レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
紛争でしたら八田まで の感想と評価(良いところ、悪いところ)
紛争でしたら八田まで
マークダウンで表示著者: 田素弘
連載: モーニング
評価: 8.9/10
あらすじ
地政学リスクコンサルタントの八田百合は、依頼があれば世界中の紛争地帯に単身乗り込んで問題を解決する交渉人。扱う案件は、領土問題から民族対立、宗教紛争、難民問題まで多岐にわたる。金や武力では動かない当事者たちを相手に、百合が使うのは各地の歴史と地理と政治力学を読み解く地政学の知識と、なぜか本物のプロレスで鍛えた体。紛争の裏にある地政学的な構造を正確に見抜き、双方がうなずける落としどころへと交渉を導いていく。舞台はヨーロッパ、アジア、中東から日本の地方まで。知性と腕っぷしで世界各地の難題に挑む地政学ネゴシエーション漫画!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 金や暴力の力ではなく知性と交渉だけで国際紛争を解いていく主人公の姿に強く惹かれる人
- ニュースでは頭に入ってこなかった世界情勢を、物語を通してすんなり理解できるようになりたい人
- 遠い国の問題の背景を読み解く力を、難しい本ではなくエンタメを楽しみながら自然と身につけたい人
向いていない人
- 絵柄や作画の作り込みを物語の中身と同じくらい大切にしながらじっくり読み進めたいと考える人
- シリアスで重い題材を軽妙なノリで一気に解決していく作風には、少し乗りにくいと感じてしまう人
- 特定の登場人物への深い感情移入を、物語を最後まで読み進めていく一番の原動力にしたい人
良い感想・レビュー
- 1話の絵柄で閉じかけたのが悔やまれるくらい、読むほど面白くなっていった。舞台ごとにデリケートな問題を扱うのに、百合の解決策がいつも気持ちよく決まって、毎回スッとする。
- 金や暴力じゃなく「知性」で紛争を解いていく八田がとにかくカッコいい。ニュースでは頭に入ってこなかった世界情勢が、気づいたら面白く学べてしまっていた。
- ウクライナ侵略をきっかけに読み始めたけど、難しそうなイメージが嘘みたいにすんなり頭に入ってきてびっくりした。国際ニュースを見る目が変わって、世界が少し身近になった気がする。
- バイオレンス系かと思いきや、ギャグを挟みながらガチの政治漫画として成立していて驚かされた。百合がどうにか丸く収めようとする姿勢に、不覚にも温かい気持ちになってしまう。
- スイスの永世中立の本当の意味とか台湾の民族の成り立ちとか、教科書にもニュースにも出てこない地政学の話が次々出てきて、読み終わったら地政学の本を買っていた。
悪い感想・レビュー
- 題材は良いのに、絵の粗さが内容に全然釣り合ってないのがずっと気になってしまった。もうちょっと丁寧な絵で読めたら、もっと没頭できたと思うんだけどな。
- 海外エピソードはサクサク読めたのに、岐阜のレディース編が長くて全然ノれなかった。そこで失速して続きを買う気が失せてしまったのが、個人的に一番もったいなかった。
- リアルな国際問題をギャグっぽく解決してしまうノリが、どうしても受け入れられなかった。感情移入できるキャラが一人もいないまま読み続けることになって、ずっとしんどかった。
- 設定は面白そうなのに、どのキャラにも魅力を感じられなくて空回り感がずっと続いた。次の巻に手が伸びる気持ちがどうしても湧いてこなくて、そこで読むのをやめてしまった。
- 政治問題にガッツリ踏み込むのに解決が非現実的すぎて、後付け感が強くてフィクション感が最後まで拭えなかった。テーマが重い分だけ、そこが余計に気になってしまった。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
1話の絵柄で閉じかけたのが悔やまれるくらい、読むほど面白くなっていった。舞台ごとにデリケートな問題を扱うのに、百合の解決策がいつも気持ちよく決まって、毎回スッとする。
題材は良いのに、絵の粗さが内容に全然釣り合ってないのがずっと気になってしまった。もうちょっと丁寧な絵で読めたら、もっと没頭できたと思うんだけどな。
金や暴力じゃなく「知性」で紛争を解いていく八田がとにかくカッコいい。ニュースでは頭に入ってこなかった世界情勢が、気づいたら面白く学べてしまっていた。
海外エピソードはサクサク読めたのに、岐阜のレディース編が長くて全然ノれなかった。そこで失速して続きを買う気が失せてしまったのが、個人的に一番もったいなかった。
ウクライナ侵略をきっかけに読み始めたけど、難しそうなイメージが嘘みたいにすんなり頭に入ってきてびっくりした。国際ニュースを見る目が変わって、世界が少し身近になった気がする。
リアルな国際問題をギャグっぽく解決してしまうノリが、どうしても受け入れられなかった。感情移入できるキャラが一人もいないまま読み続けることになって、ずっとしんどかった。
バイオレンス系かと思いきや、ギャグを挟みながらガチの政治漫画として成立していて驚かされた。百合がどうにか丸く収めようとする姿勢に、不覚にも温かい気持ちになってしまう。
設定は面白そうなのに、どのキャラにも魅力を感じられなくて空回り感がずっと続いた。次の巻に手が伸びる気持ちがどうしても湧いてこなくて、そこで読むのをやめてしまった。
スイスの永世中立の本当の意味とか台湾の民族の成り立ちとか、教科書にもニュースにも出てこない地政学の話が次々出てきて、読み終わったら地政学の本を買っていた。
政治問題にガッツリ踏み込むのに解決が非現実的すぎて、後付け感が強くてフィクション感が最後まで拭えなかった。テーマが重い分だけ、そこが余計に気になってしまった。




