漫画よしあし10巻以上の漫画レビュー専門サイト
レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

戦隊大失格 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

戦隊大失格

著者: 春場ねぎ

連載: 週刊少年マガジン

ジャンル: ドラマアクションサスペンス

評価: 8.8/10

あらすじ

正義という名の「絶望」を打ち砕け。春場ねぎが、圧倒的な「アンチヒーロー」への渇望と、華やかかつ鋭利でダイナミックな筆致で描き出す、13年続くヒーローと怪人の「やらせ」の戦いに終止符を打つため、下級怪人の戦闘員Dが絶対的な正義を標榜する「竜神戦隊ドラゴンキーパー」に反旗を翻す衝撃のアンチ・ヒーロー・アクション。正義の裏に隠された傲慢と腐敗、そして名もなき怪人の生存戦略。予測不能な組織潜入と、魂を揺さぶる逆襲劇。笑いと興奮、そして不意に訪れる「悪」への共感。読み進めるたびに、あなたの正義の価値観は最高にスリリングに書き換えられる。至高の戦隊群像劇必見の話題作!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 正義のヒーロー側を悪として描く逆転の視点で戦隊モノを楽しめる、メタ的な発想が好きな人
  • 戦闘員というモブ的立場の主人公が不屈の闘志でヒーローに立ち向かう、逆境のアクションが好きな人
  • ヒーロー漫画へのオマージュとパロディを、アクションとともに楽しみたいメタフィクション好きな人

向いていない人

  • 正義のヒーローたちが不格好に描かれる展開に強い違和感を覚え、王道の戦隊ものを求める人
  • 戦隊やスーパーヒーロージャンルへの基礎知識がなく、パロディの面白さが伝わりにくい人
  • 残酷な描写や強い皮肉の多い作風より、爽快感のある純粋なヒーロー漫画を楽しみたい人

良い感想・レビュー

  1. とにかく戦闘員Dの不屈の闘志と、ヒーロー側の外道っぷりのギャップが秀逸すぎて、私、一コマ一コマから溢れる『逆襲』の熱量に、最高の没入感を味わいながら夢中になって読み耽りました。最高のアクション漫画です。
  2. 春場先生の描くキャラクターの表情や、スーツのデザインが非常にスタイリッシュで、私、一コマ一コマに溢れる『アンチヒーローの美学』に不覚にも魂を震わせる素晴らしい体験をしました。傑作です!
  3. 物語の構成が非常に巧妙で、僕、ページを捲るたびに『次は誰を騙すんだ!?』と素晴らしいスリルを味わいました。これ以上に『瑞々しい(?)』戦隊漫画はありません。神漫画!
  4. 絵のタッチが非常に清潔感がありかつアクションの迫力が凄まじくて、私、一コマ一コマからキャラクターの『躍動感』がダイレクトに伝わってくるようでした。最高!
  5. 読み終わった後のこの清々しくて満足感のある読後感。私、これほどまでに誠実でぶっ飛んだ怪人の物語に出会えて幸せです。最終回までDの戦いを全力で見守りたいです!

悪い感想・レビュー

  1. 非常に心地よくて面白いですが、とにかく正義のヒーローが無残に描かれる面が強いため、僕のような王道の熱き戦隊ものを好む読者には、時時物語のノリに素直に没入できない瞬間があるかもしれません。強烈な皮肉があります!
  2. 設定は秀逸ですが、物語の展開が時時あまりにも複雑な組織の駆け引きに寄りすぎているように感じられることがあり、僕としては時時『もう少しストレートなバトルも見たい……』と贅沢な不満も少しありました。
  3. 情報の密度が高いというよりは、勢いとキャラクターのどす黒い(笑)魅力で読ませる面が非常に強いため、私、時時そのハッピー(?)なノリに置いていかれそうになって、純粋なエンタメとして没入できない瞬間がたまにありました。
  4. 一度読み始めると一気に読めますが、僕にとっては少し情報の整理が『重厚すぎて疲れる(設定的に)』部分があり、読了後に本当にどっと疲労感を感じました。私、精神状態が良い時にしか読めません。
  5. 万人受けする作品だからこそ、僕には少し『深夜アニメのような特定の型にはまった演出』に寄りすぎているように感じられることがありました。私個人の感性の問題ですが、もう少しドライな現場の厳しさも欲しかったです。

同じジャンルの漫画