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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

アフターゴッド の感想と評価(良いところ、悪いところ)

アフターゴッド

アフターゴッド

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著者: 江野朱美

連載: 週刊漫画ゴラク/マンガワン

ジャンル: SFバトル

評価: 8.5/10

あらすじ

日本が「神」と呼ばれる巨大な異形に占拠された世界。神の居場所を知るため、そして家族の仇を討つために戦う少女・和花の物語。圧倒的なスケールで描かれるダークファンタジーの世界観と、予測不能のストーリー展開に翻弄される。神とは何か、人間とは何かを問い直す重厚なテーマ。江野朱美が放つ、美麗かつ残酷な筆致で描かれる衝撃のニューエイジ・ダークファンタジー!

良い所

  • 圧倒的な画力で描かれる「神」の異質さと迫力に、一気に世界観に引き込まれました。既存の神のイメージを覆すようなデザインが本当に素晴らしくて、ページをめくるたびにゾクゾクします。
  • ストーリーが非常に難解で奥深く、読み進めるほどに深まる謎と衝撃の真実から目が離せません。ただのバトル漫画ではなく、宗教や哲学的な問いかけも含まれていて、非常に読み応えがあります。
  • 主人公の和花の、脆さと強さが同居したキャラクター造形が魅力的です。復讐という重いテーマを扱いながらも、彼女の成長と決意が丁寧に描かれていて、最後まで見届けたいと思わせてくれます。
  • カラーページの美しさと、モノクロページの線の密度の高さに圧倒されます。独特の言語センスや演出も相まって、唯一無二の幻想的な雰囲気を醸し出しており、芸術性の高い作品だと感じました。
  • 神を「殺す」という不敬な目的を持ちながら、その神に魅入られていく人々の狂気がリアルに伝わってきます。予測不能のサスペンス要素もあり、毎巻新しい衝撃を与えてくれる素晴らしい傑作です。

悪い所

  • 設定がかなり複雑で抽象的な表現も多いため、一度読んだだけでは内容を把握しきれない難解さがあります。ライトなファンタジーを求めている人には、少し敷居が高く感じられてしまうかもしれません。
  • 描写がかなり残酷でグロテスクなシーンも多々あるため、生理的な嫌悪感を感じてしまう可能性があります。非常に人を選ぶ作品で、私にはこのダークすぎる世界観が少し重くてしんどかったです。
  • 登場人物たちの言動が時折支離滅裂というか、感情の起伏が激しすぎて感情移入しづらい場面がありました。物語の勢いは凄いのですが、もう少し論理的なキャラクターの掘り下げが欲しかったです。
  • 物語のテンポが少し独特で、説明不足のまま話がどんどん進んでいく不親切さを感じることがありました。読み手の想像力に委ねられる部分が大きすぎて、少し置いてけぼりになった気分です。
  • カラーページの鮮やかさに惹かれて読み始めましたが、本編の陰鬱とした空気感とのギャップに少し戸惑いました。もっと救いのある展開を期待していましたが、徹底したダークさに心が折れそうです。

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