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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

LILIーMEN の感想と評価(良いところ、悪いところ)

LILIーMEN

LILIーMEN

著者: 渡嘉敷拓馬

連載: 週刊ヤングマガジン

ジャンル: ホラーSFアクション

評価: 8.4/10

あらすじ

人を喰う怪物「サキュバス」を絶滅させるため、自身も怪物となる施術を受けた少年・ニト。渡嘉敷拓馬が描く、ダークヒーローたちの苛烈な戦いを描いたSFサバイバルアクション。グロテスクなまでに書き込まれたクリーチャーと、絶望的な状況に抗うキャラクターたちの熱いドラマが、読者のアドレナリンを否応なしに引き出す。予測不能な展開に振り回される快感がここにある。

良い所

  • 敵のサキュバスのデザインがおぞましくて最高です。圧倒的な絶望感を感じさせる造形で、「これどうやって倒すの?」という緊迫感が毎回の戦闘にあります。
  • 予想の斜め上を行く展開の連続で、一話読むごとに「マジか」と呟いてしまいます。主人公がただ強くなるだけでなく、常にギリギリの状況に追い込まれるのがたまりません。
  • ダークな世界観の中で、仲間との絆や自己犠牲のドラマが熱く描かれていて、思わず目頭が熱くなるシーンがありました。アクションだけじゃない重厚さがあります。
  • 戦闘シーンの迫力が凄い。スピード感と痛みが直接伝わってくるような作画で、ページをめくる手が止まらなくなります。一気読みに向いている作品です。
  • 設定の不穏さがじわじわと明かされていく過程に引き込まれます。「絶対この組織おかしい」と思いながらも、その謎を追わずにはいられない中毒性があります。

悪い所

  • かなりグロテスクな描写や残酷な展開が続くので、耐性がないと読むのが厳しいかもしれません。好きなキャラクターが容赦なく酷い目に遭う覚悟が必要です。
  • 展開がスピーディーすぎて、時折状況の整理が追いつかないことがあります。「今のどういう理屈?」と立ち止まって読み返さないといけない場面が何度かありました。
  • 初期の絶望感が凄まじかった分、物語が進むにつれて少しスケール感がぼやけてしまったように感じる時期がありました。風呂敷の広げ方に好みが分かれるかもしれません。
  • 登場人物たちの倫理観がかなり壊れているので、一般的な「正義の味方」を期待すると痛い目を見ます。ダークヒーローものが好きな人向けです。
  • 謎が次々と提示される一方で、回収されるまでにかなり時間がかかるので、少しもどかしさを感じることがあります。完結してから一気に読みたくなるタイプの作品です。

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