レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
WIND BREAKER の感想と評価(良いところ、悪いところ)
WIND BREAKER
著者: にいさとる
連載: マガジンポケット
評価: 8.5/10
あらすじ
WIND BREAKERは、にいさとるによる不良アクション漫画。主人公・桜遥は喧嘩最強を誇りながらも、自分を守れるのは強さだけだと信じて育った孤独な高校生だ。転入した風鈴高校で出会ったのは、街を外部の暴力から守る防衛組織「布仏(ふぶき)」のメンバーたちだった。初めて出会う「誰かを守るために戦う」という生き方に触れ、桜は少しずつ変わり始める。荒削りながら純粋な少年が仲間との絆を育み成長していく姿が胸を打つ青春バトル漫画だ。2020年から週刊少年マガジンで連載が始まり、2024年にはアニメ第1期、2025年には第2期が放送され社会現象となるほどの人気を博した。累計3000万部を超える現代不良漫画の最高峰。
良い所
- 桜くんが可愛すぎる。すぐ赤面するところやさらっと名言を残していくところが格好よくて、読み進めるほど応援したくなり桜に幸あれという気持ちがあふれてくる。
- いわゆるヤンキー物が得意ではなかったが読み進めるうちに気づいたら完全にはまっていた。キャラクターの抱える過去や思いが丁寧に描かれていて胸がジーンと熱くなる。
- アニメ5話を見て感情が爆発して全巻読んだ。バトルシーンの画力と臨場感が最高で、絵で全てを表現できるこの作品のクオリティに何度もページを見返してしまった。
- 漫画の絵が最高でバトルシーンはまるでその場にいるような臨場感がある。キャラが個性的でどれかは必ず推しができる作品で、自分は桜と柊が特に大好きだ。
- 不良=暴力というイメージを良い意味で裏切ってくる作品。他人の名誉を守るために戦う姿は嫌悪感どころか心から格好いいと感じ、熱い感動を何度も与えてくれた。
悪い所
- 序盤は桜と布仏メンバーが打ち解けるまでやや単調に感じた。バトルシーンの迫力はあるが最初の数巻は我慢が必要で、入門者にはとっつきにくい部分があった。
- 自分の名誉だけを守るための喧嘩シーンは嫌悪感を感じてしまう場面もある。作品全体の哲学は素晴らしいが、序盤の展開には価値観的に引っかかる部分もあった。
- 登場する不良グループが多く敵側の組織の名前や関係性を把握するのに時間がかかった。読み始めは誰が誰なのか混乱しやすく、最初にキャラ整理が必要だと感じた。
- 恋愛要素がほぼなくバトルと友情が中心のため、ラブコメ的な展開を期待した読者には物足りないかもしれない。その分バトルの密度は高いが好みが分かれる構成だ。
- 不良や喧嘩の描写が多く苦手な人には向かない。血が出るシーンもあり暴力的な描写を避けたい読者にとってはページをめくるのが辛くなる場面が出てくる。




