レビュー著者: 漫画よしあし
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Dr.コトー診療所 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
Dr.コトー診療所
著者: 山田貴敏
連載: 週刊ヤングサンデー
評価: 9/10
あらすじ
東京の大学病院で優秀な外科医として働いていた五島健助は、ある事情から絶海の孤島・古志木島の診療所へ赴任する。過去の医師たちの悪評判から島民に全く歓迎されなかった彼だが、島へ向かう船で出会った漁師・原剛利の息子の命を、限られた設備の中で見事な手術で救い出す。これを機に、彼の誠実な人柄と確かな腕は少しずつ島民たちの心を溶かし、確固たる信頼を築き上げていく。過酷な医療環境の中で命の尊さと向き合いながら、島の人々と温かい絆を深めていく五島の姿を描いた、涙なしには読めない医療ヒューマンドラマの金字塔!
良い所
- 東京の大病院を追われた優秀なコトー先生が、過酷な離島の環境で真摯に命と向き合い、島民との信頼関係を築き上げていく過程に何度も涙が溢れました。私の人生において本当の優しさを教えてくれた大傑作です。
- 医療技術の凄さだけでなく、島の人々の温かい絆や人間模様を描くヒューマンドラマとして本当に素晴らしいです。コトー先生の誠実な人柄に触れ、私自身も誰かに優しくなりたいと心から思えるようになりました。
- コトー先生の姿に影響を受けて成長していく三上医師のエピソードが大好きです。不器用ながらも必死に命を救おうとする医師たちの熱い情熱に、ページをめくる手が止まらず、一気に世界観に引き込まれました。
- 看護師の彩佳がコトー先生を支えながら医学部受験に挑む姿など、サブキャラクターたちの深い人間ドラマにも胸が熱くなります。島民一人ひとりの人生に寄り添う先生の優しさに、いつも心が洗われる思いです。
- 設備も整っていない孤島で、限られた道具を駆使して奇跡のような手術を成功させる先生の腕前に圧倒されます!命の重さを真っ直ぐに伝えてくれる、医療漫画の金字塔としていつまでも色褪せない名作です。
悪い所
- 人口の少ない絶海の孤島にもかかわらず、次から次へと大怪我や珍しい難病、感染症などが連続して起こるため、読んでいて少し漫画的なご都合展開すぎると感じてしまいました。もう少し日常の診療も見たかったです。
- 医療従事者の端くれとして読むと、一部の病気の症状や奇跡的な回復の描写に関して、現実の医学からすると少し無理があると感じてしまう瞬間があります。専門的な説明不足で消化不良に思うエピソードがありました。
- 彩佳の闘病や受験の失敗、一部のキャラクターの過去や家族の死など、プライベートな問題が重くシリアスになりすぎる時期があり、読んでいて辛くなりました。結末の付け方に少しモヤモヤする話も多いです。
- 島民たちが最初はコトー先生を全く信用せず、理不尽に冷たい態度をとる描写が続くので、序盤は読んでいてかなりストレスを感じてイライラしてしまいました。もう少し早く先生を認めてほしかったです。
- 先生が自分の体調や限界を顧みずに無理をして倒れてしまう自己犠牲的な展開が多すぎて、見ていて痛々しいです。感動的ではあるのですが、もう少し自分自身の命も大切にしてほしいとヤキモキしてしまいます。
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