レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
恋するワンピース の感想と評価(良いところ、悪いところ)
恋するワンピース
著者: 伊原大貴
連載: 少年ジャンプ+
評価: 8.8/10
あらすじ
「恋するワンピース」は伊原大貴による学園ラブコメ漫画。尾田栄一郎の大ヒット作「ONE PIECE」のキャラクターと同じ名前を持つ高校生たちが繰り広げる青春模様を描く公式スピンオフ作品だ。おとなしい少年・山本海賊王(ルフィ)に片想いする小山菜美(ナミ)を中心に、中津川嘘風(ウソップ)ら個性豊かな面々が非公認部活「海賊部」で日常を賑やかに彩る。原作のパロディやオマージュが随所に散りばめられており、ONE PIECEファンにはたまらないネタが満載だ。一方でオリジナルの恋愛模様や友情も丁寧に描かれており、原作を知らない読者でも楽しめる。週刊少年ジャンプ+にて2018年から2026年まで連載された全11巻の完結作。
良い所
- ONE PIECEの知識は不要で楽しめる、と書かれていた通り本当に誰でも笑える作品だった。読み終わったら原作のONE PIECEも読みたくなって全巻揃えてしまった。
- ウソップの立ち位置や台詞のセンスが最高で、読んでいて何度も声に出して笑ってしまった。ONE PIECEの知識があればあるほどギャグが重なって笑いが止まらない。
- キラキラネームの高校生日常漫画という発想が天才的で、名前だけのスピンオフのはずなのに妙なほど引き込まれる。最初は混乱するが読むほど面白くなる作品だ。
- 無料版で読み始めて面白すぎて最後まで一気読みしてしまった。さすがワンピースと感じさせるセンスがあり、スピンオフなのに全く見劣りしない完成度の高さがある。
- 最高のスピンオフ作品だと感じた。原作のネタをうまく日常に落とし込んだ学園ラブコメとして成立しており、ONE PIECEを知らなくても十分楽しめる丁寧な作りだった。
悪い所
- ONE PIECEの知識がないとギャグの半分が理解できず、スピンオフとして成立しているとはいえ完全に原作ありきな点が入門者へのハードルになっていると感じた。
- コメディ色が強すぎてラブストーリーとしての感動や胸キュンが薄い。恋愛の進展がゆっくりすぎて最後までもどかしさが続いてしまう読者もいるのではないだろうか。
- 原作と異なる別世界の設定なのに原作キャラへの思い入れが邪魔をして最初は読み方に迷った。スピンオフと割り切れれば楽しめるが、慣れるまでに時間がかかる。
- 名前コンセプトは面白いのに、それ以上のフックが序盤には少なくやや物足りないと感じた。ギャグが積み重なるにつれ面白くなるのだが最初数話がもったいないと思う。
- 感動的な場面があってもすぐコメディに戻ってしまい、せっかく積み上げた感情が流れてしまうことがあった。もう少しシリアスな展開を長めに描いてほしかった。




