レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ハチミツとクローバー の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ハチミツとクローバー
著者: 羽海野チカ
連載: CUTiE Comic/コーラス/ヤングユー
評価: 9.2/10
あらすじ
風呂なしのボロアパートで暮らす美大生たちの、貧しくも騒がしい日々。そこへ現れたのは、天才的な絵の才能を持つ小柄な少女だった。竹本は彼女に一目惚れし、彫刻科の奇才・森田もまた強く惹かれていく。年上の女性への片思いを拗らせる先輩や、片想いの相手に振り向いてもらえず涙を流し続ける同級生。実らないとわかっていても、誰かを想わずにいられない若者たちの群像劇が始まる。才能の限界に打ちのめされて自分の道を探す旅、突然の事故で奪われる大切なもの。笑いと痛みが隣り合わせの日々が続く。切なくて、優しくて、どこか痛い。読み終えたあとにじんわり胸へ残る、不器用な片思いの記憶!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 恋愛だけでなく、才能や将来への不安といった人生の痛みまで描いた物語を、じっくり味わいたい人
- 実らないとわかっていても誰かを想い続ける、切なくて不器用な片思いに胸を締めつけられたい人
- やわらかなパステル調の絵柄と、心に刺さる文学的な言葉選びの両方をあわせて楽しみたい人
向いていない人
- 登場人物の共依存めいた重い関係が続く後半の空気に、思わず息苦しさを感じてしまう人
- 内省的で長いモノローグより、テンポよく明るく進む物語を気持ちよく読み進めたい人
- きれいに救われる結末を求めていて、もやもやの残る幕引きがどうしても苦手な人
良い感想・レビュー
- 恋愛ものは正直苦手だったのに、この作品は最後まで楽しく読めた。ギャグのテンポが軽快で、登場人物みんなが一生懸命に生きている姿に、気づけば全員を応援したくなっていた。
- 学生時代に読んでいたら強く影響を受けていたはずだが、社会人七年目の今の自分にこそ深く刺さった。誰もがどこかに傷を抱えて不器用に前へ進む姿を見て、素直にそう思う。
- レトロでパステル調のやわらかな絵柄なのに、描かれる悩みはやけにリアルで驚いた。大学生の頃に抱えていた将来への漠然とした不安が蘇ってきて、思わず涙がこぼれた。
- 実らないとわかっている恋を、それでも大事に抱え続ける気持ちが痛いほど伝わってきた。届かない想いをたったひとつの宝物のように抱きしめる姿を、何度でも見ていたい。
- 片思いは結局実らなかったが、最後に交わしたあの一言だけですべてが報われた気がする。報われない旅にも意味があると思えるラストが、たまらなく好きだ。
悪い感想・レビュー
- 積み上げてきた関係が、最後にあんな形で終わってしまうのはどうしても受け入れがたい。読み終えてももやもやした後味がずっと消えず、素直に名作とは言い切れないと思う。
- 最初は綺麗だと感じたモノローグが、読み進めるうちにだんだん鼻についてきた。綺麗事を並べた美化された青春にどうもリアリティを感じられず、途中で読むのがつらくなってしまった。
- シュールなギャグと文学的なシリアスの落差が激しすぎて、物語のトーンにうまく乗り切れない。重い場面で話の腰を折られる感覚が何度も続き、感情移入がすっかり邪魔される。
- 最後の彼女の選択には、どうしても最後まで納得がいかなかった。身近で守り続けてくれた人を選ぶ結末に、それまでのひたむきな想いが踏みにじられたようで、正直、強い不満だけが残った。
- みんな根は良い人たちのはずなのに、恋愛になると独りよがりの押し付けばかりが目立ってしまう。後半に漂う共依存めいた息苦しさがずっと重たくて、読んでいて少し怖い。
良い感想・レビュー
- 恋愛ものは正直苦手だったのに、この作品は最後まで楽しく読めた。ギャグのテンポが軽快で、登場人物みんなが一生懸命に生きている姿に、気づけば全員を応援したくなっていた。
- 学生時代に読んでいたら強く影響を受けていたはずだが、社会人七年目の今の自分にこそ深く刺さった。誰もがどこかに傷を抱えて不器用に前へ進む姿を見て、素直にそう思う。
- レトロでパステル調のやわらかな絵柄なのに、描かれる悩みはやけにリアルで驚いた。大学生の頃に抱えていた将来への漠然とした不安が蘇ってきて、思わず涙がこぼれた。
- 実らないとわかっている恋を、それでも大事に抱え続ける気持ちが痛いほど伝わってきた。届かない想いをたったひとつの宝物のように抱きしめる姿を、何度でも見ていたい。
- 片思いは結局実らなかったが、最後に交わしたあの一言だけですべてが報われた気がする。報われない旅にも意味があると思えるラストが、たまらなく好きだ。
悪い感想・レビュー
- 積み上げてきた関係が、最後にあんな形で終わってしまうのはどうしても受け入れがたい。読み終えてももやもやした後味がずっと消えず、素直に名作とは言い切れないと思う。
- 最初は綺麗だと感じたモノローグが、読み進めるうちにだんだん鼻についてきた。綺麗事を並べた美化された青春にどうもリアリティを感じられず、途中で読むのがつらくなってしまった。
- シュールなギャグと文学的なシリアスの落差が激しすぎて、物語のトーンにうまく乗り切れない。重い場面で話の腰を折られる感覚が何度も続き、感情移入がすっかり邪魔される。
- 最後の彼女の選択には、どうしても最後まで納得がいかなかった。身近で守り続けてくれた人を選ぶ結末に、それまでのひたむきな想いが踏みにじられたようで、正直、強い不満だけが残った。
- みんな根は良い人たちのはずなのに、恋愛になると独りよがりの押し付けばかりが目立ってしまう。後半に漂う共依存めいた息苦しさがずっと重たくて、読んでいて少し怖い。









