レビュー著者: 漫画よしあし
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そらのおとしもの の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 突き抜けた下ネタギャグと、胸を締め付けるシリアス展開の落差に、感情をぐちゃぐちゃにされました!「平和が一番」と言いつつ、仲間のためにボロボロになって戦う智樹の格好良さに、男泣きせずにはいられません。
- 感情を持たないイカロスが「笑顔」を知るまでの過程が、あまりに切なくて尊いです。智樹との何気ない日常の中で、少しずつ心の色が増していく描写が丁寧で、彼女が笑った瞬間は自分のことのように嬉しかった。
- 終盤に向けて加速するSF的伏線の回収が見事で、ただのエロコメでは終わらない物語の深さに驚愕しました。エンジェロイドたちの出生の秘密や、世界の真実が明かされた時の衝撃は、今でも鮮明に覚えています。
- 「マスター」ではなく「友達」として接しようとする智樹の優しさが、孤独だった彼女たちを救っていく展開に何度も涙しました。変態だけど最高に誠実な主人公の造形が、作品全体の温かさを支えていると感じます。
- 全20巻という大長編を、最高の形で描ききった完結の納得感が素晴らしいです。最後の戦いからエピローグまで、キャラクター全員の幸せを願わずにはいられない、清々しくも感動的な幕引きに、心から満足しました。
悪い所
- 智樹の欲望全開の行動や、行き過ぎた下ネタ描写が、人によってはかなり下品に感じて拒絶感が出るかもしれません。ギャグのノリが合うかどうかが全てで、自分も最初は引いてしまい、馴染むまで時間がかかった。
- シリアスな良いシーンの直後に、極端なギャグで台無しにする演出がたまに鼻につくことがありました。物語に没頭して感動したいのに、急に現実に引き戻される感覚があり、情緒が追いつかなくて少し不満でした。
- 初期の画力が少し不安定で、アクションシーンのレイアウトが分かりにくい箇所がありました。水無月先生の熱量は伝わりますが、キャラクターの立ち位置が把握しづらく、物語に集中しきれない回があったのが残念。
- エンジェロイドの武器設定が少しインフレしすぎて、後半の戦いが力押しに見えてしまうことがありました。初期の能力の使い方の工夫が好きだったので、ビームの撃ち合いのような展開には少し物足りなさを感じた。
- 特定のサブキャラクターの扱いが少し雑に感じられる時期があり、もっと彼らの活躍を見たかったなという贅沢な不満を抱きました。主要3人のドラマが濃密な分、周囲のキャラが背景化してしまったのが少し惜しい。





