レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
そもそもウチには芝生がない の感想と評価(良いところ、悪いところ)
そもそもウチには芝生がない
著者: たちばなかおる
連載: JOUR
評価: 8.4/10
あらすじ
小4、小2、年中さんの男3兄弟をドタバタと育てるスミ。認知症気味な姑の介護に奮闘する恵子。その日暮らしの年下男と同棲中で、結婚に踏み切れないマキ。育児、介護、独身と、それぞれ全く異なる境遇ながらも、不安と不満を抱えて日々を過ごす40代の女性3人組。他人の人生は「隣の芝生は青く見える」ものだが、彼女たちはお互いに愚痴をこぼし、支え合いながら、容赦なく襲いかかる人生の困難に立ち向かっていく。エッセイコミックで人気の作者・たちばなかおるが描く、リアルすぎる大人の悩みと、それを吹き飛ばす女同士の結束力が胸を打つ。年齢を重ねるのも悪くないと思わせてくれる、アラフォー女性の泣き笑い人生劇場!
良い所
- 40代女性3人のそれぞれの悩み(育児、介護、独身)がリアルで、読んでいて『あるある!』と深く共感してしまいました。重いテーマなのに湿っぽくならず、笑いあり涙ありの軽快なテンポで楽しめました。
- スミ、恵子、マキの3人のキャラクターがとても魅力的です。それぞれ違う境遇の40代が、時には愚痴を言い合いながらも助け合う関係性に憧れます。同世代として元気と勇気をもらえました!
- タラレバ娘の40代版みたいな感じで、年齢が近いせいか凄くハマりました!介護や高齢妊娠などの深刻な問題も出てくるのに、暗くならずに読めるのが良いです。人生後半戦もまだまだこれからだと前向きになれます。
- エッセイコミックのようにサラッと読めるのに、中身は泣いて笑える感動の人生劇場でした!隣の芝生は青く見えがちだけど、みんなそれぞれ大変なんだなと改めて実感しました。3人の掛け合いが最高です。
- 旦那のモラハラや姑の介護など、リアルで重い問題が次々と降りかかってきますが、女友達の結束力で乗り越えていく姿が痛快です。歳を重ねるのも悪くないと思わせてくれる、素敵な日常コメディでした。
悪い所
- 40代女性のリアルを描いているとはいえ、旦那の不倫やモラハラ、介護の愚痴などが多くて、読んでいて少し気が滅入ってしまいました。もう少しスカッとする展開や、明るい救いがあっても良いのかなと感じます。
- 主人公3人の性格や行動が少し極端すぎて、同世代ですがあまり感情移入できませんでした。特にマキのその日暮らしの恋愛観には共感できず、読んでいて少しモヤモヤしてしまいます。
- 日常のあるあるネタは面白いのですが、漫画というよりはただの主婦の井戸端会議を見せられているような感覚になります。大きなストーリーの起伏がないので、途中で少し飽きてしまいました。
- 登場人物たちが他人の家庭事情に首を突っ込みすぎたり、距離感が近すぎたりして、現実だったらちょっと面倒くさいおばさんたちだなと感じてしまいました。人によっては好みが分かれる関係性だと思います。
- 絵柄が少し古臭く感じてしまい、全体的にバタバタとしたコマ割りが読みづらかったです。内容もリアルすぎて、漫画に現実逃避やファンタジーを求めている人には向かない作品かもしれません。
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