レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ボボボーボ・ボーボボ の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ボボボーボ・ボーボボ
完結著者: 澤井啓夫
連載: 週刊少年ジャンプ
評価: 8.4/10
あらすじ
西暦300X年、マルハーゲ帝国の皇帝は全人類を丸坊主にしようと毛狩り隊を各地へ放った。髪の毛の自由を守るため立ち上がったのが、金髪アフロの巨漢ボボボーボ・ボーボボ。鼻毛を自在に操る鼻毛真拳の使い手で、何を考えているのかまるで読めないハジケリストだ。ツッコミ役の少女ビュティ、元ハジケ組親分の首領パッチ、オナラ真拳のヘッポコ丸らを仲間に加え、一行は帝国の拠点を片っ端から潰していく。戦いのはずがいきなり寸劇が始まり、話は脇道へそれ、気づけば何の勝負だったのかもわからなくなる。四天王、旧毛狩り隊、そして故郷を焼いた実兄ビビビービ・ビービビ。考えるだけ無駄だと悟った瞬間に一番おかしくなる、鼻毛で世界を救う大暴走バトル!
この作品が載っている特集
読む前に確認したい相性
向いている人
- 意味の通らない展開を追いかけるのが好きで、筋が通らないほど笑えてくるタイプの読み物を求めている人
- 疲れて頭が働かないときに、何も考えずに笑って気持ちを立て直せる一冊をそばに置いておきたい人
- 昔の少年漫画のパロディやお約束を拾うのが好きで、元ネタが分かるほど笑いどころが増える遊び心を楽しめる人
向いていない人
- 張った伏線がきちんと回収される展開を物語に求めていて、その場の思いつきで話が転がる作りだと落ち着かない人
- 絵柄の粗さや下ネタ寄りの笑いが苦手で、清潔感のある画面で読み進めたい気持ちが強い人
- 登場人物が何を目指して戦うのかがはっきり示される物語を好み、勢いだけで押し切られると置いていかれた気分になる人
良い感想・レビュー
- 落ち込んで身動きが取れなかった時期に、これを読んでは笑って気持ちを立て直していた。意味も理屈も投げ捨てて笑わせにくる強引さが、沈んだ気分を無理やり引っ張り上げてくれる。今でもお守りみたいな一作だ。
- 戦っている最中に登場人物たちがいきなり別の劇を始めるので、毎回とんでもない方向へ話が転がる。バトルの途中で全員が役者になってしまう脱線ぶりに笑いっぱなしで、
- それっぽい伏線が出てきても回収される気配がまるでない。普通なら怒るところなのに、投げっぱなしを笑いの勢いだけで押し切る度胸の前では細かい文句が消えてしまう。
- 絵は雑だと思う。それでも勢いだけで押してくるギャグの密度がすごくて、そうめん流しみたいに次から次へと流れてくる笑いどころを拾うだけで息が切れる。
- 作者の頭の中はどうなっているんだろう、と褒める意味で本気で思った。序盤の畳みかけるようなボケのキレ味は今読んでも尋常じゃない。首領パッチのふざけ方が好きすぎて、出てくるたびに顔がゆるむ。
悪い感想・レビュー
- 一つ一つのギャグはクスッとくるのに、通して読むと何がなんだかわからなくなる。予想を裏切ることしかしないので逆に予想がついてしまうというか、途中から笑う気力が落ちてきた。ついていけない自分が悔しい。
- 序盤の勢いが好きだった分、後半で戦いが中心になってからは間延びして見えた。ギャグを積むより勝敗を追う流れに変わっていくにつれ、自分が面白がっていた要素が薄れていく。
- 絵の粗さがどうしても受け付けなくて、内容も薄く見えてしまった。何より毛を題材にした笑いに漂う不潔さが苦手で、読んでいて気持ちが悪くなる。人気の高さに素直に頷けないまま本を閉じた。
- 好みが分かれるとは聞いていたけれど、私は最後までハマれなかった。何を目的に誰と戦っているのかが掴めないまま場面だけが進んでいくので、どこを面白がればいいのかわからない。相性の問題なのだと思う。
- 連載当時から肌に合わず、アニメを見てもクスリともしなかった。同じ不条理でももっと振り切ってほしくなる中途半端な下品さが引っかかって、俺は最後までノリに乗れないままだった。少数派の自覚はある。










