レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ラフ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ラフ
完結著者: あだち充
連載: 週刊少年サンデー
評価: 9.3/10
あらすじ
入学したその日に、いきなり「人殺し」と呼ばれた。相手は同じ水泳部の女子。実家はどちらも和菓子屋で、祖父の代からの因縁を彼女は背負わされていた。同じ寮で顔を合わせるうちに、飾らない優しさに触れた彼女の目つきは変わっていく。けれど、そばには日本記録を持つ幼なじみのスイマーがいた。届かない背中を追いかけた先で、その相手が事故に遭う。速くなりたい気持ちと、好きだという気持ち。どちらも本物のまま重なって、彼を最後のレースへ押し出していく。そして決勝の直前、彼女の手に渡される一本のテープ。まだ形になりきらないまま走り出す、まぶしい青春!
読む前に確認したい相性
向いている人
- スポーツものにそこまで詳しくなくても、恋と競技が半分ずつ進んでいく青春をゆっくり味わってみたい人
- 大きな仕掛けや派手などんでん返しよりも、最後の一言で泣かされる終わり方に弱いところがある人
- 脇にいる友人や親のことまで丁寧に描かれた、人のよさが伝わってくる群像を好んで読みたい人
向いていない人
- 主役ふたりの距離が縮まるまでずいぶん待たされるので、じれったい恋の進み方が苦手な人
- 昔の学生ノリを引きずった悪ふざけの場面もあるので、今の感覚では引っかかってしまう人
- 勝ち負けをはっきり見せて終わってほしい、決着まで描かれるスポーツものを求めている人
良い感想・レビュー
- 出てくる人に嫌なやつが一人もいなくて、みんな引き際が潔いです。あだち作品にしては珍しく、好きだと思ったらちゃんと言葉にして伝える人ばかりで、締めくくりまで気持ちよく読めました。
- 話の運びに無駄なところがなくて、それでいて余白や遊び心はきちんと残っている。このちょうどいい配分のまま最後まで描ききってくれたのが気持ちいい。とくにラストが好きだ。
- スポーツにそこまで関心のない私でもテンポよく読めました。脇にいる人たちの事情まで丁寧に描かれていて、何度読んでも同じ場面で泣いてしまいます。結局いつも途中でやめられません。
- 野球でもボクシングでもなく水泳というのが、まず面白い。主人公のまわりにいる男友達が四人とも立っているのが心強く、ライバルもはっきり現れる。終わり方まで文句なしだった。
- テープに声を吹き込んで気持ちを渡すという手が、今の感覚だとかえっておしゃれに映ります。時代は感じますが古びません。読み返すたび、青春のみずみずしさが胸に残ります。
悪い感想・レビュー
- 主役ふたりのやりとりがなかなか進まなくてもどかしい。話の合間に別の作品の宣伝が挟まったりもして、良くも悪くもあだち充らしい、いつも通りの力の抜け具合だ。
- 飄々としていて勝負どころは外さない、あの主人公のタイプが好みかどうかで受け取り方はかなり変わる。熱さを前に出す主人公を求めていると、少し物足りなく映るかもしれない。
- くっつきそうでくっつかない距離感がずっと続くので、待たされる時間が長いと感じる人はいるはずです。持ち味だとわかっていても、早く進んでくれと何度か思いました。
- 男子寮から女子寮をのぞいたり忍び込んだりする場面は、今の感覚だとさすがに引っかかる。新入生に逸材が集まりすぎているのも、スカウトなしではちょっと出来すぎに見えた。
- まだ十八歳なのに、親たちまで巻き込んで先の人生まで決まっていく運びは少し急ぎ足に思う。気になっていた人物が終盤に出てこないのも、私には寂しい。
良い感想・レビュー
- 出てくる人に嫌なやつが一人もいなくて、みんな引き際が潔いです。あだち作品にしては珍しく、好きだと思ったらちゃんと言葉にして伝える人ばかりで、締めくくりまで気持ちよく読めました。
- 話の運びに無駄なところがなくて、それでいて余白や遊び心はきちんと残っている。このちょうどいい配分のまま最後まで描ききってくれたのが気持ちいい。とくにラストが好きだ。
- スポーツにそこまで関心のない私でもテンポよく読めました。脇にいる人たちの事情まで丁寧に描かれていて、何度読んでも同じ場面で泣いてしまいます。結局いつも途中でやめられません。
- 野球でもボクシングでもなく水泳というのが、まず面白い。主人公のまわりにいる男友達が四人とも立っているのが心強く、ライバルもはっきり現れる。終わり方まで文句なしだった。
- テープに声を吹き込んで気持ちを渡すという手が、今の感覚だとかえっておしゃれに映ります。時代は感じますが古びません。読み返すたび、青春のみずみずしさが胸に残ります。
悪い感想・レビュー
- 主役ふたりのやりとりがなかなか進まなくてもどかしい。話の合間に別の作品の宣伝が挟まったりもして、良くも悪くもあだち充らしい、いつも通りの力の抜け具合だ。
- 飄々としていて勝負どころは外さない、あの主人公のタイプが好みかどうかで受け取り方はかなり変わる。熱さを前に出す主人公を求めていると、少し物足りなく映るかもしれない。
- くっつきそうでくっつかない距離感がずっと続くので、待たされる時間が長いと感じる人はいるはずです。持ち味だとわかっていても、早く進んでくれと何度か思いました。
- 男子寮から女子寮をのぞいたり忍び込んだりする場面は、今の感覚だとさすがに引っかかる。新入生に逸材が集まりすぎているのも、スカウトなしではちょっと出来すぎに見えた。
- まだ十八歳なのに、親たちまで巻き込んで先の人生まで決まっていく運びは少し急ぎ足に思う。気になっていた人物が終盤に出てこないのも、私には寂しい。
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