レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
秘密 -トップ・シークレット- の感想と評価(良いところ、悪いところ)
秘密 -トップ・シークレット-
著者: 清水玲子
連載: MELODY
ジャンル: 警察漫画/SFサスペンス/クライム・ミステリー
評価: 8.7/10
あらすじ
2060年代、死んだ人の脳に残る記憶を映像として引き出す捜査が現実のものになった。警察庁の小さな研究室に集められた捜査官たちは、誰にも見せたくなかったはずの最期の光景を覗き込み、迷宮入りの事件を解いていく。だが他人の心の奥底を暴く行いは、見る側の正気も少しずつ削っていく。かつて仲間を失った室長と、新しく配属された実直な部下。ふたりは猟奇的な殺人から国家を巻き込む陰謀まで、人の悪意が渦を巻く現場へ踏み込んでいく。美しい絵で描かれるからこそ、残酷さも痛みも胸に刺さって離れない。死者が最後まで隠しておきたかった、たったひとつの秘密!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 死んだ人の記憶をたどる捜査という発想に惹かれ、緻密な謎解きを腰を据えて追いたい人
- 美しい絵と重い題材の落差ごと味わいたくて、上司と部下の濃い信頼関係に胸を熱くしたい人
- 事件の裏にある人の弱さや孤独まで描いた物語を、読み終えたあともじっくり噛みしめていたい人
向いていない人
- 殺しの場面やむごたらしい描写が続くのがつらくて、明るく軽い読み心地を求めている人
- 登場人物どうしの入り組んだ好意や情の絡みを避けて、謎解きだけをすっきり味わいたい人
- 一つひとつの事件に救いのある結末を望んでいて、読み終えたあとの重さを引きずりたくない人
良い感想・レビュー
- 絵の美しさと事件の重さの落差に、私は最初のページから飲み込まれました。人がここまで醜くなれるのかと思いながら、室長と部下の濃密な信頼と葛藤からも目が離せません。
- 謎解きの組み立てが緻密で、死んだ人の頭の中を見ていいのかという割り切れなさまで丁寧に描かれている。犯人の身勝手さの奥にある人の業が生々しく、何度でも読み返してしまう。
- 上司としての当たりはきついのに、いざとなれば身体を張って部下を守ります。この怖いのについていきたくなる上司像にやられました。厳しさの裏にある責任感が、読むほど効いてきます。
- 死んだ人の記憶を映像で見るという発想がまず面白い。一人ひとりの心の揺れも細かく描かれていて、互いを気にかけあう相棒同士のやり取りに胸が熱くなった。
- 毎回の事件で明かされるその人だけの隠しごとが、どれも切なくて考えさせられる。愛や孤独、わずかな救いまで描き切っていて、犯罪ものとしても人の物語としても最上位だと思う。
悪い感想・レビュー
- 話も絵も文句なしなのに、事件の中身がえぐくて、読むたびに気持ちを削られる感じが残ります。むごい場面が苦手な人や、心が弱っているときに手を出すのはおすすめしません。
- 好意の向きが入り組んでいて、じっとりした人間模様が鼻についた。謎解きだけをすっきり味わいたい自分には、この濃さがどうしても邪魔に感じられた。
- とにかく暗くて重い。殺される瞬間の怖さや犯人の身勝手な悪意をそのまま見せられるので、読み終わったあとに嫌な気持ちだけが残る回も少なくない。もう少し救いがほしかった。
- 終わりに近づくほど話が大きくなり、政治の駆け引きや組織の存続へ軸が移っていきます。初期の一話ごとに謎が解けていく手ごたえが薄れたのは寂しかったです。
- 主人公の過去の引っ張り方が長く、もやもやを抱えたまま読み進めた。互いを思うほどすれ違ってしまう二人の距離感も、歯がゆさが先に立って落ち着かない場面がある。
良い感想・レビュー
- 絵の美しさと事件の重さの落差に、私は最初のページから飲み込まれました。人がここまで醜くなれるのかと思いながら、室長と部下の濃密な信頼と葛藤からも目が離せません。
- 謎解きの組み立てが緻密で、死んだ人の頭の中を見ていいのかという割り切れなさまで丁寧に描かれている。犯人の身勝手さの奥にある人の業が生々しく、何度でも読み返してしまう。
- 上司としての当たりはきついのに、いざとなれば身体を張って部下を守ります。この怖いのについていきたくなる上司像にやられました。厳しさの裏にある責任感が、読むほど効いてきます。
- 死んだ人の記憶を映像で見るという発想がまず面白い。一人ひとりの心の揺れも細かく描かれていて、互いを気にかけあう相棒同士のやり取りに胸が熱くなった。
- 毎回の事件で明かされるその人だけの隠しごとが、どれも切なくて考えさせられる。愛や孤独、わずかな救いまで描き切っていて、犯罪ものとしても人の物語としても最上位だと思う。
悪い感想・レビュー
- 話も絵も文句なしなのに、事件の中身がえぐくて、読むたびに気持ちを削られる感じが残ります。むごい場面が苦手な人や、心が弱っているときに手を出すのはおすすめしません。
- 好意の向きが入り組んでいて、じっとりした人間模様が鼻についた。謎解きだけをすっきり味わいたい自分には、この濃さがどうしても邪魔に感じられた。
- とにかく暗くて重い。殺される瞬間の怖さや犯人の身勝手な悪意をそのまま見せられるので、読み終わったあとに嫌な気持ちだけが残る回も少なくない。もう少し救いがほしかった。
- 終わりに近づくほど話が大きくなり、政治の駆け引きや組織の存続へ軸が移っていきます。初期の一話ごとに謎が解けていく手ごたえが薄れたのは寂しかったです。
- 主人公の過去の引っ張り方が長く、もやもやを抱えたまま読み進めた。互いを思うほどすれ違ってしまう二人の距離感も、歯がゆさが先に立って落ち着かない場面がある。
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