レビュー著者: 漫画よしあし
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ナンバMG5 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 剛の「ヤンキーの自分」と「真面目な自分」の間で揺れる葛藤が、コミカルながらも非常に共感できて面白い!家族にバレないように必死で嘘をつき通す姿は、まるでお忍びヒーローを見ているような爽快感があります。
- 難破一家の、ヤンキーだけど家族愛に溢れる絆が本当に素敵です。一見怖そうなお父さんやお兄ちゃんが、剛の嘘(真面目生活)を全く疑わずに応援している姿に、バカバカしさと同時に温かい感動を覚えました。
- 「喧嘩は強いけれど、本当は平和に友達と過ごしたい」という剛の純粋な願いに心打たれました。トラブルを解決するために仕方なく特攻服に着替えるシーンの格好良さは、ヤンキー漫画の醍醐味が詰まっています。
- 親友の島崎や、ヒロインの深雪ちゃんとのやり取りが爽やかで大好きです。剛が自分の正体を隠しながらも、大切な仲間のために命をかけて戦う姿に、本当の「強さ」と「優しさ」の意味を教わった気がします。
- 小沢としお先生の描く、勢いのあるギャグと熱いバトルの緩急が絶妙です。重苦しい暴力描写が少なく、読み終えた後に「明日も頑張ろう」と思えるような、清々しい読後感のある稀有なヤンキー漫画です。
悪い所
- 二重生活の設定を維持するための嘘が、たまに無理がありすぎると感じることも。家族や学校の人間があそこまで鈍感なのは、コメディとしての約束事だとは分かりますが、少し冷めてしまう瞬間もありました。
- 初期のギャグのノリが少し下品というか、人を選ぶ部分があるかもしれません。少年漫画らしいと言えばそうなのですが、もう少し落ち着いたトーンで剛の心理描写を見たいと思う回も正直ありました。
- 物語のパターンが固定化されやすいのが気になりました。「問題が発生→剛が着替えて解決→正体はバレない」の繰り返しが続くと、少しマンネリを感じてしまい、もっと大きな物語の進展を期待してしまいます。
- 特攻服を着た時の剛が強すぎて、どんな強敵が来ても負ける気がしないため、バトルにおける緊張感は少し低めです。強さよりも、正体がバレるかどうかの心理戦の方がメインだと割り切って読む必要があります。
- 画風の変化に伴い、たまにキャラクターの描き分けが甘く感じる回がありました。特に喧嘩のシーンで入り乱れると、誰が誰だか一瞬迷ってしまうことがあったので、もう少し視覚的な個性が欲しかったです。





