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今際の国のアリス の感想と評価(良いところ、悪いところ)
今際の国のアリス
著者: 麻生羽呂
連載: 週刊少年サンデー/週刊少年サンデーS
評価: 8.5/10
あらすじ
やり場のない日常に鬱屈していた有栖良平は、仲間と共に突如として“今際の国”と呼ばれる異世界に迷い込む。そこでは命を懸けたデスゲームが待ち受けており、参加者はクリアしなければ死が待つ。仲間との絆や裏切り、極限状態での心理戦を通じて、有栖は生きる意味を模索していく。
良い所
- デスゲームのルールが毎回工夫されていて、先が読めず緊張感が続いた。
- キャラクターの心理描写が丁寧で、極限状態での人間らしさが伝わった。
- 作画が迫力あり、特にゲーム中の緊張感が強烈に表現されていた。
- 友情や裏切りといった人間関係のドラマが深く、物語に厚みを感じた。
- ラストに向けての展開が壮大で、読後に強い余韻が残った。
悪い所
- 序盤は面白いが、中盤以降はやや冗長に感じる部分があった。
- キャラクターの退場が唐突で、感情移入が追いつかない場面があった。
- ゲームの説明が複雑で、理解しづらい章があった。
- 暴力描写が過激で、読む人を選ぶと感じた。
- 結末の解釈が難しく、すっきりしない印象を受けた。




