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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

Dreams の感想と評価(良いところ、悪いところ)

Dreams

著者: 川三番地七三太朗

連載: 週刊少年マガジン

ジャンル: 野球スポーツ青春

評価: 8/10

あらすじ

突出した才能を持ちながら、素行不良で中学を4校も転校した「超」問題児・久里武志。彼が夢の島高校野球部で工藤監督に出会い、甲子園を目指して暴れまわる!七三太朗×川三番地が贈る、常識外れの魔球と破天荒な野球理論が炸裂する、伝説の「衝撃」野球漫画が開幕!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 「良い子」の主人公像をぶち壊すような、破天荒で強烈な個性を持つ主人公のエネルギーに引き込まれたい人
  • ピッチャーの心理戦と一球一球に込める極限の駆け引きと緊張感を、じっくりと味わいながら読みたい人
  • 一人の選手の成長と葛藤を、長い時間をかけて丁寧に積み重ねる骨太な物語を読み応えとして楽しめる人

向いていない人

  • 一試合に数年かかるような超スローテンポの展開に、読み続けるエネルギーが続かなくなってしまう人
  • 主人公が型破りすぎて、感情移入よりも振り回されている感覚の方が強くなってしまう人
  • 爽快感のある試合展開でガンガン勝ち進む、気持ちいいスポーツ漫画を勢いよく読み進めたい人

良い感想・レビュー

  1. 主人公の久里武志というキャラクターの圧倒的な魅力と破天荒さに、一気に引き込まれました!既存の野球漫画の「良い子」な主人公像を根底から覆す彼の生き様には、読んでいて本能的な興奮を覚えます。
  2. 序盤から中盤にかけての、久里が繰り出す数々の魔球や独創的な野球理論が本当に面白くて、野球の新しい可能性を見た気分でした。一見デタラメに見えて、どこか説得力がある理論には、いつも驚かされます。
  3. 工藤監督と久里の、ぶつかり合いながらも通じ合う師弟関係が熱いです。工藤監督の懐の深さが、久里という怪物を野球という舞台で輝かせている。二人の無言の信頼関係に、何度も胸が熱くなりました。
  4. 野球の試合描写が非常にダイナミックで、川三番地先生の躍動感あふれる作画が最高に映えます。ここぞという時のコマ割りや演出には、スポーツ漫画ならではの爆発的なエネルギーが詰まっていて大好きです。
  5. 賛否あるかもしれませんが、最終回のあの「急ハンドル」な展開も含めて、まさに『Dreams』という作品らしい突き抜けた終わり方だったと感じます。最後の最後まで、常識に縛られないこの作品に感謝しかありません。

悪い感想・レビュー

  1. とにかく一試合を消化するのに数年単位の連載期間がかかるなど、物語のテンポが極端に遅いのが辛かったです。一球投げる間にどれだけ心理描写が挟まるのかと、読んでいて少しストレスを感じる時期がありました。
  2. 物語の後半になるにつれて演出が過剰になりすぎ、試合の結果よりも「何が起きるか」のインパクト重視になってしまったのが残念でした。もっと初期の頃のような、熱い野球そのものの駆け引きが見たかったです。
  3. 最終回に向けた展開があまりに唐突かつ支離滅裂で、長年追いかけてきたファンとしては、もう少し丁寧に畳んでほしかったという虚無感があります。あのラストを受け入れられるかどうかで、評価が真っ二つに分かれる作品。
  4. 久里の素行があまりに酷すぎて、スポーツマンシップを重視する人には、どうしても生理的に受け入れがたい場面があるかもしれません。彼を「かっこいい」と思えるかどうかが、本作を楽しめるかの分かれ道です。
  5. 野球理論が少しSFチックというか、非現実的すぎる方向に振り切れることがあり、純粋な野球の知識を学びたい人には向きません。あくまで「久里武志というファンタジー」を楽しむための漫画だと割り切るべきです。

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