レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
終末のワルキューレ奇譚 ジャック・ザ・リッパーの事件簿 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
終末のワルキューレ奇譚 ジャック・ザ・リッパーの事件簿
連載: 月刊コミックゼノン
ジャンル: スピンオフ/青年マンガ/アクション/ダークファンタジー
評価: 7.5/10
あらすじ
『終末のワルキューレ』に登場する第4回戦人類側代表、ジャック・ザ・リッパーを主役にした公式スピンオフ作品。19世紀のロンドンを舞台に、娼婦連続殺人事件の犯人とされる男の秘められた過去や知られざる戦いが描かれる。しかし彼は「本物のジャック」ではなく、人の感情の色を見て絶望の色を好む狂人であった。アップルパイを愛する面白き英国紳士としての顔と、独自組織からの委託で悪人を裁くダークヒーローとしての顔を併せ持つ。ロンドンの闇社会で暗躍する「マザーグース」などの強敵との激しいバトルや、幼少期の壮絶な過去が緻密な作画で展開される、重厚なダークアクションファンタジー。
良い所
- 本編で登場したジャックが、実は本物じゃなかったという設定に驚かされました!人の感情の色が見えて、絶望の色を好むという狂気を秘めたキャラクター性が本当に魅力的で、すっかり彼の虜になっています。
- アップルパイが大好きな面白おじさんという一面もあって、そのギャップがたまりません!ロンドンの闇を掃除するダークヒーロー的な立ち位置が最高にかっこよくて、読んでいてワクワクが止まりませんでした。
- 幼少期の名無しさんがめちゃくちゃ美少年でびっくりしました!彼にもちゃんと友達ができたりして、友情の描かれ方に胸が熱くなります。気風のいい女将さんなど、周囲のキャラクターたちも魅力的で大好きです。
- とにかくストーリーの展開がスピーディーで、一気に引き込まれました!次から次へと新しい強敵が現れるので、毎巻のバトルシーンから目が離せません。ダークな世界観の中でジャックがどう動くのか楽しみです。
- ただの悪役ではなく、独自の美学を持って悪人を裁いていく姿がたまりません。マザーグースのような謎の組織との死闘など、本編では見られなかった彼だけの戦いが存分に楽しめて、原作ファンとしても大満足です。
悪い所
- 事件簿というタイトルだったのでミステリー要素を期待したのですが、完全にバトル漫画になっていて少しガッカリしました。もっと頭脳戦や推理を見せてほしかったので、私の求めていたものとは違いましたね。
- ジャックに本物の切り裂きジャックのような猟奇さを求めていたので、少し物足りなさを感じてしまいます。被害者も悪人ばかりで、ただのダークヒーローに落ち着いてしまっているのが中途半端で残念でした。
- 他のスピンオフ作品と展開が似てきているように感じて、少しマンネリを覚えました。独自の設定があまり活かしきれておらず、どこかで見たようなバトルが続くので、もう少しこの作品ならではの個性が欲しいです。
- どこかの団体から契約委託を請け負っているという設定が、ちょっとサラリーマンっぽくて萎えてしまいました。もっと孤高で予測不能な狂気の殺人鬼としてのジャックを見たかったので、少し解釈違いを感じます。
- 戦う相手がなんだか身内ばかりのような気がして、倒してもあまりスッキリしません。正義感で動いているわけでもないので、主人公の目的に感情移入しづらく、読み進めるのに少し疲れてしまう部分がありました。
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