レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ヨコハマ買い出し紀行 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ヨコハマ買い出し紀行
完結著者: 芦奈野ひとし
連載: 月刊アフタヌーン
評価: 9.3/10
あらすじ
夕凪の時代と呼ばれる近未来。海面が上がり続け、産業も人口もしずかに減って、人の文明はゆっくり終わりへ向かっている。そんな世界で、岬の小さな喫茶店「カフェ・アルファ」を切り盛りするのは、人型ロボットのアルファさん。いなくなったオーナーの帰りを待ちながら、近所の人や他のアンドロイドと、のんびりした時間を過ごす日々。でも、ゆっくりと周りの人が減っていく。成長した子どもたちは旅立ち、おじさんや先生は老いて逝く。歳をとらないアルファさんだけが変わらないまま、人類が迎える最後の黄昏を見つめ続ける。終わりゆく世界の、おだやかな夕暮れ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 静かに暮れていく風景と、のんびりとした空気がただ流れていく時間を味わいたい人
- 心がささくれ立った時に、おだやかな笑顔と景色で深呼吸したくなる人
- 台詞より表情やコマの間から、登場人物の心情を想像して読みたい人
向いていない人
- 大きな事件も衝突もなく時間が流れるだけの日常ものに、退屈を感じてしまいがちな人
- 物語の根底にある謎が最後まで明かされないと、読み終えたあとにもやもやが残る人
- 淡々とした雰囲気が長く続く物語だと、どうしても途中で読む手が止まってしまいがちな人
良い感想・レビュー
- 聞こえるのは風の音、虫の声、打ち寄せる波だけ。人工的な物音が消えた静けさのなかで、人類がゆるやかに衰退していく現実を、人々はおだやかに受け入れて暮らしている。日が暮れる風景がただただ美しい。
- セリフだけじゃなく、表情やコマ割りから心情を想像して楽しむ部分が多い。一度だけ怒ったアルファさんの「うそでニコニコしてやっていけるわけないじゃんよ」が、ずっと印象に残っている。
- 世界がどうしてこうなったのか、SF的な謎を追う話ではない。ただそこに流れる、てろてろとした時間を味わうためだけの漫画。何回も読み直しては、そのたびに深呼吸したくなる。
- 癒し系の日常ものに、ちょっぴり切なさが混ざる読み心地。衰退した廃墟のような、けれどまだ温かみの残る風景が病み付きになる。画は文句の付けようがない。
- 少し物寂しくて、のんびりゆったりした終末感。この雰囲気にたまに浸りたくなって、繰り返し読んでいる。心が荒んだとき、アルファさんの笑顔と三浦半島の風景に救われる。
悪い感想・レビュー
- 本当に何事も起きないので、ストーリー重視の漫画が好きな自分には退屈だった。オーナーの正体も世界が水没した原因も、根幹の謎が最後まで一切明かされないまま終わる。
- 淡々としすぎていて、途中で飽きてしまった。設定の割には事件らしい事件が起こらず、読後感は良いけれど、正直、退屈さが拭えなかったというのが当時の感想。
- あまりにも淡々としていて、心に余裕がないときには「つまらない」と感じるかもしれない。独特の世界観は嫌いじゃないが、続きを読みたいとは思わなかった。
- この穏やかさが幸せすぎて、涙が出そうになる。でもそれは、退屈で出た欠伸のせいかもしれない。語られず謎のままの事柄が多いのも、人を選ぶところ。
- 結局、謎は謎のまま、オーナーも帰って来ないまま終わってしまうのかな、と切なくなる。ゴンチチのBGMは良かったが、アニメは見ていて寝た。退屈に感じる人もいそう。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
聞こえるのは風の音、虫の声、打ち寄せる波だけ。人工的な物音が消えた静けさのなかで、人類がゆるやかに衰退していく現実を、人々はおだやかに受け入れて暮らしている。日が暮れる風景がただただ美しい。
本当に何事も起きないので、ストーリー重視の漫画が好きな自分には退屈だった。オーナーの正体も世界が水没した原因も、根幹の謎が最後まで一切明かされないまま終わる。
セリフだけじゃなく、表情やコマ割りから心情を想像して楽しむ部分が多い。一度だけ怒ったアルファさんの「うそでニコニコしてやっていけるわけないじゃんよ」が、ずっと印象に残っている。
淡々としすぎていて、途中で飽きてしまった。設定の割には事件らしい事件が起こらず、読後感は良いけれど、正直、退屈さが拭えなかったというのが当時の感想。
世界がどうしてこうなったのか、SF的な謎を追う話ではない。ただそこに流れる、てろてろとした時間を味わうためだけの漫画。何回も読み直しては、そのたびに深呼吸したくなる。
あまりにも淡々としていて、心に余裕がないときには「つまらない」と感じるかもしれない。独特の世界観は嫌いじゃないが、続きを読みたいとは思わなかった。
癒し系の日常ものに、ちょっぴり切なさが混ざる読み心地。衰退した廃墟のような、けれどまだ温かみの残る風景が病み付きになる。画は文句の付けようがない。
この穏やかさが幸せすぎて、涙が出そうになる。でもそれは、退屈で出た欠伸のせいかもしれない。語られず謎のままの事柄が多いのも、人を選ぶところ。
少し物寂しくて、のんびりゆったりした終末感。この雰囲気にたまに浸りたくなって、繰り返し読んでいる。心が荒んだとき、アルファさんの笑顔と三浦半島の風景に救われる。
結局、謎は謎のまま、オーナーも帰って来ないまま終わってしまうのかな、と切なくなる。ゴンチチのBGMは良かったが、アニメは見ていて寝た。退屈に感じる人もいそう。





