レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ひらやすみ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ひらやすみ
著者: 真造圭伍
連載: 週刊ビッグコミックスピリッツ
評価: 9.1/10
あらすじ
29歳、定職なし恋人なし。それでも生田ヒロトは阿佐ヶ谷の釣り堀で今日ものんびり働いている。近所で仲良くなったおばあちゃんが亡くなり、遺言でタダの平屋が転がりこんできた。そこへ美大に進むため山形から出てきた18歳の従姉妹・なつみが加わり、ちぐはぐな二人暮らしが始まる。自意識が邪魔をして友だち作りにつまずくなつみ、働きづめで疲れきった不動産会社のよもぎ、結婚と出産で先を歩く親友のヒデキ。焦りを抱えた誰もがこの平屋に寄り、ヒロトの飾らない空気に肩の力を抜いていく。事件らしい事件は起きなくても、季節がめぐるたびみんな少しずつ動き出す。急ぐ足を止めたくなる、阿佐ヶ谷の縁側時間!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 働きづめで肩がガチガチな毎日からいったん離れて、立ち止まる時間の心地よさを思い出したい人
- 大きな事件が起きなくても、ふつうの人が少しずつ変わっていく過程をじっくり追いかけたい人
- 商店街や古本屋のある街並みや食べものごと、その土地の空気に浸れる日常ものを探している人
向いていない人
- 波乱万丈な展開や先の気になる強い引きを求めていて、淡々と進む物語では物足りなくなる人
- 主人公の生き方に共感できないと乗れないたちで、定職を持たない気ままさが引っかかる人
- 絵柄の好みがはっきりしていて、癖のある線や表情の描き分けが合わないと読み進めにくい人
良い感想・レビュー
- 働くたびに縮こまっていた肩が、ヒロトのマイペースな空気に触れているうちにゆるんでいく。急いで歩いていたら通り過ぎていた景色があるんだなと、立ち止まる時間の効き目をじわじわ教わりました。
- 阿佐ヶ谷の商店街や食べものの描き方がやたらとおいしそうで、平屋の縁側でお茶を飲みたくなる。ヒロトがいろいろ経験したうえの穏やかさをまとっているのも、ただの能天気と違って好きだ。
- こうあるべきという型に自分をはめずに歩くヒロトを見ていると、こっちの息まで楽になった。マンガを描くなつみの苦しみも生々しくて、青春群像劇としての読みごたえまで詰まっている。
- ドラマから原作に入ったが、間の取り方と表情の描き分けに引き込まれた。登場人物がみんなどこか不器用で、ほのぼので終わらない人生のほろ苦さがきちんと混ざっているのがいい。
- 何も起きない話と言われがちだけれど、働く大人それぞれに小さな事件が起きて、その都度ちょっとずつ変わっていく。しんどい日に逃げこめる現代社会の非常口みたいな一冊です。
悪い感想・レビュー
- ずっと同じテンションで進むので、途中から読むのがだるくなった。起伏のない静けさが持ち味だとわかってはいても、引きのある展開を待つ私にはどうにも間延びして見える。
- 赤の他人のおばあちゃんから一軒家をもらうという入り口で、話の土台のご都合よさが引っかかった。そこを飲みこめないまま読んだせいか、最後までファンタジーとしてしか見られない。
- 線のタッチと表情の描き方に癖があって、私にはうまくはまらなかった。絵柄の好き嫌いで入り口が分かれる作品だと思うし、話もゆるいぶん途中で飽きが来てしまった。
- 定職につかずふらふらしている主人公に、どうしても入っていけない。まわりの人まで彼のペースに感化されていくあたりもできすぎた人間関係に思えて、気持ちが乗らなかった。
- 毒が抜けすぎていて、きれいごとでまとまった印象が残る。悩みの掘り下げも浅く感じられて、世間の絶賛と自分の感想の差にとまどいながら読み終えました。
良い感想・レビュー
- 働くたびに縮こまっていた肩が、ヒロトのマイペースな空気に触れているうちにゆるんでいく。急いで歩いていたら通り過ぎていた景色があるんだなと、立ち止まる時間の効き目をじわじわ教わりました。
- 阿佐ヶ谷の商店街や食べものの描き方がやたらとおいしそうで、平屋の縁側でお茶を飲みたくなる。ヒロトがいろいろ経験したうえの穏やかさをまとっているのも、ただの能天気と違って好きだ。
- こうあるべきという型に自分をはめずに歩くヒロトを見ていると、こっちの息まで楽になった。マンガを描くなつみの苦しみも生々しくて、青春群像劇としての読みごたえまで詰まっている。
- ドラマから原作に入ったが、間の取り方と表情の描き分けに引き込まれた。登場人物がみんなどこか不器用で、ほのぼので終わらない人生のほろ苦さがきちんと混ざっているのがいい。
- 何も起きない話と言われがちだけれど、働く大人それぞれに小さな事件が起きて、その都度ちょっとずつ変わっていく。しんどい日に逃げこめる現代社会の非常口みたいな一冊です。
悪い感想・レビュー
- ずっと同じテンションで進むので、途中から読むのがだるくなった。起伏のない静けさが持ち味だとわかってはいても、引きのある展開を待つ私にはどうにも間延びして見える。
- 赤の他人のおばあちゃんから一軒家をもらうという入り口で、話の土台のご都合よさが引っかかった。そこを飲みこめないまま読んだせいか、最後までファンタジーとしてしか見られない。
- 線のタッチと表情の描き方に癖があって、私にはうまくはまらなかった。絵柄の好き嫌いで入り口が分かれる作品だと思うし、話もゆるいぶん途中で飽きが来てしまった。
- 定職につかずふらふらしている主人公に、どうしても入っていけない。まわりの人まで彼のペースに感化されていくあたりもできすぎた人間関係に思えて、気持ちが乗らなかった。
- 毒が抜けすぎていて、きれいごとでまとまった印象が残る。悩みの掘り下げも浅く感じられて、世間の絶賛と自分の感想の差にとまどいながら読み終えました。










