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軍靴のバルツァー の感想と評価(良いところ、悪いところ)

軍靴のバルツァー

軍靴のバルツァー

著者: 柴田ヨクサル

連載: ビッグコミックスペリオール

歴史軍事ドラマ政治戦争

評価: 8.8/10

あらすじ

架空の欧州を舞台に、ドイツ軍のエリート将校バルツァー少佐が、第一次世界大戦後の混乱と新たな戦争の脅威に立ち向かう姿を描く。軍事的戦術や政治的駆け引きを織り交ぜつつ、バルツァーの葛藤や仲間との絆も深く描かれている。

良い所

  • 細部まで緻密に描かれた戦術や兵器の描写が圧巻で、まるで歴史ドキュメンタリーを読んでいるようなリアリティがある。
  • 主人公バルツァーの人間味あふれる描写があり、単なる戦争漫画にとどまらず深いドラマ性を感じた。
  • 政治的背景や時代設定がしっかりしていて、戦争の複雑さや人間の感情の交錯が伝わってくる良作。
  • 作者の描くキャラクターたちが魅力的で、それぞれの立場や思惑が丁寧に掘り下げられているのが良い。
  • 戦闘シーンの迫力と緊張感が素晴らしく、読み応えがあって一気に引き込まれた。

悪い所

  • 戦術や政治の説明が多く、専門用語が多いため一部で難解に感じる部分がある。
  • テンポがゆったりしているので、スピーディな展開を求める人にはやや物足りなく感じるかもしれない。
  • 登場人物が多く、名前や役職の把握が少し難しいため、初めて読む人は混乱することがある。
  • 戦争の悲惨さや重厚なテーマゆえに、読み進めるのに気力が必要な場面もある。
  • 戦闘描写が細かい反面、一部で同じような展開やシーンが続き退屈に感じることがあった。

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