レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

賭ケグルイ双 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

賭ケグルイ双

賭ケグルイ双

著者: 斎木桂河本ほむら

連載: 月刊ガンガンJOKER

ジャンル: スピンオフ少年マンガギャンブル学園

評価: 8.6/10

あらすじ

私立百花王学園。そこはギャンブルの強さが全ての階級を決める狂った学園。蛇喰夢子が転校してくる1年前、ごく普通の家庭に生まれた少女・早乙女芽亜里が編入試験に合格し入学してくる。しかし彼女を待ち受けていたのは、学園の洗礼であるギャンブルだった。初戦で惨敗し「家畜」へと転落してしまう芽亜里だったが、持ち前の負けん気の強さと頭脳を武器に、底辺からの下剋上を決意する。かつての友人である花手毬つづらや、戸隠雪見ら仲間たちとの絆を深めながら、生徒会が牛耳る狂気のギャンブルに挑んでいく。絶対的王者である夢子とは異なる、泥臭くも諦めない等身大の少女の戦いを描く、『賭ケグルイ』のもう一つの前日譚サクセスストーリー!

良い所

  • 夢子とは違って、負けたり挫折したりしながらも必死に這い上がっていく芽亜里の姿がめちゃくちゃかっこいいです!仲間との絆で強敵に立ち向かう、王道の下剋上ストーリーに思わず胸が熱くなりました。
  • 本編の1巻で嫌な奴だった芽亜里が主人公ということで読み始めましたが、見事に彼女のファンになりました。ただ狂っているだけでなく、人間くさい葛藤や諦めない強さがあって、めちゃくちゃ応援したくなります!
  • スピンオフとは思えないほどギャンブルの駆け引きがしっかり練られていて面白いです。聚楽さんや壬生臣といった敵キャラたちも魅力的で、本編に負けず劣らずのヒリヒリとした心理戦が楽しめました。
  • 本編の狂気的な王者感とは違い、泥臭く逆転劇を狙っていく展開が個人的には本編以上に好きかもしれません。幼馴染のつづらを守るために、己のすべてを賭けて戦う芽亜里の健気さに心を打たれました。
  • 可愛い女の子たちが顔芸をしながら狂ったようにギャンブルをする面白さはそのままに、芽亜里のサクセスストーリーとして綺麗にまとまっています。本編にどう繋がっていくのか、最後までワクワクしながら読めました。

悪い所

  • 序盤のギャンブルは面白かったのですが、中盤の壬生臣編を過ぎたあたりから少しストーリーが中だるみしてしまったように感じます。最後のほうは運任せの勝負が多くて、少し拍子抜けしてしまいました。
  • 芽亜里が主人公ということで本編のようなぶっ飛んだ狂気を期待して読むと、意外と普通に友情や努力で勝っていくので物足りなさを感じます。もっとドロドロとした狂気のギャンブルが見たかったです。
  • 最終的に本編1巻のあのかませ犬キャラにどう繋がるのか期待していましたが、ちょっと結末がぼんやりしていて腑に落ちませんでした。なぜあそこまで堕ちてしまったのか、もっと明確に描いてほしかったです。
  • 巻数が進むにつれて、絵のクオリティが少し落ちているように感じる場面がありました。特にギャンブルの緊迫したシーンでの迫力が弱まってしまった気がして、初期の面白さが続かなかったのが残念です。
  • 仲間を守るために戦うというスタンスが、賭ケグルイの世界観には少し綺麗事すぎる気がします。狂った学園という設定なのに、ただの学園友情バトル漫画になってしまっているのが私の好みには合いませんでした。

同じジャンルの漫画

該当作品はありません。