レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん
マークダウンで表示著者: 服部昇大
連載: COMIC OGYAAA!!
ジャンル: 青年マンガ/映画・サブカル/ギャグ・コメディ/学園
評価: 8.6/10
あらすじ
洋画好きの部長・小谷洋一が一人で活動する「映画について語る若人の部」に、とんでもない新入部員が現れた!彼女の名前は邦吉映子(通称:邦キチ)。邦画が好きで好きでたまらない天然系女子高生の彼女は、部長を相手に、世間的な評価が微妙なB級邦画や特撮作品、少し変わったアニメ映画などを、異常な熱量とトチ狂った着眼点でひたすらにプレゼンしまくる!その視点、その愛情、その圧力はまさに規格外。映画を実際に見ていなくても、彼女の偏った見どころ紹介と部長のキレッキレのツッコミだけで爆笑必至!不思議とその「ヤバい映画」を観てみたくなる、本邦初の邦画プレゼン・学園青春コメディ開幕!
良い所
- 世間的な評価が微妙な邦画や特撮作品などを、異常な熱量とトチ狂った着眼点でプレゼンする邦キチの勢いが最高に笑えます!彼女の語り口にすっかりハマってしまいました。
- 映画を実際に見ていなくても、邦キチの偏った見どころ紹介と、ツッコミ役である洋一部長との掛け合いだけで腹を抱えて爆笑できました。不思議とそのヤバい映画を実際に観てみたくなる魔法の漫画です。
- 単なる映画紹介漫画にとどまらず、邦キチと部長の微妙な未満ラブコメ要素や、マリアやヤンヤンといった強烈な個性を持つ美少女キャラが織りなす青春モラトリアム群像劇としても非常に優れています。
- 長寿コンテンツであるガンダムやエヴァなどに対する『おじさんオタクの生態』の解像度があまりにも高くて、同世代として激しく共感してしまいました。映画オタクあるあるが詰まった大傑作です。
- マニアックな邦画から大作アニメまで、どんな映画でも邦キチのフィルターを通すとこんなに面白おかしく紹介できるのかと感心します。日々の疲れを笑いで吹き飛ばしてくれる最高のコメディです!
悪い所
- B級映画のツッコミどころをイジる『誉め殺し』のスタイルが基本となるため、紹介されている映画を純粋に名作として心から愛している私にとっては、茶化されているように感じて少し不快になることがありました。
- 特撮やアニメ、ネットミームなどのかなりマニアックなネタが多用されるため、元ネタや界隈のノリが分からない読者には少し置いてけぼり感があると思います。かなり人を選ぶ、アクの強い作風です。
- 本当に面白くて良質な邦画のおすすめを知りたくて読んだのですが、ラインナップが奇抜で少しヤバい作品ばかりだったため、完全に肩透かしを食らいました。映画のガイドブックとしては全く役に立ちません。
- 部長が毎回映画に対して否定的な態度やキツいツッコミを入れるため、少し会話がギスギスして見える瞬間がありました。もう少し純粋に映画の良さを分かち合うような平和なエピソードも見たかったです。
- 同じようなパターンのプレゼンとツッコミの繰り返しになるため、単行本をまとめ読みしていると途中でかなりマンネリ化して飽きてしまいました。たまに読むくらいがちょうどいいテンポの漫画だと感じます。





