レビュー著者: 漫画よしあし
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木曜日のフルット の感想と評価(良いところ、悪いところ)
木曜日のフルット
マークダウンで表示著者: 石黒正数
連載: 週刊少年チャンピオン
評価: 8.5/10
あらすじ
「ニンゲンみたいなネコとネコみたいなニンゲン」。半ノラを自称するフルットと、パチンコに溶け込む鯨井先輩の、ダメかわいい日常が始まる。自称野良・フルットは鯨井のアパートで餌をもらいながら、ノラ仲間のブロンやデンたちと食べ物や縄張りを争う。2ページ完結のショートギャグ形式で、日常の小さな出来事がオチへと着地するたびに思わず頬が緩む。笑いのトーンはシュールでゆるい——だが石黒正数が仕掛けるオチの精度は侮れない。疲れた脳をリセットしたい時に開くと、フルットの何でもないひと言にじわっと笑わされる——そういう中毒性がある。どこから読んでも笑えて癒される、ゆるシュールな週チャン猫コメの至宝!
良い所
- 久しぶりに声を出して笑ってしまうほどツボにはまって、フルットのゆるキャラな見た目と人間みたいな言動のギャップに骨抜きにされました。かわいさが反則です。
- 猫なのに人間みたいで、シュールなのにほのぼのしているこの独特な空気感にじわじわはまっていく。なんか知らんけどクスッてしてしまうんですよ、このマンガ。
- 爆笑というほどじゃないけどクスッとできて、連続した話を追う必要がないから電車の中や寝る前のちょっとした時間にぴったり。無心になれてストレス解消になります。
- 1話ごとの構成の上手さに気づいてからが本番で、2ページに詰め込まれたオチの精度がじわじわ気持ちいい。ゆるく読んでいるのに、読後になぜか満足してしまう不思議な漫画。
- 猫好きとしてはフルットのかわいさに悶えっぱなしで、ノラ仲間のブロンとのやり取りも微笑ましくて。猫のいる生活をしている人には刺さりすぎる一冊です。
悪い所
- フルットが飼い猫なのか野良なのかわからないまま話が進んでいくので、関係性を把握するのに最初の数話は混乱しました。設定の入り口でつまずきました。
- 各話完結でストーリーが積み重ならないので、次巻が楽しみ!という引きがなく淡々と続く感じ。面白くないわけじゃないけれど、物語が動く漫画を期待すると肩すかしです。
- 絵柄が好みに合わなくて、3頭身のキャラデザとパッとしないビジュアルが最初は気になって仕方ありませんでした。「味がある」といえばそうですが、絵で判断すると手に取りにくい作品。
- 笑いのパンチが弱くてクスッとがやっとという感じで、ずっと同じテンションで続くので何話読んでも新鮮さが薄れてくる。猫好き以外には刺さりにくいかもしれません。
- 読んで損はないけど、猫と日常系スローライフが好きでないと波長が合わない作品です。ゆるすぎてクスッともできないまま終わる可能性があるので、事前に試し読みを確認することをすすめます。





