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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

くまみこ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

くまみこ

著者: 吉元ますめ

連載: 月刊コミックフラッパー

ジャンル: ファンタジーコメディ

評価: 7.2/10

あらすじ

東北の山奥にある熊出村。熊出神社の巫女を務める中学生・雨宿まちは、都会の高校へ進学したいと夢見ている。だが後見人で人語を話す過保護なヒグマ・ナツは、世間知らずで機械オンチなまちを案じて大反対。ナツは「ユニクロで服を買う」「Suicaを使いこなす」といった都会っ子試練を次々と課していく。いとこ・良夫の強引な村おこしにも振り回され、極度のコミュ障を抱えるまちは、たびたび被害妄想の迷宮へ迷い込む。やがて高校生となり仙台で新生活を始めるが、終盤では山神様の呪いや異常気象まで巻き起こる大騒動。本当の居場所はナツやおばあさん、響たちのいる熊出村だと気づく、しゃべるクマと巫女のド田舎コメディ!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 田舎特有の少し閉鎖的な空気と、人間臭い相棒とのシュールな掛け合いのミスマッチを面白がれる人
  • ほのぼのした日常に時折混じるブラックジョークや人間の業との落差に、思わずハマってしまう人
  • 難しいことを考えず笑ってリラックスできる、疲れた夜にぴったりの癒やしの日常作品を求める人

向いていない人

  • 主人公への少し厳しい扱いを可哀想に感じてしまい、終始温かく優しい世界観を望んでしまう人
  • 人を選ぶシュールな笑いがツボに合わず、もっとわかりやすく万人向けのユーモアを求める人
  • 舞台が小さな村に限定され、展開が一本調子になりがちな点に中だるみを感じてしまう人

良い感想・レビュー

  1. しゃべるクマと中学生巫女というありえない組み合わせの日常系ほのぼのファンタジー。完全な架空ではなく、現代日本の過疎地方が舞台なところに妙なリアル感があって良いです。
  2. クマがリアルタッチで可愛く描かれているのに、それが普通に喋るシュールさが面白い。ダメダメな性格の中学生女子とのド田舎ギャグのノリも好みでした。
  3. 読んでいるとほっこり和みます。まちの強い憧れも、勢いで突っ走る不器用さも、怠惰さが見え隠れするところも共感できて、ひとりで勘違いを暴走させる感じがほほえましいです。
  4. ポンコツ巫女とハイテク熊の組み合わせがシュールで最高に笑えます。くまが喋って機械にも詳しくて、現実にいたら凄そう。スピリチュアル要素を期待していたら良い意味で裏切られました。
  5. 最終盤で貯めに貯めたネタが炸裂してすっきり楽しめました。まちが初期より明らかにメンタル強くなって友達もできて、優しい着地点にまとめてくれたのが嬉しかったです。

悪い感想・レビュー

  1. 最後は似合わないシリアス展開になってしまいました。結局なにも解決していないように見えて、だらだら日常をやっているだけで良かったのではと感じます。
  2. アニメ化の問題から低迷した印象で、やはり長くやりすぎた作品だと思います。中盤から終盤への引き伸ばしがくどく、同じような展開のループに退屈さを感じました。
  3. 田舎もんイジリは漫画だから笑えますが、自意識過剰でポンコツすぎるまちの被害妄想にイラッとしてしまうことも。人を選ぶコメディだなと思いました。
  4. 途中から脈絡のないエピソードや不穏な神様の話が挟まり、最初のシンプルなド田舎コメディから離れていったのが残念です。ホラー描写が強まり、まったり日常系の良さが薄れた。
  5. 後半は良夫がまちを村おこしの道具としてアイドル活動へ無理やり引っ張り出すなど、笑えない痛さを背負ったシーンが増え、モヤモヤが漂うようになったのが残念でした。

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