レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
新宿スワン の感想と評価(良いところ、悪いところ)
新宿スワン
完結著者: 和久井健
連載: 週刊ヤングマガジン
ジャンル: 青年漫画・サスペンス/アウトロー・裏社会
評価: 7.7/10
あらすじ
金も仕事もない19歳の白鳥タツヒコは、歌舞伎町の路上で凄腕スカウトマン・真虎に拾われる。飛び込んだのは、女の子に声をかけて水商売へ送り出す裏ビジネスの世界。バカがつくほど真っ直ぐなタツヒコは「女の子を幸せにする」と言い切り、縄張り争いと裏切りが渦巻く街で殴られながら這い上がっていく。スカウトからホスト、そしてヤクザの跡目争いへ。話が転がるほど、昔この街で起きた事件の影が濃くなる。長年ひとりで抱えてきた真虎の復讐が、ついに正面へ出てくる。終わりで一気に繋がる伏線と、それぞれの筋を通そうとする男たちのぶつかり合い。夜の街の底で燃え続ける、汗と血の歌舞伎町ドラマ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 表からは見えない夜の街の仕組みや、そこで生きる人間のむき出しの本音をじっくり覗いてみたい人
- 長い連載の中で少しずつ撒かれた種が、終わりですべて繋がっていく手応えを味わいたい人
- 不器用でも筋を通そうとする男たちが、正面からぶつかり合う泥くさい熱に当てられたい人
向いていない人
- 殴り合いや性を扱う場面が何度も出てくるため、荒っぽい描写が続くと気持ちが沈んでしまう人
- 序盤の線の粗さや癖のある絵柄が引っかかって、中身に入り込めないまま止まってしまう人
- はじめの題材のまま最後まで進んでほしくて、途中で作風が変わる展開を受け入れづらい人
良い感想・レビュー
- 縁のない世界なのに、気づけば引き込まれていました。ヤクザや風俗やホスト、どうしようもない場所ばかり出てくるのに、そこでもがくタツヒコの姿に惹かれます。裏社会の生々しさを覗き見る感覚がクセになります。
- 話の中身はとことん凄惨で、読み手を選ぶのは間違いない。それでも自分がついていけたのは、白鳥の人を信じきる明るさがあったからだ。暗黒漫画の金字塔と呼びたくなる一作である。
- 終盤の伏線の畳み方には唸った。序盤はスカウト、中盤はホスト、終盤はヤクザと舞台が転がっていくのに、話の芯はぶれない。スカウトを束ねる兄貴分の筋の通った生き様だけでも読む値打ちがあった。
- バカ正直なくらい真っ直ぐな主人公と、腹の底が読めない兄貴分。この二人の対比の効き方が胸に迫ってきました。裏社会の駆け引きに男たちの熱がぶつかって、最後まで一息に読ませる力があります。
- 作者が足で稼いだ話だけあって、えげつない場面まで妙にリアルです。セリフは少ないのに、一言一言がずしりときます。出てくる悪党がどいつもこいつもとことん悪そうな面構えで、そこがたまりません。
悪い感想・レビュー
- 映画がきっかけで手に取ったものの、絵の癖の強さでつまずきました。リアル寄りの描き方が自分には合わず、読み進めるのに苦労しました。話は面白いと思うだけに、そこだけが惜しいです。
- 読み返してみたら、前より絵の粗さが目についてしまった。おまけに肝心の仕事の場面が減って、喧嘩ばかりの展開が続く。これならスカウトの駆け引きをもっと見たかったというのが正直なところだ。
- 面白いのは間違いないけれど、途中からスカウトの話ではなくなってしまう。終盤はヤクザの跡目争い一色で、看板と中身がずれていく感じがどうにも引っかかった。街の匂いのする序盤が好きだった。
- 巻数が積み上がるにつれて、顔ぶれの多さに置いていかれた。前に出てきた人物が久しぶりに戻ってきても誰だったか思い出せない。つまらない箇所はないものの、飛び抜けて面白いとも言い切れなかった。
- この手のむき出しの暴力描写はやはり苦手で、読んでいて疲れてしまった。舞台が地方に移ってからは話の勢いも鈍った気がして、そこで手が止まったままになっている。人はかなり選ぶ内容だと思う。
良い感想・レビュー
- 縁のない世界なのに、気づけば引き込まれていました。ヤクザや風俗やホスト、どうしようもない場所ばかり出てくるのに、そこでもがくタツヒコの姿に惹かれます。裏社会の生々しさを覗き見る感覚がクセになります。
- 話の中身はとことん凄惨で、読み手を選ぶのは間違いない。それでも自分がついていけたのは、白鳥の人を信じきる明るさがあったからだ。暗黒漫画の金字塔と呼びたくなる一作である。
- 終盤の伏線の畳み方には唸った。序盤はスカウト、中盤はホスト、終盤はヤクザと舞台が転がっていくのに、話の芯はぶれない。スカウトを束ねる兄貴分の筋の通った生き様だけでも読む値打ちがあった。
- バカ正直なくらい真っ直ぐな主人公と、腹の底が読めない兄貴分。この二人の対比の効き方が胸に迫ってきました。裏社会の駆け引きに男たちの熱がぶつかって、最後まで一息に読ませる力があります。
- 作者が足で稼いだ話だけあって、えげつない場面まで妙にリアルです。セリフは少ないのに、一言一言がずしりときます。出てくる悪党がどいつもこいつもとことん悪そうな面構えで、そこがたまりません。
悪い感想・レビュー
- 映画がきっかけで手に取ったものの、絵の癖の強さでつまずきました。リアル寄りの描き方が自分には合わず、読み進めるのに苦労しました。話は面白いと思うだけに、そこだけが惜しいです。
- 読み返してみたら、前より絵の粗さが目についてしまった。おまけに肝心の仕事の場面が減って、喧嘩ばかりの展開が続く。これならスカウトの駆け引きをもっと見たかったというのが正直なところだ。
- 面白いのは間違いないけれど、途中からスカウトの話ではなくなってしまう。終盤はヤクザの跡目争い一色で、看板と中身がずれていく感じがどうにも引っかかった。街の匂いのする序盤が好きだった。
- 巻数が積み上がるにつれて、顔ぶれの多さに置いていかれた。前に出てきた人物が久しぶりに戻ってきても誰だったか思い出せない。つまらない箇所はないものの、飛び抜けて面白いとも言い切れなかった。
- この手のむき出しの暴力描写はやはり苦手で、読んでいて疲れてしまった。舞台が地方に移ってからは話の勢いも鈍った気がして、そこで手が止まったままになっている。人はかなり選ぶ内容だと思う。










