レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
いつかティファニーで朝食を の感想と評価(良いところ、悪いところ)
いつかティファニーで朝食を
完結著者: マキヒロチ
連載: 月刊コミック@バンチ
評価: 8/10
あらすじ
東京のアパレル会社に勤務する28歳の佐藤麻里子。長年同棲してきた彼氏との冷めきった関係に区切りをつけ、彼女は「美味しい朝食をしっかり食べて丁寧に一日を始める」ことで自分のライフスタイルを見つめ直そうと決意する。実在するお洒落なカフェ、純喫茶、ホテルのビュッフェなどの美味しい「朝食」の数々。仕事、結婚、不倫、離婚、キャリアアップといった、それぞれ異なる悩みを抱えるアラサー女性4人組のリアルで生々しい等身大の葛藤と成長劇。お腹を満たし、生活を整えることの大切さを教え、現代の女性たちに寄り添いながら自分らしい生き方をポジティブに後押ししてくれる、朝食グルメ&ヒューマンドラマの傑作!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 朝食を通じた自分を大切にする時間の再発見というテーマに共感しながら、実在の名店を聖地巡礼したい人
- 仕事・恋愛・友情に悩む20代後半の現実的な葛藤を、美味しそうな朝食描写と共にじっくり読みたい人
- グルメ情報と人生再生ストーリーが融合した、大人女子向けの読みやすい日常漫画が好きな人
向いていない人
- 純粋なグルメ探訪を期待し、大人女子の恋愛・友情の複雑な人間関係の重さに馴染めない人
- 実在の店舗情報と詳細な描写が多く、物語としてサクサク読み進めたい派には情報量が重い人
- 空腹時に読むと朝食の美食描写で強烈な飯テロ被害を受け、食欲を抑えきれなくなる人
良い感想・レビュー
- 実在するお洒落なカフェや純喫茶など、登場する美味しい朝食店の数々とグルメ描写が最高に魅力的だ。実際に行ってみたくなるお勧めガイドとしての実用性も非常に高く、朝食ブームの火付け役に納得した。
- アラサー女性の仕事や恋愛、結婚といったリアルで生々しい悩みと葛藤の描写に強く共感した。決して綺麗事ばかりではない、等身大の女性たちの泥臭い生き方が丁寧に描かれていて、私自身の励みになる。
- 忙しい日々に追われ、適当に済ませがちだった朝の時間を見つめ直し、丁寧に一日を始める姿勢の大切さを教えてくれた。温かい朝食をしっかり食べて生活を整えることへの、モチベーションが凄く高まった。
- マキヒロチ先生の描く、ファッショナブルでスタイリッシュな絵柄や世界観が大好きだ。私服や家具などの細かいお洒落なデザインが生き生きと描かれていて、シティポップ風の優雅な雰囲気に心惹かれる。
- 主人公の麻里子をはじめ、4人のメンバーが葛藤しながらも自立を掴むストーリーが本当に素晴らしい。ただのグルメ漫画に留まらず、自分の人生を自分の足で歩もうとする、骨太な人間ドラマに感動した。
悪い感想・レビュー
- 気楽なグルメ漫画を期待して読むと、登場人物たちのドロドロした生々しい恋愛描写に胃が痛くなる。浮気や離婚、マウンティングなどギスギスした人間関係が多く、読んでいて少し気分が暗くなってしまった。
- 麻里子を筆頭に、キャラクターたちが自立を気取るあまりに自分勝手でわがままに見える言動が不快だった。周囲への態度が少し冷たくて鼻につき、自己肯定感の押し売りのようで素直に応援できなかった。
- 物語の後半に進むにつれて、仕事のキャリアや結婚、離婚といったドロドロした長編ドラマに偏るのが不満だった。初期のような「美味しそうな朝食をただ楽しむシーン」の熱量が下がり、物足りなさを覚えた。
- 精密に写真のように描き込まれた他作のグルメ漫画に比べると、料理のデフォルメされたフラットな作画に物足りなさを感じた。お洒落さはあるが、もう少し料理自体の瑞々しい質感や立体感が欲しかった。
- 主人公たちが常に意識が高く、お洒落な生活へのこだわりが強すぎるため、鼻につくお洒落意識の高さに少し冷めてしまった。どこか飾られたような意識高い系のノリが、私にはどうしても肌に合わなかった。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
実在するお洒落なカフェや純喫茶など、登場する美味しい朝食店の数々とグルメ描写が最高に魅力的だ。実際に行ってみたくなるお勧めガイドとしての実用性も非常に高く、朝食ブームの火付け役に納得した。
気楽なグルメ漫画を期待して読むと、登場人物たちのドロドロした生々しい恋愛描写に胃が痛くなる。浮気や離婚、マウンティングなどギスギスした人間関係が多く、読んでいて少し気分が暗くなってしまった。
アラサー女性の仕事や恋愛、結婚といったリアルで生々しい悩みと葛藤の描写に強く共感した。決して綺麗事ばかりではない、等身大の女性たちの泥臭い生き方が丁寧に描かれていて、私自身の励みになる。
麻里子を筆頭に、キャラクターたちが自立を気取るあまりに自分勝手でわがままに見える言動が不快だった。周囲への態度が少し冷たくて鼻につき、自己肯定感の押し売りのようで素直に応援できなかった。
忙しい日々に追われ、適当に済ませがちだった朝の時間を見つめ直し、丁寧に一日を始める姿勢の大切さを教えてくれた。温かい朝食をしっかり食べて生活を整えることへの、モチベーションが凄く高まった。
物語の後半に進むにつれて、仕事のキャリアや結婚、離婚といったドロドロした長編ドラマに偏るのが不満だった。初期のような「美味しそうな朝食をただ楽しむシーン」の熱量が下がり、物足りなさを覚えた。
マキヒロチ先生の描く、ファッショナブルでスタイリッシュな絵柄や世界観が大好きだ。私服や家具などの細かいお洒落なデザインが生き生きと描かれていて、シティポップ風の優雅な雰囲気に心惹かれる。
精密に写真のように描き込まれた他作のグルメ漫画に比べると、料理のデフォルメされたフラットな作画に物足りなさを感じた。お洒落さはあるが、もう少し料理自体の瑞々しい質感や立体感が欲しかった。
主人公の麻里子をはじめ、4人のメンバーが葛藤しながらも自立を掴むストーリーが本当に素晴らしい。ただのグルメ漫画に留まらず、自分の人生を自分の足で歩もうとする、骨太な人間ドラマに感動した。
主人公たちが常に意識が高く、お洒落な生活へのこだわりが強すぎるため、鼻につくお洒落意識の高さに少し冷めてしまった。どこか飾られたような意識高い系のノリが、私にはどうしても肌に合わなかった。




