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最終更新日:

BMネクタール の感想と評価(良いところ、悪いところ)

BMネクタール

著者: 藤澤勇希

連載: 週刊少年チャンピオン

ジャンル: ホラーSFアクションモンスターパニック

評価: 8.5/10

あらすじ

増え続ける人口が招いたゴミ問題と食料不足。近未来の日本で科学者たちは、有機物を片端から食べて凄まじい速さで増える食用人造生物「B・M」を生み出した。理想のリサイクルになるはずだったが、地震でプラントから脱走したB・Mは人間さえ喰らい、街を地獄へと変えていく。逃げ場のない学校から逃れた小学生たちのサバイバルは、中学、青年期へと続き、やがて日本列島そのものが喰い尽くされていく。仲間が次々と無惨に死んでいくなか、それでも生き延びようと足掻く子どもたちの姿に胸が締めつけられる。読み終えたあと、ずしりと重いものが残る容赦なきバイオ・パニック!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • グロい描写も込みで、人造生物に人類が喰われていく終末サバイバルにどっぷり浸かりたい人
  • ゴミ問題や食料危機など、現実にいつか起こりそうな近未来の悪夢を描いた話に惹かれる人
  • 小学生から青年期まで、生き残った子どもたちの長い年月をじっくり最後まで見届けたい人

向いていない人

  • 人が生きたまま喰われていくような、残酷で気持ち悪い描写がどうにも苦手だと感じる人
  • 登場人物がきれいに救われる、後味のすっきりした終わり方を漫画にしっかり求めている人
  • 古びた絵柄がどうしても気になってしまい、今風の整った作画でないと作品に入り込めない人

良い感想・レビュー

  1. ゴミを食べてくれる夢の生物が、人間まで喰い尽くす怪物に化ける。この人間の傲慢さが招いた地獄が怖くてたまらず、最後まで一気に読みふけってしまいました。
  2. 小学生から青年期まで主人公たちの年月を追えるのがよかった。過酷な状況のなかで少しずつ変わっていく子どもたちに肩入れしてしまい、全12巻が短く感じた。
  3. 国産のB・Mとアメリカ産の触手モンスターをぶつけ合う展開に痺れた。敵同士を戦わせる無茶な作戦が熱くて、B級好きの心をぐいぐい刺激してくる。たまらん。
  4. 逃げ場のないビルで米兵と組んで脱出を狙う中学生編が一番ひりついた。人の命がかかった重みがしっかり伝わってきて、息するのも忘れて読みふけってしまった。
  5. 海洋ゴミを食べるバクテリアのニュースを聞いて、この漫画を思い出した。そう遠くない未来に起こりそうなリアルさがあって、社会問題が気になる自分には刺さりました。

悪い感想・レビュー

  1. 残酷な死に方をするキャラがとにかく多い。国産B・Mに生きたまま喰われるか焼き殺されるかの容赦ない死に様ばかりで、グロが苦手な人にはきついと思う。
  2. 第二部から第三部への移り変わりが急ぎ足に感じた。時間が飛びすぎる展開に置いていかれそうになり、もう少し丁寧に描いてほしかったというのが正直なところ。
  3. 青年期になってからキャラの顔が変わりすぎて戸惑った。中学生編が抜群だっただけに、崩れてしまった絵柄に魅力を感じられなくなったのが残念でならない。
  4. 最終回でいきなり新しい女性キャラが出てきて納得いかなかった。取って付けたような結末にもやもやが残り、もっと危険な脱出劇が見たかったと物足りなさを感じる。
  5. 主要メンバーがほぼ生き残る終わり方に、どこか腑に落ちないものが残った。きれいにまとまりすぎた幕引きで、こういう漫画ならもっと突き放してほしかった。

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