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レッドブルー の感想と評価(良いところ、悪いところ)
レッドブルー
著者: 波切敦
連載: 週刊少年サンデー
評価: 9/10
あらすじ
病弱でいじめられっ子だった鈴木青葉は、同級生でMMA界のホープ・赤沢拳心からの何気ない一言に深く傷つき、「あいつを一発殴る」という歪んだ目標を胸に総合格闘技の世界へ足を踏み入れる。身体能力では劣る青葉だが、驚異的な観察眼と執念を武器に寝技を磨き、数々の強敵と対峙していく。嫉妬と憎しみを原動力に成長する異色の主人公が、己の拳で道を切り開く本格MMA漫画。
良い所
- 主人公の動機が単純な憧れではなく、嫉妬や憎しみという異色さが物語を引き立てている。
- 格闘技の技術描写が非常にリアルで、MMAファンも納得できる内容。
- 青葉の観察力と戦略性が試合展開に活かされていて、頭脳戦としても楽しめる。
- ライバルや仲間との関係性が丁寧に描かれ、試合以外のドラマにも引き込まれる。
- 試合の緊張感と心理描写が巧みで、ページをめくる手が止まらない。
悪い所
- 主人公の性格がかなりひねくれており、好みが分かれる。
- 暴力描写や格闘シーンが多く、苦手な人には読みづらい。
- 絵柄がやや古風で、若い読者層には入りづらい印象を受ける。
- 試合描写が長く続くため、テンポが遅く感じる巻もある。
- 格闘技の専門用語やルール説明が多く、初心者には難しい部分がある。


