レビュー著者: 漫画よしあし
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はるかリセット の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 「休日の過ごし方のバイブル」のような作品。はるかが自分の機嫌をとるのが非常に上手で、見ているだけでこちらのストレスも軽減されるような気がします。些細な贅沢を全力で楽しむ姿が最高に素敵です。
- 漫画家としてのリアルな苦悩が描かれているからこそ、リフレッシュシーンのカタルシスが凄い。銭湯で「ぷはー!」とお酒を飲むシーンなどは、読んでいるこちらまでその温度や喉越しを感じるほどの描写力です。
- 野上先生の描く、丸みのある柔らかい絵柄が作品の温かい雰囲気と完璧にマッチしています。紹介される場所や食べ物も実在感があり、自分も真似して外に出かけたくなるようなポジティブなパワーがあります。
- 一話完結で読みやすく、日常の「あるある」が満載。頑張りすぎている自分に、「もっと肩の力を抜いていいんだよ」と、はるかが教えてくれているような優しさを感じる、非常に質の高い癒やし漫画です。
- とにかくはるかの表情が豊かで、見ているだけで元気をもらえます。仕事への情熱と、休日の開放感。そのメリハリのある生活が理想的で、大人の趣味漫画として非常に満足度が高いです。
悪い所
- 漫画家としての仕事の辛さやプレッシャーもしっかり描かれるため、同じく多忙な生活を送っている読者からすると、リフレッシュシーンに入る前の「仕事パート」で少し共感性羞恥というか、胃が痛くなってしまうことも。
- 日常の些細な楽しみを追求する物語なので、大きな事件や衝撃的な展開は一切ありません。スリリングなストーリーを求めている時には、少し穏やかすぎて「代わり映えしない」と感じてしまうかもしれません。
- 特定の趣味(銭湯や特定の食べ物など)へのこだわりが非常に強い回があり、その趣味に全く興味がない読者には、少し解説が長く感じられたり、熱量についていけないと感じる瞬間が稀にありました。
- はるか一人の行動がメインなので、他のキャラクターとの深い人間模様や群像劇的な広がりを期待すると、少し世界が狭く感じられてしまう。あくまで「一人の時間」を謳歌する作品だと割り切るべき。
- 全編通してはるかのポジティブさが強調されているため、本当に心が疲れ切っている時には、その「全力で楽しもう」とするエネルギーに少し気圧されてしまう、という贅沢な感想を抱く時期もありました。




