レビュー著者: 漫画よしあし
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転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint の感想と評価(良いところ、悪いところ)
転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す A Tale of The Great Saint
連載: コミック アース・スター
評価: 8.3/10
あらすじ
騎士家の少女・フィーアは、「剣の才能がない」と言われ落ちこぼれとして扱われていた。しかし、死の淵をさまよった際に、自分がかつて世界を救った最強の『大聖女』であった前世の記憶を思い出す!規格外のチート能力に目覚めた彼女だったが、前世で魔王の右腕に「聖女として生まれ変わったら殺す」と脅された恐怖の記憶も一緒に蘇ってしまった。魔王の右腕から逃れるため、大聖女の力を隠して立派な騎士を目指そうと決意するフィーア。だが、天然でお馬鹿な彼女は無自覚に規格外の力を発揮してしまい、最強の黒竜を従えたり、凄腕の騎士たちを振り回したりと、行く先々で大騒動を巻き起こしていく!爆笑必至の無双ファンタジーコメディ!
良い所
- 大聖女の生まれ変わりであるフィーアの、天然で少しお馬鹿なキャラクター性が最高に魅力的です!隠す気があるのか疑うほど無自覚にチート能力を発揮する姿に、毎回声を出して笑ってしまいます。
- 前世のトラウマを抱えながらも、明るくポジティブに騎士を目指すフィーアの姿に元気をもらえます。黒竜のザビリアをペット感覚で従えてしまう痛快な無双展開が、ストレス解消にぴったりの作品です。
- 凄腕の騎士団長たちが、フィーアの規格外な行動に全力で振り回されてツッコミを入れる掛け合いが面白すぎます。コメディとしてのテンポが抜群で、あっという間に最新刊まで読み切ってしまいました。
- 青辺マヒト先生の描くキャラクターの表情が豊かで、フィーアのドヤ顔や焦った顔が本当に可愛いです。ただのギャグ漫画ではなく、魔王の右腕との因縁など今後のストーリー展開も気になります。
- 『ひた隠す』とタイトルにありますが、全く隠しきれていないポンコツっぷりが愛おしいです!最強の力を持ちながらも権力に興味がなく、ひたすら立派な騎士になりたいという真っ直ぐな夢を応援したくなります。
悪い所
- タイトルに『ひた隠す』とあるのに、実際には無自覚にチート能力を連発しまくるため、タイトル詐欺ではないかとツッコミを入れたくなりました。もっとバレないようにハラハラするような隠密行動が見たかったです。
- フィーアの鈍感さや斜め上すぎるアホな行動が極端すぎて、途中で『流石にポンコツすぎないか?』と少し呆れてしまう瞬間がありました。主人公がもう少し頭を使って行動する姿も読んでみたかったです。
- 物語の進行が遅めで、特定のイベントや試験に巻数を長く割いているため、ストーリー全体の進展が遅く感じてしまいます。単行本をまとめ読みしていると、同じようなパターンの展開に少しマンネリを覚えます。
- 魔王の右腕に殺されるという前世のトラウマ設定が、フィーアの明るすぎる性格のせいで全く深刻な危機感として伝わってきません。シリアスとコメディのバランスが少し極端すぎる気がしてしまいます。
- 『攻撃力2倍』のようなゲーム的なパラメータの表現や説明が、本格的なファンタジーの世界観に少し合わず、読んでいて萎えてしまう部分がありました。もう少し魔法らしい自然な強さの演出が欲しかったです。





