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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

BADBOYS の感想と評価(良いところ、悪いところ)

BADBOYS

著者: 田中宏

連載: ヤングキング

ジャンル: ヤンキー青春アクション

評価: 8.4/10

あらすじ

広島の巨大企業・桐木グループの御曹司、桐木司。過保護な環境に嫌気がさした彼は、自ら不良の世界に飛び込む。暴走族「極楽蝶」に入り、ひたむきな性格で仲間たちの信頼を勝ち得た司は、やがて広島最強の男への道を歩み始める。田中宏が描く、喧嘩、友情、および男の矜持。広島を舞台に、熱き不良たちの青春が今、爆発する!

良い所

  • 広島弁の勢いと、泥臭い友情の描き方がとにかく熱い!司が坊ちゃん育ちでありながら、根性と優しさだけで強敵を認めさせていく姿に、不良漫画の醍醐味である「男の器」の格好良さをビシビシと感じました。
  • 「極楽蝶」「ビイスト」「廣島連合」といった各チームの個性が強烈で、それぞれのリーダーたちの信念がぶつかり合うシーンは圧巻です。単なる喧嘩だけでなく、背景にある男の意地の張り合いに何度も痺れました。
  • 田中宏先生の描く、荒々しくも勢いのある筆致が作品の熱量に完璧にマッチしています。特にバイクの走行シーンや乱闘シーンの迫力は凄まじく、ページから排気ガスの匂いがしてきそうなほどの臨場感があります。
  • 司とヒロイン・久美ちゃんの純粋すぎる恋愛模様が、殺伐とした喧嘩の合間の最高の癒やしです。不良の世界に身を置きつつも、一人の女の子を大切に想い続ける司の不器用な優しさに、思わず応援したくなります。
  • 広島という街への深い愛が作品の随所から伝わってきます。実在の地名が登場し、その土地で生きる奴らのプライドが描かれることで、架空の物語を超えたリアルな熱量を感じることができました。

悪い所

  • 初期のギャグ描写が少し古臭く、テンポを削いでいるように感じる回がありました。喧嘩のシーンがシリアスで格好いいだけに、たまに入る寒いギャグに少し覚めてしまうことがあったのが正直なところです。
  • 広島弁が非常に濃いため、慣れるまで台詞の解釈に少し時間がかかるかもしれません。物語の勢いで読めますが、細かい言い回しのニュアンスを理解しきれないまま進んでしまった部分があったのが少し勿体ないです。
  • 登場人物が非常に多く、似たような髪型の不良が増えてくると、誰が誰だったか把握するのが難しくなることがありました。特に対抗勢力の脇役たちは、もう少し描き分けに個性が欲しかった気がします。
  • 暴力の肯定という点において、今の感覚で見ると少し抵抗がある描写もありました。当時の不良漫画の王道ではありますが、理不尽な理由での喧嘩に共感しづらい場面もいくつかあり、評価が分かれるポイントです。
  • 物語の後半、話のスケールが大きくなりすぎて、初期の地元の暴走族同士の抗争のような身近な面白さが薄れてしまった印象です。もっと「廣島の街」での日常的なやり取りをじっくり見たかったなと思います。

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