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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

無能なナナ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

無能なナナ

無能なナナ

著者: 古屋庵るーすぼーい

連載: 月刊少年ガンガン

ジャンル: 少年マンガ能力バトルサスペンス心理戦

評価: 8.4/10

あらすじ

絶海の孤島に集められた、異能力を持つ少年少女。彼らは「人類の敵」を倒すために過酷な訓練を続けていた。そこへ転校生として現れた柊ナナ。彼女もまた、相手の心を読む能力者として温かく迎え入れられるが……。しかし、彼女の真の目的は、人類を滅ぼすとされる「能力者」たちを一人残らず抹殺することだった!島に潜む唯一の「無能(無能力者)」であるナナが、知略と嘘を武器に、最強の能力者たちを暗殺していく究極の心理サスペンス。誰が敵で誰が味方か。予想を裏切る衝撃の展開と、少女の抱える孤独な信念が交錯する知略バトルの傑作!

良い所

  • 能力者ばかりの孤島で、唯一無能なナナが頭脳だけで強敵を葬る逆転劇にシビれました!一見可愛らしいのに、裏の顔は冷徹な暗殺者というギャップと、スリリングな心理戦に一気に引き込まれます。
  • ナナと、鋭い洞察力を持つキョウヤとの息詰まる頭脳戦が最高に面白いです。相手の裏をかくロジックがしっかりしていて、次に誰がどう狙われるのか、ページをめくる手が止まらないほどの緊張感があります。
  • 最初はナナの冷酷さに驚きましたが、物語が進むにつれて彼女の心に芽生える葛藤に何度も涙しました。単なるデスゲームではなく、信念と友情の狭間で揺れ動く人間ドラマとしての深みに深く感動しています。
  • 「人類の敵とは何なのか」という大きな謎が解明されていく快感がたまりません。二転三転するストーリー展開に何度も鳥肌が立ち、伏線の回収も見事で、読者の予想を裏切る衝撃の連続に大満足の傑作です!
  • 暗殺者であるナナが、犠牲にした仲間たちの想いを背負って本当の敵に立ち向かう熱い展開に胸が熱くなりました。後半になるほど面白さが増していき、彼女の成長を最後まで見届けたいと心から応援しています。

悪い所

  • 暗殺される側の能力者たちが、いくら何でもナナに対して無防備すぎる気がして少し冷めてしまいました。もっと慎重に動けば防げるはずの展開が多く、物語のご都合主義な部分が鼻についてイライラしました。
  • 騙し討ちや暗殺がメインなので、魅力的なキャラが次々と非情な死を迎えるのが精神的にかなりキツかったです。救いのない展開や残酷なシーンが続くため、心が元気な時じゃないと読み進めるのがしんどい作品です。
  • 物語の舞台が島から外の世界に移り、政府の陰謀などの壮大な話になってからは、初期の孤島での心理戦が好きだった私には少し複雑すぎて退屈に感じてしまいました。もっとシンプルな知略バトルが見たかったです。
  • ナナの犯した罪が重すぎて、後半どれだけ善人ぶっても過去の行動を許せない自分がいました。感情移入しようとしても、彼女に殺されたキャラを思い出してモヤモヤします。主人公を素直に応援できませんでした。
  • 能力バトルの設定が後出しジャンケンのように感じられる場面があり、心理戦としての納得感が薄い瞬間がありました。もっと明確なルールの上での、フェアな頭脳戦を期待していたので少し残念に思いました。

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