レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
CLAYMORE の感想と評価(良いところ、悪いところ)
CLAYMORE
著者: 八木教広
連載: ジャンプスクエア/月刊少年ジャンプ
ジャンル: 少年マンガ/バトル/アクション/ダークファンタジー
評価: 8.8/10
あらすじ
古より、人間を捕食する化け物「妖魔」が跋扈する世界。人々は妖魔に対抗するため、妖魔の血肉をその身に取り入れた半人半妖の女性戦士を生み出した。銀色の瞳と巨大な剣を持つ彼女たちは、人々から畏怖を込めて「クレイモア」と呼ばれていた。クレイモアの一人であるクレアは、妖魔に家族を殺された少年・ラキを拾い、彼と共に過酷な妖魔討伐の旅を続ける。やがて彼女は、かつて自分を救ってくれた最強の戦士「微笑のテレサ」の仇である覚醒者プリシラを討つため、そして戦士たちを使い捨てる「組織」の闇を暴くため、仲間たちと共に絶望的な戦いへと身を投じていく。美しき女戦士たちの愛と復讐を描く、重厚なダークファンタジーの傑作!
良い所
- ベルセルクのような重厚なダークファンタジーの世界観に一気に引き込まれました。半人半妖の女戦士たちが過酷な運命に抗う姿が美しく、気付けば全巻一気に読み終えてしまうほど夢中になりました。
- 微笑のテレサをはじめ、登場する美女剣士たちが本当にかっこいいです!高速剣のイレーネやガラテアなど、魅力的なキャラクターが次々と登場し、彼女たちの熱い友情と生き様に何度も感動しました。
- 主人公クレアの成長と、仲間たちとの共闘が最高に熱いです。最初から最後までストーリーに全く無駄がなく、序盤の伏線が最終巻で見事に回収される構成力に脱帽しました。何度でも読み返したい名作です。
- 組織が創り出した残酷なシステムの中で生きる設定が哲学的で深く考えさせられました。憎しみや悲しみの中で葛藤しながらも、最後は愛で打ち勝って完結する結末が本当に美しくて涙が出ました。
- 妖魔とのバトルシーンの迫力と、八木先生の圧倒的な画力に惚れ惚れします。残酷で悲しい展開も多いですが、絶望的な状況でも絶対に諦めないクレアたちの強さに勇気をもらえました。
悪い所
- 登場するクレイモアたちが全員同じ金髪と銀眼で、似たような制服を着ているため、最初のうちは誰が誰なのか見分けがつかず混乱しました。もう少しビジュアルに明確な個性が欲しかったです。
- 好きなキャラクターができても、容赦なく惨殺されたり悲惨な最期を迎えたりするので、読んでいて精神的にかなりキツい時がありました。救いのない残酷な展開が続くので、読む人を選ぶ作品だと思います。
- 中盤から物語のスケールが急激に大きくなり、大陸の外の設定などSF要素が強くなってからは、少しストーリーが不安定に感じてしまいました。序盤のダークファンタジー路線をもっと楽しみたかったです。
- 序盤の世界観や設定を説明するためのセリフが少し長くて、文字を読むのに疲れてしまう箇所がありました。もう少し絵や行動で自然に設定を見せてくれた方が、物語にスッと入り込めた気がします。
- 女性戦士たちがメインで活躍するのは良いのですが、クレアと行動を共にする少年のラキの存在感が中盤以降かなり薄くなってしまったのが残念です。彼にもっとストーリーに絡む活躍をしてほしかったです。
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