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最終更新日:

エリアの騎士 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

エリアの騎士

著者: 月山可也伊賀大晃

連載: 週刊少年マガジン

ジャンル: スポーツ青春

評価: 8.5/10

あらすじ

日本代表で「心臓」と呼ばれる天才サッカー選手の兄・逢沢傑と、兄へのコンプレックスからマネージャーに逃げていた弟・駆。しかし、凄惨な交通事故が二人の運命を無残に引き裂く。兄の心臓を移植されて一命を取り留めた駆は、兄が叶えられなかった「ワールドカップ優勝」という途方もない夢を継ぐことを決意する。熱き兄弟の絆と、ピッチを駆ける少年たちの汗と涙に胸が震える、王道サッカー青春群像劇!

良い所

  • 天才の兄を失い、その心臓を受け継いでピッチに立つ弟という重く切ない設定に、第一巻から大号泣してしまいました。駆がプレッシャーと戦いながら、少しずつストライカーとして覚醒していく姿が最高に熱いです。
  • ただのスポーツ漫画にとどまらず、家族の絆や仲間たちとの深い友情が丁寧に描かれていて、読むたびに胸が熱くなります。兄の傑が見守ってくれているような演出の数々に、何度も感情を揺さぶられました。
  • サッカーの戦術や試合展開が非常にリアルで、実際の試合を観戦しているような圧倒的な没入感があります。敵チームのキャラクターたちも個性的で魅力に溢れており、試合のたびに手に汗握る興奮が味わえます。
  • 幼馴染のセブンとの、甘酸っぱくも不器用な恋愛模様がストーリーの良いスパイスになっています。サッカーへの情熱と青春ラブコメのバランスが絶妙で、幅広い層が心から楽しめる王道のスポーツ漫画の傑作です。
  • 全体を通して「諦めない心」という強いメッセージが込められており、試合中の泥臭いプレーや熱い台詞に何度も勇気をもらいました。最後まで駆け抜けた彼らの青春の軌跡は、私の人生のバイブル的な存在です。

悪い所

  • 兄の心臓を移植されたという重い設定がある分、時々「兄の力で勝っている」ように見えてしまうご都合主義な展開が少し気になりました。もっと駆自身の純粋な実力と努力だけで壁を乗り越える姿を見たかったです。
  • 長期連載ゆえの宿命ですが、中盤以降は試合展開が間延びしてしまい、少しテンポが悪く感じる時期がありました。単行本を追いかけるのが少ししんどくなり、もう少しスピーディーに物語を進めてほしかったです。
  • 登場する必殺技やシュートの演出が、徐々に現実のサッカーから離れたファンタジーな領域に片足を突っ込んでいるように感じました。初期のリアルで泥臭いサッカー描写が好きだった私には少し残念な変化でした。
  • 日本代表編などスケールが大きくなるにつれて、高校サッカー時代の等身大な青春感が薄れてしまったのが寂しいです。江ノ島高校での仲間たちとのわちゃわちゃした日常をもっと読んでいたかったです。
  • ライバルが次々と登場しますが、多すぎて一人一人の掘り下げが少し浅くなってしまっている印象を受けました。特定の魅力的な敵役に焦点を絞って、もっと深く濃密なライバル関係を描いてほしいです。

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