レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
Dr.コトー診療所 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
Dr.コトー診療所
著者: 山田貴敏
連載: ビッグコミックオリジナル/週刊ヤングサンデー
評価: 9.5/10
あらすじ
東京の大学病院から、医療設備すら充分に整っていない遥か南の孤島・古志木島へと赴任してきた天才外科医・五島健助、通称コトー先生。最初は『島流しにされたヤブ医者』と冷遇され、偏見を抱く島民たちに対し、コトーは限られた器具と圧倒的な技術、そして患者の人生に本気で寄り添う誠実さだけで次々と奇跡のオペを成し遂げていく!看護師の彩佳や漁師の原、島民たちと家族のような深い絆を結んでいく。2022年の大ヒット劇場版、2025年の特別編電子書籍化や原画展開催を経て、休載中でありながらも今なお連載再開が待ち望まれる、涙と感動の離島医療ドラマの金字塔!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 離島で孤独に命と向き合う医師の姿を通して、人間のつながりと医療の熱さに感動したい人
- 医師と島民それぞれが少しずつ心を開き合いながら絆を築いていく、丁寧な人間ドラマを好む人
- 感動系の長編ヒューマンドラマで涙腺を刺激され、胸を熱くする体験を求めている人
向いていない人
- 設備の整わない離島に難病や事故が連続するご都合感が気になり始めると冷めてしまう人
- 主人公が自分の限界を超えて無理をし続ける自己犠牲的な展開が見ていて辛くなりやすい人
- 序盤の島民から理不尽な態度をとられる展開が続くと、ストレスで読み進めにくくなる人
良い感想・レビュー
- 私は「お釈迦様」のように温厚なコトー先生が、手術となると圧倒的な集中力で奇跡の逆転オペを成し遂げる姿にガチでシビれた。単なる技術自慢じゃない、患者の人生そのものを救う深い優しさに号泣。
- 実在する島での過酷な離島医療の現実をベースにした、「限られた設備やスタッフのなかで、いかに命を救うか」という逆転の知略と工夫のオペが秀逸。手元にある道具だけで戦うサバイバル医療のハラハラが凄い。
- 最初はヤブ医者だと冷遇していた漁師の原さんたちが、コトーの人柄と確かな技術に触れて、少しずつ家族のように深い信頼を結ぶ過程が最高に温かい。不器用な大人たちが助け合っていく、最高の日常のオアシス。
- 2025年に発売された電子新装版の『特別編 島の子供達(26巻)』やトキワ荘での原画展のおかげで、15年近く経った今でもコトー先生の生き様をまた追体験できて大満足!いつまでも復活を待っている傑作。
- 医療倫理や過疎地域の医師不足といった重い現代医療の課題を、お涙頂戴の過剰な演出を排して、静かで丁寧な人間ドラマとして描いている。ドラマ版も伝説的だけど、やはり原作の劇画タッチの重厚な説得力は別格。
悪い感想・レビュー
- 山田先生の病気や大事故による体調不良のため、2010年の25巻を最後に本編が15年以上も長期休載のままストップしているのが本当に悲しい。先生の復活を祈りつつも、この傑作の結末を早く見届けたいのが本音。
- 医療小説としては素晴らしいが、医療現場の凄惨な怪我や、生々しい切開・血飛沫の描写が当時の劇画ならではの無骨さでかなりリアルに描かれている。グロに耐性がないと、食事中には絶対に読めない。
- 古志木島での素朴な島民との日常が好きなのに、中盤以降の東京の大学病院での出世闘争や、コトーの過去の医療ミス疑惑を巡るドロドロした政治劇が長引いて少し中だるみした。もっと島の中だけのスローライフが見たい。
- コトー先生の「誰に対してもへこへこして優柔不断な、お人よしすぎる態度」に、たまに少しイライラしてしまった。医療ミスを着せられても反論しない彼の自己犠牲っぷりが、読んでいて精神的に少ししんどい。
- 連載が古いのと不定期なこともあり、他院のライバルや複数の登場人物の関係図が、久しぶりに新刊(特別編など)を読むと完全に忘れている。一度全巻読み直さないと、細かい伏線や人間関係が整理しづらいのが難点。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
私は「お釈迦様」のように温厚なコトー先生が、手術となると圧倒的な集中力で奇跡の逆転オペを成し遂げる姿にガチでシビれた。単なる技術自慢じゃない、患者の人生そのものを救う深い優しさに号泣。
山田先生の病気や大事故による体調不良のため、2010年の25巻を最後に本編が15年以上も長期休載のままストップしているのが本当に悲しい。先生の復活を祈りつつも、この傑作の結末を早く見届けたいのが本音。
実在する島での過酷な離島医療の現実をベースにした、「限られた設備やスタッフのなかで、いかに命を救うか」という逆転の知略と工夫のオペが秀逸。手元にある道具だけで戦うサバイバル医療のハラハラが凄い。
医療小説としては素晴らしいが、医療現場の凄惨な怪我や、生々しい切開・血飛沫の描写が当時の劇画ならではの無骨さでかなりリアルに描かれている。グロに耐性がないと、食事中には絶対に読めない。
最初はヤブ医者だと冷遇していた漁師の原さんたちが、コトーの人柄と確かな技術に触れて、少しずつ家族のように深い信頼を結ぶ過程が最高に温かい。不器用な大人たちが助け合っていく、最高の日常のオアシス。
古志木島での素朴な島民との日常が好きなのに、中盤以降の東京の大学病院での出世闘争や、コトーの過去の医療ミス疑惑を巡るドロドロした政治劇が長引いて少し中だるみした。もっと島の中だけのスローライフが見たい。
2025年に発売された電子新装版の『特別編 島の子供達(26巻)』やトキワ荘での原画展のおかげで、15年近く経った今でもコトー先生の生き様をまた追体験できて大満足!いつまでも復活を待っている傑作。
コトー先生の「誰に対してもへこへこして優柔不断な、お人よしすぎる態度」に、たまに少しイライラしてしまった。医療ミスを着せられても反論しない彼の自己犠牲っぷりが、読んでいて精神的に少ししんどい。
医療倫理や過疎地域の医師不足といった重い現代医療の課題を、お涙頂戴の過剰な演出を排して、静かで丁寧な人間ドラマとして描いている。ドラマ版も伝説的だけど、やはり原作の劇画タッチの重厚な説得力は別格。
連載が古いのと不定期なこともあり、他院のライバルや複数の登場人物の関係図が、久しぶりに新刊(特別編など)を読むと完全に忘れている。一度全巻読み直さないと、細かい伏線や人間関係が整理しづらいのが難点。





