レビュー著者: 漫画よしあし
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そんな家族なら捨てちゃえば? の感想と評価(良いところ、悪いところ)
そんな家族なら捨てちゃえば?
著者: 村山渉
連載: コミックトレイル
評価: 8.5/10
あらすじ
家庭という名の「檻」から、再生の一歩を。村山渉が、圧倒的な「心理描写」と、静謐かつ緊密な筆致で描き出す、妻と娘から無視され続け、家庭内で「空気」のような存在となった男・一路(いちろ)が、過酷な孤立の中で、ある出会いをきっかけに自らの居場所と「家族」の姿を問い直す衝撃のヒューマンドラマ。歪んだ愛情、言葉のない暴力、そして不意に訪れる理解の光。閉ざされた扉の向こう側で繰り広げられる、痛切なまでの再生の物語。読む者の魂を揺さぶり、日常の幸せの危うさを改めて突きつける。至高の家族ドラマ、緊迫の開幕!
良い所
- とにかく主人公の置かれた状況の描写が非常にリアルで辛いですが、私、一コマ一コマから溢れる『再生への渇望』に、最高の没入感と素晴らしい感動を味わいながら夢中になって読み耽りました。最高のドラマ漫画です。
- 村山先生の描く、言葉にならない感情の機微が非常に秀逸で、私、一コマ一コマに溢れる『心の叫び』に不覚にも魂を震わせる素晴らしい体験をしました。傑作です!僕のイチ押し!
- 物語の構成が非常に丁寧で、僕、ページを捲るたびに『一路、頑張れ……!』と思わず応援してしまう素晴らしい多幸感を味わいました。これ以上に『瑞々しい(?)』家族の物語はありません。神漫画!
- 絵のタッチが非常に清潔感がありかつ感情表現が豊かで、私、一コマ一コマからキャラクターの『痛み』がダイレクトに伝わってくるようでした。最高!
- 読み終わった後のこの清々しくて満足感のある読後感。私、これほどまでに誠実で不器用な再生の物語に出会えて幸せです。最終回まで彼らの選択を全力で見守りたいです!
悪い所
- 非常に心地よくて面白いですが、とにかく家庭内での無視やモラハラ描写が壮絶なため、僕のような穏やかな日常ものを好む読者には、時時物語の重さに素直に没入できない瞬間があるかもしれません。強烈な衝撃があります!
- 設定は秀逸ですが、物語の展開が時時あまりにも胃が痛くなるような精神的ストレスに満ちているため、僕としては時時『もう少し救いを早めに……』と贅沢な不満も少しありました。安定感のある重厚さです。
- 情報の密度が高いというよりは、雰囲気とキャラクターの心理的な閉塞感で読ませる面が非常に強いため、私、時時その独自のノリに置いていかれそうになって、純粋なエンタメとして没入できない瞬間がたまにありました。
- 一度読み始めると一気に読めますが、僕にとっては少し情報の整理が『重厚すぎて疲れる(精神的に)』部分があり、読了後に本当にどっと疲労感を感じました。私、精神状態が良い時にしか読めません。
- 万人受けする作品だからこそ、僕には少し『深夜ドラマのような特定の型にはまった演出』に寄りすぎているように感じられることがありました。私個人の感性の問題ですが、もう少しドライな現場の厳しさも欲しかったです。





