切期待できない作品です。
- 不倫を美化しているように見える描写が一部にあるため、その点に強い拒否感を持つ人には、どれだけ心理描写が深くても受け入れがたいかもしれません。倫理観を脇に置いて読まないと、感情移入が難しいです。
- 中盤、同じ悩みのループを繰り返しているように感じる時期があり、もう少し物語をテンポよく進めてほしい!と感じる回がありました。心理描写の深さゆえですが、少し停滞感を感じてしまったのは正直な感想です。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
「相手を嫌いなわけじゃないのに、触れてもらえない」という言葉にできない切実な孤独感が、あまりに繊細に描かれていて、読んでいて自分の心臓を直接握りしめられるような感覚になりました。共感が止まりません。
物語の展開が非常にリアルで重苦しいため、自身の夫婦仲に不安がある時に読むと、本気で気分が沈み込んで立ち直れなくなる可能性があります。エンタメとして楽しむには、内容があまりに生々しすぎます。
登場人物たちのふとした時の表情や、沈黙の中に宿る絶望の描写が本当に巧みです。誰が良い悪いではなく、それぞれの立場にある正義と弱さが浮き彫りになっていく過程に、大人の恋愛の難しさを痛感しました。
主人公のみちの優柔不断さや、流されやすい性格に、読んでいてイライラしてしまう場面が多々ありました。もっとハッキリして!と背中を蹴りたくなるようなもどかしさが続くので、ストレスを感じる時期も。
不倫を肯定するわけではありませんが、孤独の果てに出会ってしまった二人の魂の共鳴が、あまりに美しく、かつ痛々しくて、いけないことだと分かっていても二人の幸せを祈らずにはいられませんでした。
パートナー側の視点が描かれるにつれて、さらに全員に非があるように見えてくる展開に、誰も信じられないような虚無感を感じてしまうことがありました。スッキリした解決や爽快感は一切期待できない作品です。
セックスレスというテーマを通じて、「相手と向き合うこと」の困難さを真正面から描いた点に、大きな価値がある作品だと感じます。自分のパートナーとの関係性を見つめ直す、鏡のような役割を持ってくれました。
不倫を美化しているように見える描写が一部にあるため、その点に強い拒否感を持つ人には、どれだけ心理描写が深くても受け入れがたいかもしれません。倫理観を脇に置いて読まないと、感情移入が難しいです。
賛否あるかもしれませんが、安易なハッピーエンドに逃げず、それぞれの自立を描いた結末には、一人の女性の人生の物語としての強い意志を感じました。読み終えた後、深い溜息と共に少しだけ前を向ける傑作です。
中盤、同じ悩みのループを繰り返しているように感じる時期があり、もう少し物語をテンポよく進めてほしい!と感じる回がありました。心理描写の深さゆえですが、少し停滞感を感じてしまったのは正直な感想です。





