レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
メイドインアビス の感想と評価(良いところ、悪いところ)
メイドインアビス
著者: つくしあきひと
連載: WEBコミックガンマ/まんがライフWIN
評価: 9.4/10
あらすじ
メイドインアビスは、つくしあきひとによるダークファンタジー漫画。人類最後の秘境とされる深大な縦穴「アビス」の縁に建つ街オースに暮らす孤児の少女リコは、偉大な探窟家だった母ライザのようになることを夢見ていた。ある日、探窟中に記憶喪失のロボット少年レグと出会い、母から届いた手紙を頼りに二人でアビスの最深部を目指す旅に出る。深く降りるほど戻れなくなる「アビスの呪い」という残酷なルールのもと、二人はおぞましい怪物や過酷な試練と向き合いながら奈落の底へと進んでいく。可愛らしい絵柄と凄絶な内容のギャップが唯一無二の魅力で、2017年アニメ化、映画化も果たした累計2000万部超えの傑作。
良い所
- 子供の頃に感じた冒険心がそのまま漫画になったような作品。風の谷のナウシカに匹敵するファンタジー世界観と命のやり取りの切ない描写に、何度も涙させられた。
- 可愛い絵柄とダークな内容のギャップがすごい。世界観が本当に素晴らしく、かわいいキャラたちとアビスの残酷さの落差こそがこの漫画の唯一無二の魅力だと思う。
- アビスの世界観がどこまでも作り込まれており読み進めるたびに深淵の恐怖と神秘が積み重なる。アニメから入って原作も読んだが、原作の情報量はさらに上を行く。
- 心が抉られる内容が多く気をしっかり持って読まないとしんどくなるほど感情的に揺さぶられる。それでも読むのをやめられない引力がこの漫画には確かにある。
- リコとレグの旅が過酷であればあるほど二人の絆の尊さが際立つ。何度も読み返したくなる名場面が詰まった作品で、読後感がいつまでも心に残り続ける傑作だ。
悪い所
- 可愛い絵柄を期待して読むと内容のハードさに衝撃を受ける。グロテスクな描写や精神的につらい場面が多く、苦手な人にとっては読み続けるのが非常に困難な作品だ。
- かわいい絵柄と残虐なストーリー内容の著しい差異に最初は戸惑った。覚悟して読まないと精神的に持っていかれる内容なので、気軽に読める作品では決してない。
- 不定期連載のため単行本の発売が遅く続きがなかなか読めないのがもどかしい。盛り上がったところで長い間待たされることになり最新話を追いかけるのが辛くなる。
- 登場する生物や遺物の設定が複雑で専門的な用語も多い。読み飛ばすと内容についていけなくなるため集中して読まないと世界観の理解が難しい部分がある。
- 子どもキャラが非常に過酷な目に遭う展開が続くため精神的に重くなりがちだ。物語の暗さを理解した上で覚悟して臨む必要があり、読む前の心の準備が必要な作品だ。




