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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

ひらやすみ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ひらやすみ

ひらやすみ

著者: 真造圭伍

連載: 週刊ビッグコミックスピリッツ

ジャンル: ヒューマンドラマ日常青年マンガ

評価: 9/10

あらすじ

29歳のフリーター・生田ヒロトは、人柄の良さだけで近所のおばあちゃんから阿佐ヶ谷の平屋をタダで譲り受ける。そこへ山形から美大進学のために上京してきた従姉妹のなつみが転がり込み、不思議な二人暮らしが始まった。定職もなく将来の不安も一切ないヒロトだが、彼の周りには生きづらさを抱えた人々が自然と集まってくる。都会の片隅で、縁側から眺める四季の移ろいと、何気ない日々の尊さ。真造圭伍が圧倒的な筆致で描き出す、現代を生きるすべての人への応援歌であり、至高の平屋モラトリアム群像劇。張り詰めた心をそっと解きほぐす、今最も読むべき日常ドラマの傑作!

良い所

  • 阿佐ヶ谷の穏やかな空気感に心底癒やされました。ヒロトののんびりした生き方に救われる思いで、仕事に疲れ果てた夜に読むと、明日もなんとかなると思える最高の「読むマイナスイオン」漫画ですね!
  • 真造先生のアナログの温かみがある作画が本当に素晴らしい。キャラクターの豊かな表情や背景の描き込みが丁寧で、ページをめくるだけで幸せな気分になれます。日々の小さな幸せを再発見できる最高の名作です。
  • 美大生のなつみちゃんの等身大の悩みや葛藤がリアルで、自分の学生時代を思い出して胸が熱くなりました。ただのほのぼの漫画じゃなく、人生の深みや切なさも詰まっていて、一気に物語のファンになりました。
  • ヒロトの将来に縛られない自由な感性に憧れます。周囲の「普通」に馴染めない人々を、ただ丸ごと肯定してくれる彼の優しさに何度も涙しました。これこそ現代社会に必要な、究極の癒やし系ホームドラマです!
  • 四季折々の描写が美しく、読後感がいつも爽快です。派手な展開はないけれど、美味しいものを食べて笑い合う、そんな当たり前の日常がどれほど贅沢かを教えてくれる。私にとって一生モノの宝物のような作品です。

悪い所

  • おばあちゃんから一軒家をタダで譲り受けるという導入が、流石に現実味がなさすぎてファンタジーのように感じてしまいました。もう少しリアリティのある設定じゃないと、物語の世界に深く没入できませんでした。
  • 大きな事件が起きない淡々とした日常の繰り返しなので、刺激的なストーリーを求めている僕には少し退屈でした。進展がゆっくりすぎて、途中で飽きてしまう瞬間があり、好みがハッキリ分かれる作品だと思います。
  • 周りが必死に頑張っている中で、向上心が全くないヒロトの態度に時折イライラしてしまいました。お気楽すぎる言動に共感できず、もっと彼自身の自立や成長を描いてほしいとヤキモキしてしまったのが本音です。
  • ストーリーの起伏が少なすぎるため、読み応えという点では物足りなさを感じました。日常の切り取り方は上手いのですが、どこへ向かっているのか目的が見えづらく、私には少し平坦すぎる展開に思えて残念です。
  • キャラクターの考え方が少し理想論すぎるような気がして冷めてしまうことがありました。現代の生きづらさを描いてはいますが、解決策が少し綺麗事に見えてしまい、素直に感動できない場面がいくつかありました。

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