レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
龍と苺 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
龍と苺
著者: 柳本光晴
連載: 週刊少年サンデー
評価: 8.5/10
あらすじ
命懸けで打ち込めるものを探していた女子中学生・藍田苺が、スクールカウンセラー・宮村に将棋を教わり、初対局から底知れない才能を見せる。女性や素人を見下す将棋界を次々と撃ち破り、竜王戦アマチュア予選から本戦へと進んでいく。プロ棋士を倒すたびに対戦相手が強くなる中、プロを目指す仲間や宿敵の物語も並行して描かれ、現役最強棋士との七番勝負で史上初のアマチュア女性竜王が誕生する。後半は突如100年後の未来に舞台が移り、人類とAIが将棋で覇権を争う展開が待ち受ける。将棋を知らなくても楽しめる構成で、将棋に人生を捧げ切った苺の生き様として幕を閉じる。
読む前に確認したい相性
向いている人
- 破天荒な主人公が圧倒的な実力で周囲を次々ねじ伏せる、痛快な無双の爽快感を求める人
- 盤上の駆け引きをまるで命を削る殴り合いのような迫力で楽しめる、独特のバトル感が好きな人
- 才能一本で世界を変えていく主人公の真っ直ぐな生き様に、魂を揺さぶられる読書体験を求める人
向いていない人
- 主人公の暴言や荒っぽい振る舞いに何度も引いてしまい、感情移入がなかなかできない人
- まったくの初心者がプロを相手に連戦連勝していく展開を、ご都合主義だと感じてしまう人
- 具体的な棋譜や手筋の解説までしっかり踏み込んだ、本格派の将棋漫画を期待して読みたい人
良い感想・レビュー
- 将棋知識ゼロでもガンガン読める。苺の天才的な指し回しよりむしろ、対戦相手の棋士たちそれぞれの人生や執念が丁寧に描かれていて、気づいたら全員好きになってる。
- とにかくスピード感がえぐい。序盤の茶番とも思えるやり取りが後でちゃんと伏線になっていて、「なんでこんなに面白いんだ」と理由を説明できないまま読み進めてしまう。
- 滝沢くんが圧倒的才能の前でも諦めないところが好き。苺も「気持ちで負けてたら絶対勝てない」と言い続けていて、天才漫画なのに根性論がしっかり軸にある。
- 未来AI編は急展開すぎるが、読み終えると苺の「人生を将棋に捧げ切る」姿を描いた作品だったとわかる。エピローグの滝沢との対局挨拶がじわじわ来た。
- 男尊女卑描写は序盤にかなりきつく感じるが、主人公がそれを実力でどんどん黙らせていく展開が最高に爽快。将棋を初めて面白いと思えた漫画になった。
悪い感想・レビュー
- 冒頭から「しょせん女か」「女は頭ワリー」といった侮辱セリフが何度も繰り返されてかなり不快。伏線のためとわかっていても、ここまでしつこいのはやりすぎ。
- 作画の粗が目立ちすぎる。ストーリーの面白さとのギャップがあまりにも大きく、絵の雑さで話が頭に入ってこない。作画担当だけ別にしてほしかった作品。
- 竜王戦が終わった直後に100年後の未来編が突然スタート。超展開すぎてついていけず、竜王戦まで5点満点だった評価がそのままリタイアに変わった。
- 未来AI編では将棋の内容がほぼ描かれず、何がどう有利なのかまったく説明がない。苺の勝利が見えているだけに、盤面の緊張感が全然伝わってこない。
- 主人公の粗野で自分本位な性格が終始苦手だった。勝っても負けてもカタルシスがなく、ただ嫌な気分だけが積み重なっていく。「響」の焼き直しにしか見えない。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
将棋知識ゼロでもガンガン読める。苺の天才的な指し回しよりむしろ、対戦相手の棋士たちそれぞれの人生や執念が丁寧に描かれていて、気づいたら全員好きになってる。
冒頭から「しょせん女か」「女は頭ワリー」といった侮辱セリフが何度も繰り返されてかなり不快。伏線のためとわかっていても、ここまでしつこいのはやりすぎ。
とにかくスピード感がえぐい。序盤の茶番とも思えるやり取りが後でちゃんと伏線になっていて、「なんでこんなに面白いんだ」と理由を説明できないまま読み進めてしまう。
作画の粗が目立ちすぎる。ストーリーの面白さとのギャップがあまりにも大きく、絵の雑さで話が頭に入ってこない。作画担当だけ別にしてほしかった作品。
滝沢くんが圧倒的才能の前でも諦めないところが好き。苺も「気持ちで負けてたら絶対勝てない」と言い続けていて、天才漫画なのに根性論がしっかり軸にある。
竜王戦が終わった直後に100年後の未来編が突然スタート。超展開すぎてついていけず、竜王戦まで5点満点だった評価がそのままリタイアに変わった。
未来AI編は急展開すぎるが、読み終えると苺の「人生を将棋に捧げ切る」姿を描いた作品だったとわかる。エピローグの滝沢との対局挨拶がじわじわ来た。
未来AI編では将棋の内容がほぼ描かれず、何がどう有利なのかまったく説明がない。苺の勝利が見えているだけに、盤面の緊張感が全然伝わってこない。
男尊女卑描写は序盤にかなりきつく感じるが、主人公がそれを実力でどんどん黙らせていく展開が最高に爽快。将棋を初めて面白いと思えた漫画になった。
主人公の粗野で自分本位な性格が終始苦手だった。勝っても負けてもカタルシスがなく、ただ嫌な気分だけが積み重なっていく。「響」の焼き直しにしか見えない。





