レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
時間停止勇者 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
時間停止勇者
著者: 光永康則
連載: 月刊少年シリウス
評価: 8.8/10
あらすじ
SNSでの自爆から人生を諦めかけ、ゲームのような異世界へと転生した青年・葛野世界。彼に与えられた唯一のチート能力は、ゲームのコントローラーを用いて現実の時間を任意に停止させる力だった!だが、その能力は『時間停止中に死に直面するクエストを解決しなければ、時間を再開できない』という最悪の制約付きだった。時間停止中の世界で、物理法則の隙間を突き、トラップを仕掛け、絶望的な状況をピタゴラスイッチのように攻略していく極限の頭脳戦。お馴染みの『パンツチェック』などのおバカなお色気ギャグを交えつつ、命懸けのサバイバルとおバカなお色気ギャグが奇跡の融合を遂げた、新感覚の異世界コメディ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- タイムリミットに追われながら試行錯誤でフラグを攻略するパズル的な緊張感を楽しみたい人
- RPGのお約束を逆手にとったメタ的なギャグセンスと、時間停止能力の異色な使い道に笑える人
- 欲望に忠実な軽薄キャラが実は根は善人で必死に奮闘するという、清々しいギャップを楽しめる人
向いていない人
- 時間停止能力を利用したセクハラ的なハプニングが毎回繰り返されることに不快感を覚えやすい人
- チートなのに楽ができないもどかしさより、爽快な無双感やカタルシスを求めて読む人
- ご都合主義なギリギリ解決が続くパターンに一気読みするとマンネリを感じてしまう人
良い感想・レビュー
- 俺、時間を止めている間に、オブジェクトを動かしたり罠を仕掛けて一瞬の「再生」で一網打尽にするピタゴラスイッチ的な頭脳戦にガチでシビれた。チートなのに、頭を使わないと死ぬ極限のパズル要素が最高。
- 主人公の葛野世界(セカイ)の、「時間停止のストレス解消のために全力で女の子のパンツチェック(スカートめくり)をする」という徹底した変態紳士っぷりに爆笑。ブレないおバカさが逆に清々しい。
- ただのお色気コメディじゃなく、「コントローラーの電池残量」や「解除した瞬間に殺される恐怖」に常に怯えるサバイバルホラー的な緊張感が秀逸。絶望と笑いのバランスが完璧で、最後まで一気読みした。
- 17巻での、天界のシステムへの反旗を翻すべく、世界が時間停止の全チートを駆使して「神への反撃」を試みる展開に痺れた!初期の小さなクエスト攻略から、世界規模のバトルへ発展する構成の広がりが最高。
- セカイに都合よく助けられ、彼を「奇跡を起こす寡黙な伝説の勇者」と崇めるお嬢様たちのすれ違いの勘違いコメディが最高。お互いの認知の歪みが、光永先生のギャグのキレで完璧に活きているのが面白い。
悪い感想・レビュー
- アクションやストーリーを楽しみたいのに、ほぼ毎話のように執拗に繰り返される女の子のパンツチェックやお色気描写が、私には少し下品でノイズに感じた。そういう描写がなくても十分面白い作品なのに。
- 「時間を止める → クエストを解決する → 偶然のラッキーで周囲に崇拝される」という基本パターンの繰り返しが17巻までずっと続いているため、一気読みするとマンネリを感じて途中で飽きが来てしまう。
- 光永先生の描く、少し懐かしさのある昔ながらの劇画タッチに近い絵柄や、女の子たちの少々荒削りなデッサンが、最近の美麗なデジタル作画に慣れている私には、少しビジュアル的な古さを感じて合わなかった。
- セカイが「自分の命を守るためとはいえ、時間を止めて女の子たちをかなり都合よく玩具のように扱う」態度に、読んでいて少しイライラした。コメディとはいえ、もう少し彼女たちへの最低限の敬意が欲しかった。
- 後半になるにつれて、「天界のルール」や「ゲームマスターの目的、複雑な時間大跳躍のパラドックス」の説明が増えて、頭が追いつかなくなった。初期の、ただ身近な魔物をハメ殺していた頃のゆるいノリが恋しい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、時間を止めている間に、オブジェクトを動かしたり罠を仕掛けて一瞬の「再生」で一網打尽にするピタゴラスイッチ的な頭脳戦にガチでシビれた。チートなのに、頭を使わないと死ぬ極限のパズル要素が最高。
アクションやストーリーを楽しみたいのに、ほぼ毎話のように執拗に繰り返される女の子のパンツチェックやお色気描写が、私には少し下品でノイズに感じた。そういう描写がなくても十分面白い作品なのに。
主人公の葛野世界(セカイ)の、「時間停止のストレス解消のために全力で女の子のパンツチェック(スカートめくり)をする」という徹底した変態紳士っぷりに爆笑。ブレないおバカさが逆に清々しい。
「時間を止める → クエストを解決する → 偶然のラッキーで周囲に崇拝される」という基本パターンの繰り返しが17巻までずっと続いているため、一気読みするとマンネリを感じて途中で飽きが来てしまう。
ただのお色気コメディじゃなく、「コントローラーの電池残量」や「解除した瞬間に殺される恐怖」に常に怯えるサバイバルホラー的な緊張感が秀逸。絶望と笑いのバランスが完璧で、最後まで一気読みした。
光永先生の描く、少し懐かしさのある昔ながらの劇画タッチに近い絵柄や、女の子たちの少々荒削りなデッサンが、最近の美麗なデジタル作画に慣れている私には、少しビジュアル的な古さを感じて合わなかった。
17巻での、天界のシステムへの反旗を翻すべく、世界が時間停止の全チートを駆使して「神への反撃」を試みる展開に痺れた!初期の小さなクエスト攻略から、世界規模のバトルへ発展する構成の広がりが最高。
セカイが「自分の命を守るためとはいえ、時間を止めて女の子たちをかなり都合よく玩具のように扱う」態度に、読んでいて少しイライラした。コメディとはいえ、もう少し彼女たちへの最低限の敬意が欲しかった。
セカイに都合よく助けられ、彼を「奇跡を起こす寡黙な伝説の勇者」と崇めるお嬢様たちのすれ違いの勘違いコメディが最高。お互いの認知の歪みが、光永先生のギャグのキレで完璧に活きているのが面白い。
後半になるにつれて、「天界のルール」や「ゲームマスターの目的、複雑な時間大跳躍のパラドックス」の説明が増えて、頭が追いつかなくなった。初期の、ただ身近な魔物をハメ殺していた頃のゆるいノリが恋しい。





