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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

怪物事変 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

怪物事変

著者: 藍本松

連載: ジャンプSQ.

ジャンル: アクションダークファンタジー

評価: 8.2/10

あらすじ

田舎の旅館で「泥田坊」と蔑まれて育った13歳の夏羽。東京から来た怪物専門の探偵・隠神と出会い、自分が屍鬼と人間の半妖だと知る。両親を探すため隠神の探偵事務所に身を寄せた夏羽は、化蜘蛛の半妖・織や雪男子の晶ら個性ゆたかな仲間と暮らし始める。怪物がらみの奇妙な事件を解決しながら、夏羽は少しずつ前を向いていく。やがて物語は怪物の力を高める「結石」をめぐる争いへ。警視庁を裏であやつる化狐の飯生が立ちはだかる。飯生は人間を支配する世界を望み、ついに日本の首相にまで上りつめる。電波塔で人の心を操られ、鎖国へ追い込まれた日本。各地の怪物と手を組み反撃に挑む半妖たちの戦い!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 感情の希薄だった少年が仲間との出会いを通じて、少しずつ心を取り戻していく丁寧な過程に胸を熱くしたい人
  • 居場所のない者たちの連帯をテーマに、個性的な仲間それぞれの事情と絆を深く掘り下げる群像劇が好きな人
  • 異能を駆使した独創的なバトルと、シリアスとコメディの絶妙なバランスをテンポよく楽しみたいと思う人

向いていない人

  • 子供向けだと思って読み始めると、残酷でエグい虐待的な描写に強くショックを受けて精神的にきつくなりやすい人
  • 長期連載で展開がマンネリ化していくより、本筋の謎にスピーディーに迫る進行を最優先に期待する人
  • 勢いだけで解決する場面より、論理的で納得感のある頭脳戦としての能力バトルをじっくり味わいたい人

良い感想・レビュー

  1. 読み進めるほど面白さが増していくタイプの漫画だと感じた。夏羽の淡々とした性格が、本人は平気そうなのにかえって切なくて、ずっと目が離せなかった。
  2. ジャンプらしい王道ものだと思った。作画もきれいでテンポよく進むので読みやすい。無気力だった主人公に目的ができて、心に火が灯る場面には素直にぐっときた。
  3. 無料の1巻を読んだら止まらなくなって、そのまま全巻買ってしまった。夏羽がとにかく可愛くていじらしい。こんなに応援したくなる主人公は久しぶりだと思った。
  4. 妖怪や怪物のオカルト要素が好きな自分にはドンピシャだった。バトルの躍動感もあるし、ダークな部分とコミカルな日常のギャップにすっかりやられてしまった。
  5. 夏羽の扱いがあまりに酷くて泣けた。でも隠神と出会ってからの変化と、彼にもらった「光」の描写が本当によくて、そこから先は一気に引き込まれてしまった

悪い感想・レビュー

  1. 読み進めるうちに味方も敵もキャラがどんどん増えて、誰がどれだか話が分からなくなってきた。正直、中盤以降は読者登録を外そうか迷ったほどだった。
  2. 絵柄のポップさやストーリーの分かりやすさとは対照的に、いきなり大人向けのネタをぶっ込んでくるのが気になった。子供にはちょっと薦めづらいと感じた。
  3. グロテスクで胸糞なシンデレラの男の子版という印象だった。絵はきれいでテンポもいいが、虐待やネグレクトを思わせる展開が私には受け付けなかった。
  4. 最初は面白く読んでいたが、進むにつれてバトル漫画に寄りすぎた気がした。最初の怪奇探偵もの・オカルトサスペンスの雰囲気が薄れたのが残念だった。
  5. 設定やキャラは魅力的で期待していたが、ジャンプの王道バトルにありがちなパターンに収束してしまい、途中から展開が読めてしまう部分があったのは惜しい。

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