レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
Unnamed Memory の感想と評価(良いところ、悪いところ)
Unnamed Memory
連載: 月刊コミック電撃大王
評価: 8.6/10
あらすじ
強国ファルサスの王太子オスカーは、自身にかけられた「子孫を残せない呪い」を解くため、どんな望みも叶えるという試練の塔を訪れる。待ち受けていたのは、絶大な力を持つ美しき魔女ティナーシャだった。見事試練を乗り越えたオスカーは、呪いを解く代わりに彼女を妻として迎えることを望む。最初は困惑するティナーシャだったが、オスカーの強引で真っ直ぐな愛情に少しずつ心を動かされていく。呪いと愛が絡み合う数奇な運命の中、二人は世界を巻き込む巨大な陰謀と過酷な戦いに巻き込まれていく。圧倒的な作画で描かれる、孤独な魔女と最強の王太子の壮大な本格ファンタジーラブストーリー!
良い所
- オスカーとティナーシャの掛け合いがテンポ良くて、まるで夫婦漫才みたいで本当に可愛いです!圧倒的な強さを持つ二人が、少しずつ心を通わせていく過程が尊すぎて何度も読み返してしまいます。
- 越水ナオキ先生の作画が圧倒的に美しく、魔法の発動シーンや戦闘の迫力が視覚的にガツンと伝わってきて感動しました。二人の表情の細かな変化も丁寧に描かれていて、一気に世界観に引き込まれました。
- 原作小説の大ファンですが、コミカライズのクオリティが本当に高くて大満足です。文章だけでは想像しきれなかった魔法の演出やティナーシャの可愛さが、漫画ならではの説得力で描かれていて最高です。
- オスカーの全く動じない器の大きさと、どんな絶望的な状況でもティナーシャを真っ直ぐに愛し抜く姿がめちゃくちゃカッコいいです!呪いと愛が複雑に絡み合う重厚なストーリー展開から目が離せません。
- 最強の魔女であるティナーシャが、オスカーのペースに振り回されて赤面するギャップがたまりません。ただのラブコメではなく、国を揺るがす壮大な陰謀や激しいアクションも楽しめる大傑作ファンタジーです。
悪い所
- 原作小説を読んでいた私からすると、オスカーのビジュアルが少しチャラく見えてしまい、小説から感じていたどっしりとした王太子の貫禄のイメージとズレを感じてなかなか感情移入できませんでした。
- 緻密なファンタジー世界ゆえか、漫画版だと心理描写や背景の動機づけがあっさりと流されてしまう箇所がありモヤモヤします。原作を読んでいないと、キャラクターの行動の理由が分かりにくい気がしました。
- 作中で起こる大量虐殺などのかなりダークな展開や、一部のキャラクターの倫理観に対する落とし前があっさりしている点に少し引いてしまいました。重いテーマを扱うならもっと深く掘り下げてほしかったです。
- 登場人物や国家の勢力が非常に多く、魔法や呪具の独自設定も複雑に絡み合うため、一気に読まないとストーリーの細部についていけなくなってしまいます。もう少し設定の解説が分かりやすいと嬉しいです。
- 王道ファンタジーの壮大な物語なのは分かるのですが、オスカーの強引すぎる求婚や態度が少しモラハラ気味に見えてしまい、彼を素直に好きになれませんでした。恋愛の過程にもう少し繊細さが欲しかったです。
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