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最終更新日:

龍と苺 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

龍と苺

著者: 柳本光晴

連載: 週刊少年サンデー

ジャンル: 少年マンガ将棋青春バトル

評価: 8.2/10

あらすじ

命を懸けて闘う場所を求めていた14歳の少女・藍田苺。彼女がたまたま足を踏み入れたのは、盤上の格闘技とも呼ばれる「将棋」の世界だった。ルールも知らない初心者ながら、大人やプロ棋士を相手に一歩も引かず、圧倒的な闘争本能で道を切り拓いていく苺。女性蔑視や年齢といった「見えない壁」を、文字通り粉砕していく彼女の姿は、観る者の心を激しく揺さぶる。前作『響』の柳本光晴が放つ、将棋漫画の常識を根底から覆す異色のサクセスストーリー!一手一手に己の命を刻み、世界の頂点へと昇り詰める少女の壮絶な闘いから目が離せない!

良い所

  • 主人公の苺がとにかく破天荒でかっこいい!周囲の大人や常識を圧倒的な実力でねじ伏せていく姿に、最高にスカッとしました。将棋を知らなくても熱くなれる、唯一無二の魅力が詰まったエンタメ作品です。
  • 男性優位の将棋界を、14歳の女の子が正面からぶち壊していくカタルシスがたまらない。負けず嫌いな苺の言動は過激ですが、その真っ直ぐな信念に何度も勇気をもらえました。応援したくなる最高の漫画です。
  • 盤上の駆け引きが、まるで命を削る殴り合いのような迫力で描かれていて圧倒されます。先の読めない超展開の連続に、次はどうなるのかと毎巻ワクワクしながら一気に読んでしまいました。熱量が凄まじい傑作!
  • 苺の迷いのない力強い一手指しに痺れます!対局中のヒリついた空気感と、彼女の圧倒的なカリスマ性が素晴らしく、将棋漫画という枠を超えた熱きバトル漫画として楽しめました。本当に読んで良かったです。
  • 才能一つで世界を変えていく圧倒的な無双感が最高です。厳しい批判も実力で黙らせる苺の生き様が美しく、彼女が辿り着く結末を最後まで絶対に見届けたいと思わせてくれる、魂を揺さぶる素晴らしい物語でした。

悪い所

  • 主人公が気に入らない相手を椅子で殴ったり暴言を吐いたりする描写に、正直引いてしまいました。不遜な態度が「格好いい」と思えず、私はどうしても彼女に感情移入できず、読んでいて疲れを感じました。
  • 初心者の少女がトッププロに連戦連勝する展開は、流石にご都合主義すぎてリアリティに欠ける気がします。将棋という競技の厳しさを軽く扱っているように見えてしまい、物語の世界に没入できず残念でした。
  • 柳本先生の独特な絵のクセに最後まで馴染めませんでした。デッサンの狂いやキャラの表情が気になってしまい、せっかくの熱いシーンでも物語に入り込めなかったのが本音です。好みがはっきり分かれますね。
  • 具体的な棋譜や戦術の解説が少ないので、本格的な将棋漫画を期待して読むと物足りなさを感じます。精神論や才能の話がメインなので、もう少しロジカルな盤上の攻防が見たかった私には合いませんでした。
  • 物語後半の急激な時間スキップや超展開に戸惑ってしまいました。それまでの積み重ねが台無しになったような気がして、初期の現実的な将棋物語を期待していた私には、少し受け入れがたい展開でガッカリです。

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